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鉄TeX における和文フォントの設計と使用例

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\documentclass[a4j,10pt,twoside,]{tetsujsarticle}
\usepackage{tetsuchem}
\newif\iffinal

\finaltrue

\iffinal
\usepackage{tetsuhyperref}
\fi

\pagestyle{headings}

\setcounter{tocdepth}{3}
\makeatletter

\併用ヒラギノ[lmc=標準ゴシックN,mc=標準明朝N,gt=標準ゴシックN,bf=標準太明朝N,bgt=標準太ゴシックN,mg=小塚明朝-R,ebgt=標準特太ゴシックN]
\ifElCapitan
  \addMapLine{hiramaru-w4}{Identity}{:2:HiraginoSans-W3.ttc}% \hmgfamily をヒラギノ角ゴPro W3に。
\else
  \addMapLine{hiramaru-w4}{Identity}{HiraKakuPro-W3}% \hmgfamily をヒラギノ角ゴPro W3に。
\fi

\title{鉄\TeX における和文フォントの設計と使用例}
\author{寺田 侑祐\footnote{\ltt{yterada@tetsuryokukai.com},鉄緑会\TeX 科}}

\newcounter{tab}
\def\cap#1{\refstepcounter{tab}表\arabic{tab}\ihspace{1zw}#1\label{#1}\nopagebreak\br{.5}}

\def\grid{\hamidasi(0zw,-.12zw-.25pt)[L]{%
  \begin{tikzpicture}[x=\Cwd,y=\Cwd]%
    \foreach \x in {0, 1, ..., 45} {%
      \draw[color=blue!30!white, line width=.25pt] (\x,0) rectangle +(.5,1);
      \draw[color=blue!30!white, line width=.25pt, fill=blue!15!white] (\x+0.5,0) rectangle +(.5,1);
    }%
  \end{tikzpicture}%
}}

\begin{document}

\maketitle

\begin{abstract}
本書は,鉄\TeX における和文フォントの仕様がどのような考え方の下に設計されているかを解説するとともに,搭載されている和文フォントの一覧およびその出力方法を提供する。鉄\TeX の和文フォントの仕様が一貫した思想の下に設計されていることが理解して頂けると思う。また本書は,和文フォントの表現力やその制限を理解し,読者が\TeX で和文フォントのもつ可能性を最大限引き出すための一助となるであろう。
\end{abstract}




\tableofcontents


\newpage


\section{和文フォントの2つの地位}

鉄\TeX では,和文フォントを\gb{基本フォント}と\gb{追加フォント}という2種類の地位に分類して考える。

両者は,想定されている使い方や,フォントの設定方法が異なる。
鉄\TeX で「ある和文フォントを使いたい」という願望を抱いたとき,それがどちらのレベルでの使い方を求めているのかを自ら判断し,適切な対処を選ばなければならない。

また,追加フォントにはいくつかの機能上の制約が存在する。追加フォント使用時にはその制約にも留意しながら使わなければならない。


\section{基本書体と基本フォント}

\subsection{基本書体}


\gb{基本書体}とは,本文の組版に主として使うための書体である。
鉄\TeX では,次の7種類の書体が基本書体として利用可能となっている。


\begin{center}
\cap{基本7書体}

\begin{tabular}{lll}\hlineb
\gb{書体名} & \gb{宣言型出力命令} & \gb{関数型出力命令} \\\hline
細明朝体 & \verb/\lmcfamily, \lttfamily/ & \verb/\lmc{}, \ltt{}/ \\
明朝体 & \verb/\mcfamily/ & \verb/\mc{}/ \\
太明朝体 & \verb/\bfseries/ & \verb/\bf{}/ \\
ゴシック体 & \verb/\gtfamily, \gbfamily, \sffamily, \ttfamily/ & \verb/\gt{}, \gb{}, \sf{}, \tt{}/ \\
太ゴシック体 & \verb/\bgtfamily, \bgbfamily/ & \verb/\bgt{}, \bgb{}/ \\
丸ゴシック体 & \verb/\mgfamily, \mgbfamily/ & \verb/\mg{}/\footnote{\mtt{tetsuchem.sty} をロードしている場合は,\mtt{\\mg} は単位 mg に割り当てられているので,代わりに \mtt{\\textmg} を使う必要がある。}\verb/, \mgb{}/ \\
特太ゴシック体 & \verb/\ebgtfamily, \ebgbfamily/ & \verb/\ebgt{}, \ebgb{}/ \\\hlineb
\end{tabular}
\end{center}

\br1

注意されたいのは,上記の「ゴシック体」などといった「書体」の名称は,「ヒラギノ角ゴシック」などの具体的な「フォント」を意味しているのではないという点である。
各「書体」は,言わば「スロット」のように考えるとよい。各基本書体に対して,具体的なフォントを自由に割り当てることができる。その際,例えば基本書体「明朝体」に割り当てるフォントは,必ずしも「本当に明朝体のフォント」である必要はない。極論すれば,「ゴシック体」として「ヒラギノ明朝」,「明朝体」として「ヒラギノ角ゴシック」を割り当てることも可能である。その場合,通常の本文はヒラギノ角ゴシックで組まれ,\verb/\gt{}/ をかぶせた部分だけがヒラギノ明朝で出力されることになる。

\subsection{基本フォント}\label{基本フォント}

基本書体として使用可能な和文フォントを,鉄\TeX では\gb{基本フォント}と呼び,その他の和文フォント(追加フォント)よりも高い地位を与えている。基本書体としては,(ポップ系ではないという意味で)比較的「真面目で硬いフォント」であり,かつ多くの漢字・記号を含む,収録グリフ数の多いフォントが選ばれている。そのようなフォントは,どのような文字・文章に対しても体裁を大きく崩すことなく組版することができるので,本文組版フォントとして頼りになるフォントである。

基本フォントとして使用可能なフォントは次の通りである。

\begin{center}
\cap{基本フォント(ヒラギノ系,OS X 10.11 El Capitan 以降)}

\begin{tabular}{ll}\hlineb
\gb{フォント名} & \gb{鉄\TeX におけるフォント指定子} \\\hline
ヒラギノ明朝 W3 & \tt{HiraginoSerif-W3} / \tt{HiraginoSerifN-W3} \\
ヒラギノ明朝 W6 & \tt{HiraginoSerif-W6} / \tt{HiraginoSerifN-W6} \\
ヒラギノ角ゴシック W0 & \tt{HiraginoSans-W0} / \tt{HiraginoSansN-W0} \\
ヒラギノ角ゴシック W1 & \tt{HiraginoSans-W1} / \tt{HiraginoSansN-W1} \\
ヒラギノ角ゴシック W2 & \tt{HiraginoSans-W2} / \tt{HiraginoSansN-W2} \\
ヒラギノ角ゴシック W3 & \tt{HiraginoSans-W3} / \tt{HiraginoSansN-W3} \\
ヒラギノ角ゴシック W4 & \tt{HiraginoSans-W4} / \tt{HiraginoSansN-W4} \\
ヒラギノ角ゴシック W5 & \tt{HiraginoSans-W5} / \tt{HiraginoSansN-W5} \\
ヒラギノ角ゴシック W6 & \tt{HiraginoSans-W6} / \tt{HiraginoSansN-W6} \\
ヒラギノ角ゴシック W7 & \tt{HiraginoSans-W7} / \tt{HiraginoSansN-W7} \\
ヒラギノ角ゴシック W8 & \tt{HiraginoSans-W8} / \tt{HiraginoSansN-W8} \\
ヒラギノ角ゴシック W9 & \tt{HiraginoSans-W9} / \tt{HiraginoSansN-W9} \\
ヒラギノ丸ゴ W4 & \tt{HiraginoSansR-W4} / \tt{HiraginoSansRN-W4} \\
%RomanHiraMin-W3 & \tt{鉄緑明朝} / \tt{鉄緑明朝N} \\
%RomanHiraKaku-W4 & \tt{鉄緑ゴシック} / \tt{鉄緑ゴシックN} \\
%RomanHiraKaku-W6 & \tt{鉄緑太ゴシック} / \tt{鉄緑太ゴシックN} \\
%RomanHiraMaru-W4 & \tt{鉄緑丸ゴシック} / \tt{鉄緑丸ゴシックN} \\
\hlineb
\end{tabular}

\allowbreak\br{2}

\cap{基本フォント(ヒラギノ系,OS X 10.10 Yosemite 以前)}

\xkanjiskip0pt
\begin{tabular}{ll}\hlineb
\gb{フォント名} & \gb{鉄\TeX におけるフォント指定子} \\\hline
ヒラギノ明朝 W3 & \tt{標準明朝} / \tt{標準明朝N} \\
ヒラギノ明朝 W6 & \tt{標準太明朝} / \tt{標準太N} \\
ヒラギノ角ゴ W1 & \tt{標準極細ゴシック} / \tt{標準極細ゴシックN} \\
ヒラギノ角ゴ W2 & \tt{標準細ゴシック} / \tt{標準細ゴシックN} \\
ヒラギノ角ゴ W3 & \tt{標準ゴシック} / \tt{標準ゴシックN} \\
ヒラギノ角ゴ W6 & \tt{標準太ゴシック} / \tt{標準太ゴシックN} \\
ヒラギノ角ゴ W8 & \tt{標準特太ゴシック} / \tt{標準特太ゴシックN} \\
ヒラギノ角ゴ W8 & \tt{標準特太ゴシック} / \tt{標準特太ゴシックN} \\
ヒラギノ丸ゴ W4 & \tt{標準丸ゴシック} / \tt{標準丸ゴシックN} \\
\hlineb
\end{tabular}

\allowbreak\br{2}

\cap{基本フォント(非ヒラギノ系,macOS 10.12 Sierra 以降)}

\noindent\この幅に収まるように{\linewidth}{%
\begin{tabular}{ll}\hlineb
\gb{フォント名} & \gb{鉄\TeX におけるフォント指定子} \\\hline
游明朝 エクストラボールド& \tt{游特太明朝+36ポかな} \\
游明朝+36ポかな  エクストラボールド & \tt{游特太明朝+36ポかな} \\
游教科書 ミディアム & \tt{游教科書体} \\
游教科書 デミボールド & \tt{游太教科書体} \\
游教科書 横用 ミディアム & \tt{游教科書体横用} \\
游教科書 横用 デミボールド & \tt{游太教科書体横用} \\
凸版文久明朝 レギュラー & \tt{凸版文久明朝レギュラー(N)} \\
凸版文久ゴシック レギュラー & \tt{凸版文久ゴシックレギュラー(N)} \\
凸版文久ゴシック デミボールド & \tt{凸版文久ゴシックデミボールド(N)}\\
凸版文久見出し明朝 エクストラボールド & \tt{凸版文久見出し明朝エクストラボールド(N)}\\
凸版文久見出しゴシック エクストラボールド & \tt{凸版文久見出しゴシックエクストラボールド(N)}\\
\hlineb
\end{tabular}}



\allowbreak\br{2}

\cap{基本フォント(非ヒラギノ系,OS X 10.11 El Capitan 以降)}

\begin{tabular}{ll}\hlineb
\gb{フォント名} & \gb{鉄\TeX におけるフォント指定子} \\\hline
游明朝+36ポかな ミディアム & \tt{游明朝+36ポかな} \\
游明朝+36ポかな デミボールド & \tt{游太明朝+36ポかな} \\
クレー ミディアム & \tt{Klee-Medium} / \tt{KleeN-Medium} \\
クレー デミボールド & \tt{Klee-Demibold} / \tt{KleeN-Demibold} \\
筑紫A丸ゴシック レギュラー & \tt{TsukushiAMaruGothic-Regular} / \tt{TsukushiAMaruGothicN-Regular} \\
筑紫A丸ゴシック ボールド & \tt{TsukushiAMaruGothic-Bold} / \tt{TsukushiAMaruGothicN-Bold} \\
筑紫B丸ゴシック レギュラー & \tt{TsukushiBMaruGothic-Regular} / \tt{TsukushiBMaruGothicN-Regular} \\
筑紫B丸ゴシック ボールド & \tt{TsukushiBMaruGothic-Bold} / \tt{TsukushiBMaruGothicN-Bold} \\
\hlineb
\end{tabular}

\allowbreak\br{2}

\cap{基本フォント(非ヒラギノ系,OS X 10.9 Mavericks 以降)}

\begin{tabular}{ll}\hlineb
游明朝 ミディアム & \tt{游明朝} / \tt{游明朝N} \\
游明朝 デミボールド & \tt{游太明朝} / \tt{游太明朝N} \\
游ゴシック ミディアム & \tt{游ゴシック} / \tt{游ゴシックN} \\
游ゴシック ボールド & \tt{游太ゴシック} / \tt{游太ゴシックN} \\
\hlineb
\end{tabular}

\allowbreak\br{2}


\cap{基本フォント(源ノフォント,全OS共通)}

\begin{tabular}{ll}\hlineb
%Noto Sans Thin & \tt{NotoSansThin} \\
%Noto Sans Light & \tt{NotoSansLight} \\
%Noto Sans DemiLight & \tt{NotoSansDemiLight} \\
%Noto Sans Regular & \tt{NotoSansRegular} \\
%Noto Sans Medium & \tt{NotoSansMedium} \\
%Noto Sans Bold & \tt{NotoSansBold} \\
%Noto Sans Black & \tt{NotoSansBlack} \\
源ノ明朝 ExtraLight & \tt{SourceHanSerifExtraLight} \\
源ノ明朝 Light & \tt{SourceHanSerifLight} \\
源ノ明朝 Regular & \tt{SourceHanSerifRegular} \\
源ノ明朝 Medium & \tt{SourceHanSerifMedium} \\
源ノ明朝 SemiBold & \tt{SourceHanSerifSemiBold} \\
源ノ明朝 Bold & \tt{SourceHanSerifBold} \\
源ノ明朝 Heavy & \tt{SourceHanSerifHeavy} \\
源ノ角ゴシック ExtraLight & \tt{SourceHanSansExtraLight} \\
源ノ角ゴシック Light & \tt{SourceHanSansLight} \\
源ノ角ゴシック Normal & \tt{SourceHanSansNormal} \\
源ノ角ゴシック Regular & \tt{SourceHanSansRegular} \\
源ノ角ゴシック Medium & \tt{SourceHanSansMedium} \\
源ノ角ゴシック Bold & \tt{SourceHanSansBold} \\
源ノ角ゴシック Heavy & \tt{SourceHanSansHeavy} \\
\hlineb
\end{tabular}


\allowbreak\br{2}

\cap{基本フォント(原ノ味フォント,全OS共通)}

\begin{tabular}{ll}\hlineb
原ノ味明朝 ExtraLight & \tt{HaranoAjiMinchoExtraLight(N)} \\
原ノ味明朝 Light & \tt{HaranoAjiMinchoLight(N)} \\
原ノ味明朝 Regular & \tt{HaranoAjiMinchoRegular(N)} \\
原ノ味明朝 Medium & \tt{HaranoAjiMinchoMedium(N)} \\
原ノ味明朝 SemiBold & \tt{HaranoAjiMinchoSemiBold(N)} \\
原ノ味明朝 Bold & \tt{HaranoAjiMinchoBold(N)} \\
原ノ味明朝 Heavy & \tt{HaranoAjiMinchoHeavy(N)} \\
原ノ味ゴシック ExtraLight & \tt{HaranoAjiGothicExtraLight(N)} \\
原ノ味ゴシック Light & \tt{HaranoAjiGothicLight(N)} \\
原ノ味ゴシック Normal & \tt{HaranoAjiGothicNormal(N)} \\
原ノ味ゴシック Regular & \tt{HaranoAjiGothicRegular(N)} \\
原ノ味ゴシック Medium & \tt{HaranoAjiGothicMedium(N)} \\
原ノ味ゴシック Bold & \tt{HaranoAjiGothicBold(N)} \\
原ノ味ゴシック Heavy & \tt{HaranoAjiGothicHeavy(N)} \\
\hlineb
\end{tabular}


\allowbreak\br{2}

\cap{基本フォント(小塚系,全OS共通)}

\begin{tabular}{ll}\hlineb
小塚明朝 Extra Light & \tt{小塚明朝-EL} / \tt{小塚明朝N-EL} \\
小塚明朝 Light & \tt{小塚明朝-L} / \tt{小塚明朝N-L} \\
小塚明朝 Regular & \tt{小塚明朝-R} / \tt{小塚明朝N-R} \\
小塚明朝 Medium & \tt{小塚明朝-M} / \tt{小塚明朝N-M} \\
小塚明朝 Bold & \tt{小塚明朝-B} / \tt{小塚明朝N-B} \\
小塚明朝 Heavy & \tt{小塚明朝-H} / \tt{小塚明朝N-H} \\
小塚ゴシック Extra Light & \tt{小塚ゴシック-EL} / \tt{小塚ゴシックN-EL} \\
小塚ゴシック Light & \tt{小塚ゴシック-L} / \tt{小塚ゴシックN-L} \\
小塚ゴシック Regular & \tt{小塚ゴシック-R} / \tt{小塚ゴシックN-R} \\
小塚ゴシック Medium & \tt{小塚ゴシック-M} / \tt{小塚ゴシックN-M} \\
小塚ゴシック Bold & \tt{小塚ゴシック-B} / \tt{小塚ゴシックN-B} \\
小塚ゴシック Heavy & \tt{小塚ゴシック-H} / \tt{小塚ゴシックN-H} \\
\hlineb
\end{tabular}

\allowbreak\br{2}

\cap{基本フォント(モリサワ系,全OS共通)}

\begin{tabular}{ll}\hlineb
リュウミン Light & \tt{リュウミン} \\
太ミン A101 & \tt{太ミン} \\
中ゴシック BBB Medium & \tt{中ゴシック} \\
太ゴ B101 & \tt{太ゴ} \\
見出ゴ MB31 & \tt{見出ゴ} \\
じゅん & \tt{じゅん} \\
\hlineb
\end{tabular}
\end{center}


\br1

\subsubsection{フォント指定子における``N''の有無}

第\ref{基本フォント}節の表には,各フォントに対し,``N''の有無によって2種類のフォント指定子が用意されている(源ノ角ゴシック,游明朝+36ポかな,游教科書を除く)。これは,\gt{JIS90字形とJIS2004字形}の違いである。詳しくは第\ref{section:JIS90字形とJIS2004字形}節や付録\ref{JIS90字形とJIS2004字形の比較,CIDコードの一覧}を参照されたい。とりあえずは,\gt{``N''付きの方を指定しておけば問題ない}と考えておいてよい。


\subsubsection{ヒラギノ角ゴW1, W2の使えるマシン}

ヒラギノ角ゴW1, W2は,OS X 10.10 Yosemite から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。

\subsubsection{ヒラギノ角ゴW0, W4, W5, W7, W9の使えるマシン}

ヒラギノ角ゴW0, W4, W5, W7, W9は,OS X 10.11 El Capitan から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。

\subsubsection{クレー,筑紫フォントの使えるマシン}

クレー,筑紫フォントは,OS X 10.11 El Capitan から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。

\subsubsection{游明朝・游ゴシックの使えるマシン}\label{游明朝・游ゴシックの使えるマシン}

游明朝,游ゴシックは,OS X 10.9 Mavericks から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。

\subsubsection{游明朝+36ポかなの使えるマシン}

游明朝+36ポかなは,OS X 10.11 El Capitan から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。

\subsubsection{游明朝(+36ポかな)エクストラボールド・游教科書・凸版文久の使えるマシン}

游明朝(+36ポかな)のエクストラボールド,游教科書,凸版文久の各フォントは,macOS 10.12 Sierra から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。

\subsubsection{小塚フォントの使えるマシン}\label{小塚フォントの使えるマシン}

小塚フォント(より正確には,鉄\TeX で用いている小塚 Pr6N フォント)は,Illustrator(やPhotoshopをはじめとするAdobeアプリケーション)のCS5以降を購入すると,付属でインストールされる。
また,最近の Adobe Creative Cloud をインストールしている場合,Adobe Fonts (Adobe Typekit) という仕組みが用意されている。Adobe Fonts 上には多数のフォントがリストアップされており,各フォントを「アクティベート」すると,フォントがマシンにダウンロードされてきて使用できるような仕組みになっている。それらのいずれかの方法を用いて小塚フォントがインストールされていないマシンでは,小塚フォントは使えない。

\subsubsection{モリサワフォントの使えるマシン}\label{モリサワフォントの使えるマシン}

モリサワフォントを使うには,Adobe Creative Cloud をインストールしている場合,Adobe Fonts が使える。Adobe Fonts 上で次の6フォントを「アクティベート」しておけば,鉄\TeX でモリサワフォントが使えるようになる。

\begin{箇条書き}
\item A-OTF リュウミン Pr6N
\item A-OTF 太ミンA101 Pr6N
\item A-OTF 中ゴシックBBB Pr6N
\item A-OTF 太ゴB101 Pr6N
\item A-OTF 見出ゴMB31 Pr6N
\item A-OTF じゅん Pro
\end{箇条書き}





%\subsubsection{Roman〜 フォントの特徴と制限}\label{Roman〜フォントの特徴と制限}
%
%Roman〜 という名前がついたフォント(フォント指定子の名前は\gt{鉄緑〜})は,ヒラギノをベースに字形をカスタマイズしたフォントで,標準のヒラギノに比べて次のようなメリットとデメリットを持っている。
%
%\br1
%
%\noindent \gt{【Roman〜 フォントのヒラギノに対するメリット】}\nopagebreak
%
%\begin{箇条書き}
%\item ローマ数字の上下がつながる。
%\item 通常のゴシック体(RomanHiraKaku-W4)は,ヒラギノ角ゴW3に比べて少し太く目立ちやすい。
%\end{箇条書き}
%
%\noindent \gt{【Roman〜 フォントのヒラギノに対するデメリット】}\nopagebreak
%
%\begin{箇条書き}
%\item 収録グリフの範囲がAdobe-Japan1-4と少なく,「Adobe-Japan1-5範囲に含まれるがAdobe-Japan1-4範囲に含まれない4,873字の文字(付録\ref{Adobe-Japan1-4 には含まれず Adobe-Japan1-5 に含まれる文字一覧}参照)が出力できない。\footnote{``Adobe-Japan1-5''などというのは,Adobeが定めている和文文字の通し番号(\gt{CIDコード})である。
%\gt{CIDフォント}は,この番号に従って全てのグリフ(字形)を別々に管理している。例えば,
%\CID{6930}\CID{13407}\CID{14241}\CID{14242}\CID{14243}\CID{14244}\CID{14245}\CID{14246}\CID{14247}\CID{14248}\CID{14249}\CID{14250}\CID{14251}\CID{14252}\CID{20233}%
%\CID{6929}\CID{14235}\CID{14236}\CID{14237}\CID{14238}\CID{14239}\CID{14240}\CID{20234}%
%のような怒濤の異体字には,全て別々のCIDコードが割り振られている。なお本書では,CIDコードを直接入力(\mtt{\\CID\{\}})することによって,この怒濤の異体字を区別して出力している。
%
%Adobe-Japan 規格に収録されたグリフのCIDコード一覧は,付録\ref{AJ1CID一覧}で調べることができる。
%}
%\item JIS2004字形で用いたとき,JIS2004字形がAdobe-Japan1-4範囲に入っていない40文字(\CID{1243}\CID{2085}\CID{4368}\CID{1402}\CID{14541}\CID{3086}\CID{5020}\CID{3538}\CID{2523}\CID{1998}\CID{1662}\CID{14762}\CID{3832}\CID{5628}\CID{2059}\CID{5704}\CID{5707}\CID{5741}\CID{5937}\CID{1666}\CID{5976}\CID{4036}\CID{3822}\CID{1791}\CID{6258}\CID{6325}\CID{6481}\CID{6510}\CID{6537}\CID{6662}\CID{8625}\CID{3505}\CID{3251}\CID{1494}\CID{1892}\CID{1850}\CID{3628}\CID{3379}\CID{2171}\CID{15319})については,JIS2004字形では出力できないため,JIS90字形で出力される。すなわち,JIS2004字形への対応が完全でない。\footnote{ただし,付録\ref{筆押さえ}に述べる歴史的事情により,ここに挙げた35字のうちいくつかは,ヒラギノでは元々JIS90字形とJIS2004字形の区別がなく同一の字形を持っている。そのような文字については,ヒラギノにおいてはJIS2004字形に対応する・しないは無関係に,1種類の字形しか存在しない。}
%%%%%\item \verb/\gt{}/ として RomanHiraKaku-W4 を使うと,その中で欧文文字を使ったときに,その欧文文字の末尾で文字幅のずれが起こり,文字の重なりが起こる。
%\end{箇条書き}

%最も顕著な違いのある,ヒラギノ角ゴW3とRomanHiraKaku-W4の組版結果を \verb/\gt{}/ として使った場合同士を比較してみよう。
%
%
%\begin{枠囲み}{}
%\noindent \makebox[10.5zw][l]{\lmcfamily\hmgfamily ヒラギノ角ゴW3}\makebox[1zw][c]{:}\hspace{.5zw}\mbox{\lmc{\hmgfamily 数学Ⅲと硫酸銅\ajKakkoRoman{2}をMac OS X 10.9.1 (Mavericks) Developer Preview Versionで使用⌘。}}
%
%\noindent \makebox[10.5zw][l]{\gtfamily RomanHiraKaku-W4}\makebox[1zw][c]{:}\hspace{.5zw}\mbox{\gt{数学Ⅲと硫酸銅\ajKakkoRoman{2}をMac OS X 10.9.1 (Mavericks) Developer Preview Versionで使用⌘。}}
%\end{枠囲み}
%
%このように,RomanHiraKaku-W4を使うと,ヒラギノ角ゴW3に比べて文字が太くて目立ちやすい,ローマ数字の上下がつながるというメリットがある一方,欧文から和文に戻るところで文字の重なりが起きやすい,一部の文字が出力できず欠けてしまうという問題が存在することがわかる。
%
%なお,文字幅・太さの違いに伴う問題が存在するのはヒラギノ角ゴW3とRomanHiraKaku-W4の間だけで,他のペア,すなわち
%\begin{箇条書き}
%\item ヒラギノ明朝W3 と RomanHiraMin-W3
%\item ヒラギノ角ゴW6 と RomanHiraKaku-W6
%\item ヒラギノ丸ゴW4 と RomanHiraMaru-W4
%\end{箇条書き}
%\noindent は,ローマ数字の上下のつながりと,収録グリフ数の違いしか差異はない。
%
%\subsubsection{\mtt{\\gt\{\}} として RomanHiraKaku-W4 を使った場合の文字の重なりを防ぐ方法}
%
%上述の「文字の重なり」問題を防ぐために,「\mtt{\\gt\{\}} 中の欧文文字だけは RomanHiraKaku-W4 ではなくヒラギノ角ゴW3の従属欧文文字を使う」という解決策をとることもできる。その場合は次のように宣言することで,\mtt{\\gt\{\}} 中の欧文文字のフォントをヒラギノ角ゴW3に変更すればよい。
%
%\begin{jquotation}(3zw)[5pt]
%\verb/\addMapLine{hirakaku-w3}{Identity}{HiraKakuProN-W3.otf}/
%\end{jquotation}
%
%先程の例に加えて比較してみると次の通り。
%\begin{枠囲み}{}
%\noindent \makebox[10.5zw][l]{\lmcfamily\hmgfamily ヒラギノ角ゴW3}\makebox[1zw][c]{:}\hspace{.5zw}\mbox{\lmc{\hmgfamily 数学Ⅲと硫酸銅\ajKakkoRoman{2}をMac OS X 10.9.1 (Mavericks) Developer Preview Versionで使用⌘。}}
%
%\noindent \makebox[10.5zw][l]{\gtfamily RomanHiraKaku-W4}\makebox[1zw][c]{:}\hspace{.5zw}\mbox{\gt{数学Ⅲと硫酸銅\ajKakkoRoman{2}をMac OS X 10.9.1 (Mavericks) Developer Preview Versionで使用⌘。}}
%
%\noindent \makebox[10.5zw][l]{\gtfamily 混合使用}\makebox[1zw][c]{:}\hspace{.5zw}\mbox{\gt{数学Ⅲと硫酸銅\ajKakkoRoman{2}を}\lmc{\hmgfamily Mac OS X 10.9.1 (Mavericks) Developer Preview Version}\gt{で使用⌘。}}
%\end{枠囲み}





\subsection{基本書体と基本フォントの対応の設定法その1:一括変更}

基本7書体を,典型的な基本フォントの組み合わせにセットするためのプリセットを収録した,一括変更命令が用意されている。


\subsubsection{基本書体一括変更命令の一覧}\label{基本書体一括変更命令の一覧}

次の表は,基本書体一括変更命令の一覧である。フォント名は,第\ref{基本フォント}節の表に示した基本フォント指定子で表現されている。

\begin{center}
\ttfamily

\cap{基本書体一括変更命令の一覧(ヒラギノ系,OS X 10.11 El Capitan 以降)}


\scalebox{.68}[.8]{\xkanjiskip0pt%
\begin{tabular}{llllllll}\hlineb
\gb{命令名} & \gb{細明朝} & \gb{明朝} & \gb{太明朝} & \gb{ゴシック} & \gb{太ゴシック} & \gb{丸ゴシック} & \gb{特太ゴシック}\\\hline
\mtt{\\標準ヒラギノ} & HiraginoSerif-W3 & HiraginoSerif-W3 & HiraginoSerif-W6 & HiraginoSans-W3 & HiraginoSans-W6 & HiraginoSansR-W4 & HiraginoSans-W8 \\
\mtt{\\標準ヒラギノN} & HiraginoSerifN-W3 & HiraginoSerifN-W3 & HiraginoSerifN-W6 & HiraginoSansN-W3 & HiraginoSansN-W6 & HiraginoSansRN-W4 & HiraginoSansN-W8 \\
\mtt{\\鉄緑ヒラギノ} & HiraginoSerif-W3 & HiraginoSerif-W3 & HiraginoSerif-W6 & HiraginoSans-W4 & HiraginoSans-W6 & HiraginoSansR-W4 & HiraginoSans-W8 \\
\mtt{\\鉄緑ヒラギノN} & HiraginoSerifN-W3 & HiraginoSerifN-W3 & HiraginoSerifN-W6 & HiraginoSansN-W4 & HiraginoSansN-W6 & HiraginoSansRN-W4 & HiraginoSansN-W8 \\
\hlineb
\end{tabular}}

\allowbreak\br{2}

\cap{基本書体一括変更命令の一覧(ヒラギノ系,OS X 10.10 Yosemite 以前)}


\scalebox{.85}{\xkanjiskip0pt%
\begin{tabular}{llllllll}\hlineb
\gb{命令名} & \gb{細明朝} & \gb{明朝} & \gb{太明朝} & \gb{ゴシック} & \gb{太ゴシック} & \gb{丸ゴシック} & \gb{特太ゴシック}\\\hline
\mtt{\\標準ヒラギノ} & 標準明朝 & 標準明朝 & 標準太明朝 & 標準ゴシック & 標準太ゴシック & 標準丸ゴシック & 標準特太ゴシック \\
\mtt{\\標準ヒラギノN} & 標準明朝N & 標準明朝N & 標準太明朝N & 標準ゴシックN & 標準太ゴシックN & 標準丸ゴシックN & 標準特太ゴシックN \\
\mtt{\\鉄緑ヒラギノ} & 標準明朝 & 標準明朝 & 標準太明朝 & SourceHanSansRegular & 標準太ゴシック & 標準丸ゴシック & 標準特太ゴシック \\
\mtt{\\鉄緑ヒラギノN} & 標準明朝N & 標準明朝N & 標準太明朝N & SourceHanSansRegular & 標準太ゴシックN & 標準丸ゴシックN & 標準特太ゴシックN \\
\hlineb
\end{tabular}}

\allowbreak\br{2}

\cap{基本書体一括変更命令の一覧(非ヒラギノ系,OS X 10.9 Mavericks 以降)}

\scalebox{.85}{\xkanjiskip0pt%
\begin{tabular}{llllllll}\hlineb
\gb{命令名} & \gb{細明朝} & \gb{明朝} & \gb{太明朝} & \gb{ゴシック} & \gb{太ゴシック} & \gb{丸ゴシック} & \gb{特太ゴシック}\\\hline
\mtt{\\游} & 游明朝 & 游明朝 & 游太明朝 & 游ゴシック & 游太ゴシック & 標準丸ゴシック & 標準特太ゴシック \\
\mtt{\\游N} & 游明朝N & 游明朝N & 游太明朝N & 游ゴシックN & 游太ゴシックN & 標準丸ゴシックN & 標準特太ゴシックN \\
\hlineb
\end{tabular}}

\allowbreak\br{2}

\cap{基本書体一括変更命令の一覧(非ヒラギノ系,macOS 10.12 Sierra 以降)}

\noindent\この幅に収まるように{\linewidth}{%
\xkanjiskip0pt%
\begin{tabular}{llllllll}\hlineb
\gb{命令名} & \gb{細明朝} & \gb{明朝} & \gb{太明朝} & \gb{ゴシック} & \gb{太ゴシック} & \gb{丸ゴシック} & \gb{特太ゴシック}\\\hline
\mtt{\\凸版文久} & 凸版文久明朝レギュラー & 凸版文久明朝レギュラー & 凸版文久太明朝見出し明朝エクストラボールド & 凸版文久ゴシックレギュラー & 凸版文久太ゴシックデミボールド & 標準丸ゴシック & 凸版文久見出しゴシックエクストラボールド \\
\mtt{\\凸版文久N} & 凸版文久明朝レギュラーN & 凸版文久明朝レギュラーN & 凸版文久太明朝見出し明朝エクストラボールドN & 凸版文久ゴシックレギュラーN & 凸版文久太ゴシックデミボールドN & 標準丸ゴシックN & 凸版文久見出しゴシックエクストラボールドN \\
\hlineb
\end{tabular}}

\allowbreak\br{2}

\cap{基本書体一括変更命令の一覧(原ノ味フォント,全OS共通)}

\noindent\この幅に収まるように{\linewidth}{%
\xkanjiskip0pt%
\begin{tabular}{llllllll}\hlineb
\gb{命令名} & \gb{細明朝} & \gb{明朝} & \gb{太明朝} & \gb{ゴシック} & \gb{太ゴシック} & \gb{丸ゴシック} & \gb{特太ゴシック}\\\hline
\mtt{\\原ノ味} & HaranoAjiMinchoLight & HaranoAjiMinchoRegular & HaranoAjiMinchoBold & HaranoAjiGothicMedium & HaranoAjiGothicBold & 標準丸ゴシック & HaranoAjiGothicHeavy \\
\mtt{\\原ノ味N} & HaranoAjiMinchoLightN & HaranoAjiMinchoRegularN & HaranoAjiMinchoBoldN & HaranoAjiGothicMediumN & HaranoAjiGothicBoldN & 標準丸ゴシックN & HaranoAjiGothicHeavyN \\
\hlineb
\end{tabular}}



\allowbreak\br{2}

\cap{基本書体一括変更命令の一覧(非ヒラギノ系,全OS共通)}

\scalebox{.85}{\xkanjiskip0pt%
\begin{tabular}{llllllll}\hlineb
\gb{命令名} & \gb{細明朝} & \gb{明朝} & \gb{太明朝} & \gb{ゴシック} & \gb{太ゴシック} & \gb{丸ゴシック} & \gb{特太ゴシック}\\\hline
\mtt{\\小塚} & 小塚明朝-L & 小塚明朝-R & 小塚明朝-B & 小塚ゴシック-M & 小塚ゴシック-B & 小塚ゴシック-H & 小塚ゴシック-H \\
\mtt{\\小塚N} & 小塚明朝N-L & 小塚明朝N-R & 小塚明朝N-B & 小塚ゴシックN-M & 小塚ゴシックN-B & 小塚ゴシックN-H & 小塚ゴシックN-H \\
\mtt{\\モリサワ} & リュウミン & リュウミン & 太ミン & 中ゴシック & 太ゴ & じゅん & 見出ゴ \\
\hlineb
\end{tabular}}


\end{center}

\br1

これらの命令は文書のプリアンブル部で使用する。%複数回宣言すると,最後に宣言したものが文書全体に有効となる。

現在の鉄\TeX では,\mtt{\\鉄緑ヒラギノ\hskip0pt\relax N} がデフォルトで宣言されている。\label{鉄緑ヒラギノN}

なお,この表には掲載されていないが,文書全体をフリーのMogaフォント(および丸ゴシック体として,Androidに採用されて無償公開された``モトヤLマルベリ3等幅''というフォント)で構成するための \verb/\Moga/ という命令,およびそのJIS2004字形対応版の \verb/\MogaN/ という命令も用意されている。ただし,フリーフォントである以上,商用フォントであるヒラギノ・游・小塚・モリサワフォントに比べると,グリフの品質や数という点で見劣りするのは否定できない。そのため,普通は使用する機会はないだろう。


\subsubsection{alphabetオプション}

第\ref{基本書体一括変更命令の一覧}節の表に示した命令のうち,\verb/\小塚/,\mtt{\\小塚\hskip0pt\relax N} については,オプション引数 \mtt{[alphabet]} が用意されている。これを用いると,欧文文字もその和文フォントに収録された半角英数字(\gb{従属欧文文字}という)が使われる。例えば
\begin{jquotation}(3zw)[5pt]
\mtt{\\小塚\hskip0pt\relax N[alphabet]}
\end{jquotation}
\noindent のように宣言して利用する。これにより,欧文文字も小塚フォントで出力されるようになり,文書のフォントの統一感が高まる。\footnote{ただし,\TeX においては,和文フォント・欧文フォントと数式フォントはそれぞれ全く別の管理がなされているため,数式フォントは一切変更されない。}


ただし,\mtt{[alphabet]}オプションで導入される和文フォントの従属欧文文字は,プロポーショナルではなく半角(0.5zw)の固定幅であるので,欧文組版としてはあまり美しくはない。和文主体で,固有名詞などにわずかに欧文文字が現れるような文書内において,文書内のフォントの統一感を高める目的などに用いるのが適切であろう。

なお,\verb/\標準ヒラギノ/,\mtt{\\標準ヒラギノ\hskip0pt\relax N},\verb/\鉄緑ヒラギノ/,\mtt{\\鉄緑ヒラギノ\hskip0pt\relax N} に \mtt{[alphabet]} オプションが用意されていないのは,鉄\TeX では\mtt{hiraprop}パッケージが導入されており,これによりヒラギノフォントの従属欧文をプロポーショナルで使うことができるようになっているからである。つまり,既により優れた方法が存在するため,ヒラギノ系には \mtt{[alphabet]} オプションを導入する必要がなかったのである。


\subsection{基本書体と基本フォントの対応の設定法その2:個別変更}

第\ref{基本書体一括変更命令の一覧}節の表に示したようなプリセットではなく,第\ref{基本フォント}節の表に用意されている基本フォントを自由に組み合わせて使いたい場合には,\mbox{\mtt{\\併用ヒラギノ}} という命令を利用する。

使用例は次のとおり。
\begin{jquotation}(4zw)(4zw)[5pt]\parindent0zw\xkanjiskip0pt
\mtt{\\併用ヒラギノ[lmc=游明朝N,mc=標準明朝N,bf=游太明朝N,gt=標準ゴシックN,bgt=游太ゴシック\nobreak N,\allowbreak mg=游ゴシックN,ebgt=小塚ゴシックN-H]}
\end{jquotation}

これは,表\ref{基本7書体}に示された基本7書体を,第\ref{基本フォント}節の表に示された基本フォントのどれに対応させるかを,1つ1つ個別に指定している。これにより,ヒラギノ・游・小塚・モリサワフォントを混ぜて使うことも可能になる。

特に,次のような「ヒラギノ+1」\label{ヒラギノ+1}という使用法が典型的に想定される。すなわち,ヒラギノは6書体しか搭載されていないため,細明朝体(\verb/\lmc{}/)が余っている(\verb/\標準ヒラギノ/,\mtt{\\標準ヒラギノ\hskip0pt\relax N} では \verb/\mc{}/ と同じヒラギノ明朝W3が設定されている)。そこで,その「余ったスロット」に,もう1つ使いたい基本フォントを割り当てて使うという使い方である。

\newpage


\section{基本書体使用時の欧文フォントの連動}\label{基本書体使用時の欧文フォントの連動}

表\ref{基本7書体}を見ると,例えばゴシック体には \verb/\gt{}/, \verb/\gb{}/, \verb/\sf{}/, \verb/\tt{}/ という4つの関数型出力命令が用意されていることが分かる。これらの違いは,その中に含まれる欧文文字の出力フォントの違いである。

\begin{center}
\cap{欧文フォントの連動の仕方の違い}

\begin{tabular}{lllll}\hlineb
\gb{宣言型出力命令} & \gb{関数型出力命令} & \gb{和文フォント} & \gb{欧文フォント} & \gb{使用例}\\\hline
\verb/\lmcfamily/& \verb/\lmc{}/ & 細明朝体 & Serif & \mc{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\mcfamily/& \verb/\mc{}/ & 明朝体 & Serif  & \mc{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\lttfamily/& \verb/\ltt{}/ & 細明朝体 & Light Typewriter & 和文文字\ltt{ABCabc123}\\
\verb/\gtfamily/& \verb/\gt{}/ & ゴシック体 & ゴシック体従属欧文 & \gt{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\gbfamily/& \verb/\gb{}/ & ゴシック体 & Serif bold & \gb{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\sffamily/& \verb/\sf{}/ & ゴシック体 & Sans-serif  & \sf{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\ttfamily/& \verb/\tt{}/ & ゴシック体 & Typewriter  & \tt{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\bgtfamily/& \verb/\bgt{}/ & 太ゴシック体 & 太ゴシック体従属欧文 & \bgt{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\bgbfamily/& \verb/\bgb{}/ & 太ゴシック体 & Serif bold & \bgb{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\mgfamily/& \verb/\mg{}/ & 丸ゴシック体 & 丸ゴシック体従属欧文 & \thamidasi(0zw,-.12zw){\img{mg.pdf}}\\
\verb/\mgbfamily/& \verb/\mgb{}/ & 丸ゴシック体 & Serif bold & \thamidasi(0zw,-.12zw){\img{mgb.pdf}}\\
\verb/\ebgtfamily/& \verb/\ebgt{}/ & 特太ゴシック体 & 太ゴシック体従属欧文 & \ebgt{和文文字ABCabc123}\\
\verb/\ebgbfamily/& \verb/\ebgb{}/ & 特太ゴシック体 & Serif bold & \ebgb{和文文字ABCabc123}\\\hlineb
\end{tabular}
\end{center}

\br1

\section{JIS90字形とJIS2004字形}\label{section:JIS90字形とJIS2004字形}

\subsection{``N''が付くものと付かないもの}

第\ref{基本フォント}節の表において,各フォントの「フォント指定子」として,``N''が付かないものと付くものの2つずつを掲載した。これは,JIS90字形とJIS2004字形の違いである。

2004年,JIS規格JIS X 0213が改訂され,168文字の字形が変更された。旧字形は\gt{JIS90字形},新字形は\gt{JIS2004字形}と呼ばれる。
代表的で有名なのは,「辻」という漢字である。JIS90字形では「\CID{3056}」という一点しんにょうの例示字形であったのに対し,JIS2004字形では「\CID{8267}」という二点しんにょうの例示字形に変更されている。


\TeX においては,どの基本フォントを用いていても,CIDコードを用いてフォントにアクセスすることによって,どちらの字形も出力することができる。``N''を付けない場合と付ける場合の違いは,ソースコード上で「辻」のように(Unicode文字列として)直接入力したときに,どちらの字形で出力するかという違いである。``N''を付けない場合は直接入力に対してはJIS90字形である一点しんにょうの「\CID{3056}」で,``N''を付けた場合は直接入力に対してJIS2004字形である二点しんにょうの「\CID{8267}」で出力される。

\subsection{結局どちらを使えばよいのか?}

現在の文部科学省の国語政策では,JIS2004字形が常用漢字の書体となっている。2004年のJISの改訂以降,WindowsにもMacにもN付きフォントが搭載され,現在ではそちらで表示されるようになっている。

このような事情を考えると,\gt{今後新規に作成する文書はJIS2004字形で作成しておけば間違いない}と言えるだろう。すなわち\gt{原則として``N''付きで基本フォントを指定する}ようにすればよい。

\subsection{CIDコード指定による直接出力}

本書では``N''付きのフォント指定をしているので,ソースコード中で「辻」(Unicodeの\ltt{U+4454})と打てば,二点しんにょうの「辻」(CIDコード8267)が出力される。この状況下で,あえて一点しんにょうの「\CID{3056}」(CIDコード3056)を出力したい場合は,\verb/\CID{3056}/ と,CIDコードを用いて入力すればよい。

JIS90→JI2004で字形が変化した文字の変化前後のCIDコードは,付録(\pageref{JIS90字形とJIS2004字形}ページ)の表\ref{JIS90字形とJIS2004字形}で調べることができる。


\section{追加フォント}

基本フォント以外に予備的に増設されているフォントを,鉄\TeX では\gb{追加フォント}と呼ぶ。追加フォントには,手書き系フォントやポップ系フォントなどが多数用意されているが,基本フォントと異なり,仕様上の制約や組版が存在する場合もある。そのため,\gb{追加フォントの利用場面としては,特定の単語や文にアクセントを加えるような使い方が想定される}。

\subsection{追加フォントの使用法}

追加フォントは,
\begin{jquotation}(3zw)[5pt]
\verb/\fuiji{ほげほげ}/
\end{jquotation}

\noindent のように,フォントを変更したい部分をフォント名で囲んで利用する。また,
\begin{jquotation}(3zw)[5pt]
\verb/{\fuijifamily ほげほげ}/
\end{jquotation}
\noindent のような,宣言型命令も用意されている。

\subsection{基本フォントを追加フォントとして部分的に使う}

各基本フォントは,追加フォントとしても使うことができる。つまり,文書全体のフォントとして指定するのではなく,部分的にフォント指定して使うことができる。

基本フォントを追加フォントとして使うための命令の一覧を次に示す。

\br1

\noindent \hfil\cap{基本フォントを追加フォントとして使うための命令}

\br{-.5}

{\small
\begin{longtable}{lll}
\hlineb
\gb{フォント名} & \gb{関数型出力命令} & \gb{宣言型出力命令}\\\hline
\endhead
\hlineb
\endfoot
\HiraMinWThree{ヒラギノ明朝 W3} & \verb/\HiraMinWThree{}/ & \verb/\HiraMinWThreefamily/ \\
\HiraMinWSix{ヒラギノ明朝 W6} & \verb/\HiraMinWSix{}/ & \verb/\HiraMinWSixfamily/ \\
\HiraKakuWZero{ヒラギノ角ゴ W0} & \verb/\HiraKakuWZero{}/ & \verb/\HiraKakuWZerofamily/ \\
\HiraKakuWOne{ヒラギノ角ゴ W1} & \verb/\HiraKakuWOne{}/ & \verb/\HiraKakuWOnefamily/ \\
\HiraKakuWTwo{ヒラギノ角ゴ W2} & \verb/\HiraKakuWTwo{}/ & \verb/\HiraKakuWTwofamily/ \\
\HiraKakuWThree{ヒラギノ角ゴ W3} & \verb/\HiraKakuWThree{}/ & \verb/\HiraKakuWThreefamily/ \\
\HiraKakuWFour{ヒラギノ角ゴ W4} & \verb/\HiraKakuWFour{}/ & \verb/\HiraKakuWFourfamily/ \\
\HiraKakuWFive{ヒラギノ角ゴ W5} & \verb/\HiraKakuWFive{}/ & \verb/\HiraKakuWFivefamily/ \\
\HiraKakuWSix{ヒラギノ角ゴ W6} & \verb/\HiraKakuWSix{}/ & \verb/\HiraKakuWSixfamily/ \\
\HiraKakuWSeven{ヒラギノ角ゴ W7} & \verb/\HiraKakuWSeven{}/ & \verb/\HiraKakuWSevenfamily/ \\
\HiraKakuWEight{ヒラギノ角ゴ W8} & \verb/\HiraKakuWEight{}/ & \verb/\HiraKakuWEightfamily/ \\
\HiraKakuWNine{ヒラギノ角ゴ W9} & \verb/\HiraKakuWNine{}/ & \verb/\HiraKakuWNinefamily/ \\
\HiraMaruWFour{ヒラギノ丸ゴ W4} & \verb/\HiraMaruWFour{}/ & \verb/\HiraMaruWFourfamily/ \\
\YuMinMedium{游明朝体 ミディアム} & \verb/\YuMinMedium{}/ & \verb/\YuMinMediumfamily/ \\
\YuMinDemibold{游明朝体 デミボールド} & \verb/\YuMinDemibold{}/ & \verb/\YuMinDemiboldfamily/ \\
\YuMinExtrabold{游明朝体 エクストラボールド} & \verb/\YuMinExtrabold{}/ & \verb/\YuMinExtraboldfamily/ \\
\YuMinThirtySixPtKnMedium{游明朝体+36ポかな ミディアム} & \verb/\YuMinThirtySixPtKnMedium{}/ & \verb/\YuMinThirtySixPtKnMediumfamily/ \\
\YuMinThirtySixPtKnDemibold{游明朝体+36ポかな デミボールド} & \verb/\YuMinThirtySixPtKnDemibold{}/ & \verb/\YuMinThirtySixPtKnDemiboldfamily/ \\
\YuMinThirtySixPtKnExtrabold{游明朝体+36ポかな エクストラボールド} & \verb/\YuMinThirtySixPtKnExtrabold{}/ & \verb/\YuMinThirtySixPtKnExtraboldfamily/ \\
\YuGoMedium{游ゴシック体 ミディアム} & \verb/\YuGoMedium{}/ & \verb/\YuGoMediumfamily/ \\
\YuGoBold{游ゴシック体 ボールド} & \verb/\YuGoBold{}/ & \verb/\YuGoBoldfamily/ \\
\YuKyokashoMedium{游教科書体 ミディアム} & \verb/\YuKyokashoMedium{}/ & \verb/\YuKyokashoMediumfamily/ \\
\YuKyokashoBold{游教科書体 ボールド} & \verb/\YuKyokashoBold{}/ & \verb/\YuKyokashoBoldfamily/ \\
\YuKyokashoYokoMedium{游教科書体 横用 ミディアム} & \verb/\YuKyokashoYokoMedium{}/ & \verb/\YuKyokashoYokoMediumfamily/ \\
\YuKyokashoYokoBold{游教科書体 横用 ボールド} & \verb/\YuKyokashoYokoBold{}/ & \verb/\YuKyokashoYokoBoldfamily/ \\
\KleeMedium{クレー ミディアム} & \verb/\KleeMedium{}/ & \verb/\KleeMediumfamily/ \\
\KleeDemibold{クレー デミボールド} & \verb/\KleeDemibold{}/ & \verb/\KleeDemiboldfamily/ \\
\TsukushiAMaruGothicRegular{筑紫A丸ゴシック レギュラー} & \verb/\TsukushiAMaruGothicRegular{}/ & \verb/\TsukushiAMaruGothicRegularfamily/ \\
\TsukushiAMaruGothicBold{筑紫A丸ゴシック ボールド} & \verb/\TsukushiAMaruGothicBold{}/ & \verb/\TsukushiAMaruGothicBoldfamily/ \\
\TsukushiBMaruGothicRegular{筑紫B丸ゴシック レギュラー} & \verb/\TsukushiBMaruGothicRegular{}/ & \verb/\TsukushiBMaruGothicRegularfamily/ \\
\TsukushiBMaruGothicBold{筑紫B丸ゴシック ボールド} & \verb/\TsukushiBMaruGothicBold{}/ & \verb/\TsukushiBMaruGothicBoldfamily/ \\
\ToppanBunkyuMinchoRegular{凸版文久明朝 レギュラー} & \scriptsize \verb/\ToppanBunkyuMinchoRegular{}/ & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuMinchoRegularfamily/ \\
\ToppanBunkyuGothicRegular{凸版文久ゴシック レギュラー} & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuGothicRegular{}/ & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuGothicRegularfamily/ \\
\ToppanBunkyuGothicDemibold{凸版文久ゴシック デミボールド} & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuGothicDemibold{}/ & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuGothicDemiboldfamily/ \\
\ToppanBunkyuMidashiMinchoExtraBold{凸版文久見出し明朝 エクストラボールド} & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuMidashiMinchoExtraBold{}/ & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuMidashiMinchoExtraBoldfamily/ \\
\ToppanBunkyuMidashiGothicExtraBold{凸版文久見出しゴシック エクストラボールド} & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuMidashiGothicExtraBold{}/ & \scriptsize\verb/\ToppanBunkyuMidashiGothicExtraBoldfamily/ \\
\SourceHanSerifExtraLight{源ノ明朝 ExtraLight} & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifExtraLight{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifExtraLightfamily/ \\
\SourceHanSerifLight{源ノ明朝 Light} & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifLight{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifLightfamily/ \\
\SourceHanSerifRegular{源ノ明朝 Regular} & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifRegular{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifRegularfamily/ \\
\SourceHanSerifMedium{源ノ明朝 Medium} & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifMedium{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifMediumfamily/ \\
\SourceHanSerifSemiBold{源ノ明朝 SemiBold} & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifSemiBold{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifSemiBoldfamily/ \\
\SourceHanSerifBold{源ノ明朝 Bold} & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifBold{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifBoldfamily/ \\
\SourceHanSerifHeavy{源ノ明朝 Heavy} & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifHeavy{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSerifHeavyfamily/ \\
\SourceHanSansExtraLight{源ノ角ゴシック ExtraLight} & \scriptsize\verb/\SourceHanSansExtraLight{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSansExtraLightfamily/ \\
\SourceHanSansLight{源ノ角ゴシック Light} & \scriptsize\verb/\SourceHanSansLight{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSansLightfamily/ \\
\SourceHanSansNormal{源ノ角ゴシック Normal} & \scriptsize\verb/\SourceHanSansNormal{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSansNormalfamily/ \\
\SourceHanSansRegular{源ノ角ゴシック Regular} & \scriptsize\verb/\SourceHanSansRegular{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSansRegularfamily/ \\
\SourceHanSansMedium{源ノ角ゴシック Medium} & \scriptsize\verb/\SourceHanSansMedium{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSansMediumfamily/ \\
\SourceHanSansBold{源ノ角ゴシック Bold} & \scriptsize\verb/\SourceHanSansBold{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSansBoldfamily/ \\
\SourceHanSansHeavy{源ノ角ゴシック Heavy} & \scriptsize\verb/\SourceHanSansHeavy{}/ & \scriptsize\verb/\SourceHanSansHeavyfamily/ \\
\HaranoAjiMinchoExtraLight{原ノ味明朝 ExtraLight} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoExtraLight{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoExtraLightfamily/ \\
\HaranoAjiMinchoLight{原ノ味明朝 Light} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoLight{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoLightfamily/ \\
\HaranoAjiMinchoRegular{原ノ味明朝 Regular} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoRegular{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoRegularfamily/ \\
\HaranoAjiMinchoMedium{原ノ味明朝 Medium} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoMedium{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoMediumfamily/ \\
\HaranoAjiMinchoSemiBold{原ノ味明朝 SemiBold} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoSemiBold{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoSemiBoldfamily/ \\
\HaranoAjiMinchoBold{原ノ味明朝 Bold} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoBold{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoBoldfamily/ \\
\HaranoAjiMinchoHeavy{原ノ味明朝 Heavy} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoHeavy{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiMinchoHeavyfamily/ \\
\HaranoAjiGothicExtraLight{原ノ味ゴシック ExtraLight} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicExtraLight{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicExtraLightfamily/ \\
\HaranoAjiGothicLight{原ノ味ゴシック Light} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicLight{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicLightfamily/ \\
\HaranoAjiGothicNormal{原ノ味ゴシック Normal} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicNormal{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicNormalfamily/ \\
\HaranoAjiGothicRegular{原ノ味ゴシック Regular} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicRegular{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicRegularfamily/ \\
\HaranoAjiGothicMedium{原ノ味ゴシック Medium} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicMedium{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicMediumfamily/ \\
\HaranoAjiGothicBold{原ノ味ゴシック Bold} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicBold{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicBoldfamily/ \\
\HaranoAjiGothicHeavy{原ノ味ゴシック Heavy} & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicHeavy{}/ & \scriptsize\verb/\HaranoAjiGothicHeavyfamily/ \\
\KozMinEL{小塚明朝 Extra Light} & \verb/\KozMinEL{}/ & \verb/\KozMinELfamily/ \\
\KozMinL{小塚明朝 Light} & \verb/\KozMinL{}/ & \verb/\KozMinLfamily/ \\
\KozMinR{小塚明朝 Regular} & \verb/\KozMinR{}/ & \verb/\KozMinRfamily/ \\
\KozMinM{小塚明朝 Medium} & \verb/\KozMinM{}/ & \verb/\KozMinMfamily/ \\
\KozMinB{小塚明朝 Bold} & \verb/\KozMinB{}/ & \verb/\KozMinBfamily/ \\
\KozMinH{小塚明朝 Heavy} & \verb/\KozMinH{}/ & \verb/\KozMinHfamily/ \\
\KozGoEL{小塚ゴシック Extra Light} & \verb/\KozGoEL{}/ & \verb/\KozGoELfamily/ \\
\KozGoL{小塚ゴシック Light} & \verb/\KozGoL{}/ & \verb/\KozGoLfamily/ \\
\KozGoR{小塚ゴシック Regular} & \verb/\KozGoR{}/ & \verb/\KozGoRfamily/ \\
\KozGoM{小塚ゴシック Medium} & \verb/\KozGoM{}/ & \verb/\KozGoMfamily/ \\
\KozGoB{小塚ゴシック Bold} & \verb/\KozGoB{}/ & \verb/\KozGoBfamily/ \\
\KozGoH{小塚ゴシック Heavy} & \verb/\KozGoH{}/ & \verb/\KozGoHfamily/ \\
\Ryumin{リュウミン Light} & \verb/\Ryumin{}/ & \verb/\Ryuminfamily/ \\
\FutoMin{太ミン A101} & \verb/\FutoMin{}/ & \verb/\FutoMinfamily/ \\
\GothicBBB{中ゴシック BBB Medium} & \verb/\GothicBBB{}/ & \verb/\GothicBBBfamily/ \\
\FutoGo{太ゴ B101} & \verb/\FutoGo{}/ & \verb/\FutoGofamily/ \\
\MidashiGo{見出ゴ MB31} & \verb/\MidashiGo{}/ & \verb/\MidashiGofamily/ \\
\Jun{じゅん} & \verb/\Jun{}/ & \verb/\Junfamily/ \\
\end{longtable}
}


\subsubsection{使用可能なマシンの制約}

これらの基本フォントを追加フォントとして使用する際にも,基本フォントの場合と同様に,次の制約を伴う。
\begin{箇条書き}
\item ヒラギノ角ゴW1, W2は,OS X 10.10 Yosemite から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。
\item ヒラギノ角ゴW0, W4, W5, W7, W9は,OS X 10.11 El Capitan から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。
\item 游明朝,游ゴシックは,OS X 10.9 Mavericks から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。
\item 游明朝+36ポかなは,OS X 10.11 El Capitan から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。
\item 游明朝(+36ポかな)のエクストラボールドは,macOS 10.12 Sierra から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。
\item クレー,筑紫フォントは,OS X 10.11 El Capitan から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。
\item 游教科書体,凸版文久の各書体は,macOS 10.12 Sierra から標準搭載となった。それ以前のOSを搭載したマシンでは使えない。
\item 小塚フォントは,Illustrator(やPhotoshopをはじめとするAdobeアプリケーション)のCS5以降,または Adobe Fonts で該当フォントがインストールされていないマシンでは使えない。
\item モリサワフォントは,Adobe Fonts で該当フォントがインストールされていないマシンでは使えない。
\end{箇条書き}

\subsection{追加フォントの一覧}

基本フォントではない,真の追加フォントの一覧を以下に示す。これらの追加フォントは,OS付属のAqua Kana,Microsoft Office付属のMicrosoft製フォントを除き,全てフリーフォント(商用利用も可)で構成されている。

これらの追加フォントを用いた組版サンプルは,付録\ref{追加フォントを用いた組版例}を参照されたい。

\br1

\noindent \hfil\cap{追加フォント一覧}

\br{-.5}

{\small
\begin{longtable}{lll}
\hlineb
\gb{フォント名} & \gb{関数型出力命令} & \gb{宣言型出力命令}\\\hline
\endhead
\hlineb
\endfoot
\dotgothic{ドットゴシック16 Regular} & \verb/\dotgothic{}/ & \verb/\dotgothicfamily/ \\
\kleeoneRegular{クレーOne Regular} & \verb/\kleeoneRegular{}/ & \verb/\kleeoneRegularfamily/ \\
\kleeoneSemiBold{クレーOne SemiBold} & \verb/\kleeoneSemiBold{}/ & \verb/\kleeoneSemiBoldfamily/ \\
\rampartone{ランパートOne Regular} & \verb/\rampartone{}/ & \verb/\rampartonefamily/ \\
\reggaeone{レゲエOne Regular} & \verb/\reggaeone{}/ & \verb/\reggaeonefamily/ \\
\rocknrollone{ロックンロールOne Regular} & \verb/\rocknrollone{}/ & \verb/\rocknrollonefamily/ \\
\stick{ステッキ Regular} & \verb/\stick{}/ & \verb/\stickfamily/ \\
\trainone{トレインOne Regular} & \verb/\trainone{}/ & \verb/\trainonefamily/ \\
Aqua Kana& \verb/\AquaKana{}/ & \verb/\AquaKanafamily/ \\
Aqua Kana Bold& \verb/\AquaKanaBold{}/ & \verb/\AquaKanaBoldfamily/ \\
\mika{みかちゃんフォント} & \verb/\mika{}/ & \verb/\mikafamily/ \\
\fuiji{ふい字フォント} & \verb/\fuiji{}/ & \verb/\fuijifamily/ \\
\makiba{まきばフォント} & \verb/\makiba{}/ & \verb/\makibafamily/ \\
\himaji{ひま字フォント} & \verb/\himaji{}/ & \verb/\himajifamily/ \\
\seto{瀬戸フォント} & \verb/\seto{}/ & \verb/\setofamily/ \\
\aqua{あくあフォント} & \verb/\aqua{}/ & \verb/\aquafamily/ \\
\tare{たれフォント} & \verb/\tare{}/ & \verb/\tarefamily/ \\
\utsukushi{うつくしフォント} & \verb/\utsukushi{}/ & \verb/\utsukushifamily/ \\
\uzura{うずらフォント} & \verb/\uzura{}/ & \verb/\uzurafamily/ \\
\yutapon{ゆたぽんフォント} & \verb/\yutapon{}/ & \verb/\yutaponfamily/ \\
\reiko{れいこフォント} & \verb/\reiko{}/ & \verb/\reikofamily/ \\
\ohisama{おひさまフォント} & \verb/\ohisama{}/ & \verb/\ohisamafamily/ \\
\anzu{あんずもじフォント} & \verb/\anzu{}/ & \verb/\anzufamily/ \\
\azuki{あずきフォント} & \verb/\azuki{}/ & \verb/\azukifamily/ \\
\azukiBold{あずきフォントボールド} & \verb/\azukiBold{}/ & \verb/\azukiBoldfamily/ \\
\yasashisa{やさしさゴシック} & \verb/\yasashisa{}/ & \verb/\yasashisafamily/ \\
\yasashisaBold{やさしさゴシックボールド} & \verb/\yasashisaBold{}/ & \verb/\yasashisaBoldfamily/ \\
\yasashisaAntique{やさしさアンチック} & \verb/\yasashisaAntique{}/ & \verb/\yasashisaAntiquefamily/ \\
\yasashisaTegaki{やさしさゴシック手書き} & \verb/\yasashisaTegaki{}/ & \verb/\yasashisaTegakifamily/ \\
\bokutachi{ぼくたちのゴシック} & \verb/\bokutachi{}/ & \verb/\bokutachifamily/ \\
\LogoTypeGothic{ロゴたいぷゴシック} & \verb/\LogoTypeGothic{}/ & \verb/\LogoTypeGothicfamily/ \\
\flopDesign{フロップデザインフォント} & \verb/\flopDesign{}/ & \verb/\flopDesignfamily/ \\
\fontpo{フォントポにほんご} & \verb/\fontpo{}/ & \verb/\fontpofamily/ \\
\FGLovelyGothic{FGラブリーゴシック} & \verb/\FGLovelyGothic{}/ & \verb/\FGLovelyGothicfamily/ \\
\FGModernGothic{FGモダンゴシック} & \verb/\FGModernGothic{}/ & \verb/\FGModernGothicfamily/ \\
\FGPopGothic{FGポップゴシック} & \verb/\FGPopGothic{}/ & \verb/\FGPopGothicfamily/ \\
\FGRetroGothic{FGレトロゴシック} & \verb/\FGRetroGothic{}/ & \verb/\FGRetroGothicfamily/ \\
\FGZeroGothic{FGゼロゴシック} & \verb/\FGZeroGothic{}/ & \verb/\FGZeroGothicfamily/ \\
\gyateKizu{きずだらけのぎゃーてーフォント} & \verb/\gyateKizu{}/ & \verb/\gyateKizufamily/ \\
\gyateLumi{ぎゃーてーるみねっせんすフォント} & \verb/\gyateLumi{}/ & \verb/\gyateLumifamily/ \\
\hanazome{はなぞめフォント} & \verb/\hanazome{}/ & \verb/\hanazomefamily/ \\
\hannari{はんなりフォント} & \verb/\hannari{}/ & \verb/\hannarifamily/ \\
\jiyucho{自由帳フォント} & \verb/\jiyucho{}/ & \verb/\jiyuchofamily/ \\
\kiloji{きろ字フォント} & \verb/\kiloji{}/ & \verb/\kilojifamily/ \\
\kilojiBold{きろ字フォントボールド} & \verb/\kilojiBold{}/ & \verb/\kilojiBoldfamily/ \\
\kilojiLight{きろ字フォントライト} & \verb/\kilojiLight{}/ & \verb/\kilojiLightfamily/ \\
\kinemaru{キネ丸ボールド} & \verb/\kinemaru{}/ & \verb/\kinemarufamily/ \\
\pixelMplus{pixelMplus} & \verb/\pixelMplus{}/ & \verb/\pixelMplusfamily/ \\
\wapuroMincho{ワープロ明朝} & \verb/\wapuroMincho{}/ & \verb/\wapuroMinchofamily/ \\
\riiPop{りいポップフォント} & \verb/\riiPop{}/ & \verb/\riiPopfamily/ \\
\riiTegaki{りい手書きフォント} & \verb/\riiTegaki{}/ & \verb/\riiTegakifamily/ \\
\ruri{るりいろフォント} & \verb/\ruri{}/ & \verb/\rurifamily/ \\
\shunka{春夏秋冬} & \verb/\shunka{}/ & \verb/\shunkafamily/ \\
\shunkaB{春夏秋冬B} & \verb/\shunkaB{}/ & \verb/\shunkaBfamily/ \\
\shunkaBB{春夏秋冬BB} & \verb/\shunkaBB{}/ & \verb/\shunkaBBfamily/ \\
\kachou{花鳥風月} & \verb/\kachou{}/ & \verb/\kachoufamily/ \\
\kachouB{花鳥風月B} & \verb/\kachouB{}/ & \verb/\kachouBfamily/ \\
\kachouBB{花鳥風月BB} & \verb/\kachouBB{}/ & \verb/\kachouBBfamily/ \\
\tsubasa{自由の翼フォント} & \verb/\tsubasa{}/ & \verb/\tsubasafamily/ \\
\onryou{怨霊フォント} & \verb/\onryou{}/ & \verb/\onryoufamily/ \\
\hakidame{吐き溜フォント} & \verb/\hakidame{}/ & \verb/\hakidamefamily/ \\
\wadaHosoMaru{和田研細丸ゴシック} & \verb/\wadaHosoMaru{}/ & \verb/\wadaHosoMarufamily/ \\
\wadaChuMaru{和田研中丸ゴシック} & \verb/\wadaChuMaru{}/ & \verb/\wadaChuMarufamily/ \\
\meiryo{メイリオ} & \verb/\meiryo{}/ & \verb/\meiryofamily/ \\
\meiryoBold{メイリオボールド} & \verb/\meiryoBold{}/ & \verb/\meiryoBoldfamily/ \\
\msmincho{MS明朝} & \verb/\msmincho{}/ & \verb/\msminchofamily/ \\
\msgothic{MSゴシック} & \verb/\msgothic{}/ & \verb/\msgothicfamily/ \\
\GLAntique{GLアンチック} & \verb/\GLAntique{}/ & \verb/\GLAntiquefamily/ \\
\YOzStandardKana{Y.\!Oz標準かな} & \verb/\YOzStandardKana{}/ & \verb/\YOzStandardKanafamily/ \\
\YOzStandardKanaBold{Y.\!Oz標準かなボールド} & \verb/\YOzStandardKanaBold{}/ & \verb/\YOzStandardKanaBoldfamily/ \\
\YOzNewKana{Y.\!Oz新かな} & \verb/\YOzNewKana{}/ & \verb/\YOzNewKanafamily/ \\
\YOzNewKanaBold{Y.\!Oz新かなボールド} & \verb/\YOzNewKanaBold{}/ & \verb/\YOzNewKanaBoldfamily/ \\
\YOzEducationKana{Y.\!Oz教育かな} & \verb/\YOzEducationKana{}/ & \verb/\YOzEducationKanafamily/ \\
\YOzEducationKanaBold{Y.\!Oz教育かなボールド} & \verb/\YOzEducationKanaBold{}/ & \verb/\YOzEducationKanaBoldfamily/ \\
\YOzCuteKana{Y.\!Ozキュートかな} & \verb/\YOzCuteKana{}/ & \verb/\YOzCuteKanafamily/ \\
\YOzCuteKanaBold{Y.\!Ozキュートかなボールド} & \verb/\YOzCuteKanaBold{}/ & \verb/\YOzCuteKanaBoldfamily/ \\
\YOzAntiqueKana{Y.\!Ozあんちっくかな} & \verb/\YOzAntiqueKana{}/ & \verb/\YOzAntiqueKanafamily/ \\
\YOzAntiqueKanaBold{Y.\!Ozあんちっくかなボールド} & \verb/\YOzAntiqueKanaBold{}/ & \verb/\YOzAntiqueKanaBoldfamily/ \\
\YOzMouhitsuKaisho{Y.\!Oz毛筆楷書} & \verb/\YOzMouhitsuKaisho{}/ & \verb/\YOzMouhitsuKaishofamily/ \\
\YOzMouhitsuKaishoBold{Y.\!Oz毛筆楷書ボールド} & \verb/\YOzMouhitsuKaishoBold{}/ & \verb/\YOzMouhitsuKaishoBoldfamily/ \\
\YOzMouhitsuGyousho{Y.\!Oz毛筆行書} & \verb/\YOzMouhitsuGyousho{}/ & \verb/\YOzMouhitsuGyoushofamily/ \\
\YOzMouhitsuGyoushoBold{Y.\!Oz毛筆行書ボールド} & \verb/\YOzMouhitsuGyoushoBold{}/ & \verb/\YOzMouhitsuGyoushoBoldfamily/ \\
\YOzMouhitsuGyoushoAntique{Y.\!Oz毛筆行書あんちっくかな} & \verb/\YOzMouhitsuGyoushoAntique{}/ & \verb/\YOzMouhitsuGyoushoAntiquefamily/ \\
\YOzMouhitsuGyoushoAntiqueBold{Y.\!Oz毛筆行書あんちっくかなボールド} & \verb/\YOzMouhitsuGyoushoAntiqueBold{}/ & \verb/\YOzMouhitsuGyoushoAntiqueBoldfamily/ \\
\AoyagiSoseki{青柳疎石フォント} & \verb/\AoyagiSoseki{}/ & \verb/\AoyagiSosekifamily/ \\
\AoyagiKouzanMouhitsu{青柳衡山毛筆フォント} & \verb/\AoyagiKouzanMouhitsu{}/ & \verb/\AoyagiKouzanMouhitsufamily/ \\
\AoyagiKouzanT{青柳衡山毛筆フォントT} & \verb/\AoyagiKouzanT{}/ & \verb/\AoyagiKouzanTfamily/ \\
\AoyagiKouzanGyousho{青柳衡山毛筆フォント行書} & \verb/\AoyagiKouzanGyousho{}/ & \verb/\AoyagiKouzanGyoushofamily/ \\
\AoyagiKouzanSousho{青柳衡山毛筆フォント草書} & \verb/\AoyagiKouzanSousho{}/ & \verb/\AoyagiKouzanSoushofamily/ \\
\AoyagiKouzanReisho{青柳衡山隷書フォント} & \verb/\AoyagiKouzanReisho{}/ & \verb/\AoyagiKouzanReishofamily/ \\
%\Ricty{R\!\!i\!\!c\!\!t\!\!y} & \verb/\Ricty{}/ & \verb/\Rictyfamily/ \\
%\RictyBold{R\!\!i\!\!c\!\!t\!\!yボールド} & \verb/\RictyBold{}/ & \verb/\RictyBoldfamily/ \\
%\RictyDiscord{R\!\!i\!\!c\!\!t\!\!y\!D\!\!i\!\!s\!\!c\!\!o\!\!r\!\!d} & \verb/\RictyDiscord{}/ & \verb/\RictyDiscordfamily/ \\
%\RictyDiscordBold{R\!\!i\!\!c\!\!t\!\!y\!D\!\!i\!\!s\!\!c\!\!o\!\!r\!\!dボールド} & \verb/\RictyDiscordBold{}/ & \verb/\RictyDiscordBoldfamily/ \\
\ArmedBanana{アームドバナナ} & \verb/\ArmedBanana{}/ & \verb/\ArmedBananafamily/ \\
\ArmedLemon{アームドレモン} & \verb/\ArmedLemon{}/ & \verb/\ArmedLemonfamily/ \\
\habataki{はばたきフォント} & \verb/\habataki{}/ & \verb/\habatakifamily/ \\
\honyaji{ほにゃ字フォント} & \verb/\honyaji{}/ & \verb/\honyajifamily/ \\
\kururin{くるりんフォント} & \verb/\kururin{}/ & \verb/\kururinfamily/ \\
\memoFont{メモフォント} & \verb/\memoFont{}/ & \verb/\memoFontfamily/ \\
\mikiyu{みきゆフォント} & \verb/\mikiyu{}/ & \verb/\mikiyufamily/ \\
\tanukiMagic{たぬき油性マジック} & \verb/\tanukiMagic{}/ & \verb/\tanukiMagicfamily/ \\
\kowaiMincho{ふぉんとうは怖い明朝体} & \verb/\kowaiMincho{}/ & \verb/\kowaiMinchofamily/ \\
\tetsubin{鉄瓶ゴシック} & \verb/\tetsubin{}/ & \verb/\tetsubinfamily/ \\
\keifont{けいふぉんと!\inhibitglue } & \verb/\keifont{}/ & \verb/\keifontfamily/ \\
\nukamiso{ぬかみそフォント} & \verb/\nukamiso{}/ & \verb/\nukamisofamily/ \\
\cinecaption{しねきゃぷしょん} & \verb/\cinecaption{}/ & \verb/\cinecaptionfamily/ \\
\kokoroMincho{こころ明朝体} & \verb/\kokoroMincho{}/ & \verb/\kokoroMinchofamily/ \\
\SmartFontUI{スマートフォントUI} & \verb/\SmartFontUI{}/ & \verb/\SmartFontUIfamily/ \\
\kanjukuGothic{かんじゅくゴシック} & \verb/\kanjukuGothic{}/ & \verb/\kanjukuGothicfamily/ \\
\kanjukuGothic{ほっこりふぉんと} & \verb/\hokkori{}/ & \verb/\hokkorifamily/ \\
\PuchiKuma{ぷちくまふぉんと} & \verb/\PuchiKuma{}/ & \verb/\PuchiKumafamily/ \\
\PuchiKumaBold{ぷちくまふぉんと太め} & \verb/\PuchiKumaBold{}/ & \verb/\PuchiKumaBoldfamily/ \\
\PuchiKumaHeavy{ぷちくまふぉんともっと太め} & \verb/\PuchiKumaHeavy{}/ & \verb/\PuchiKumaHeavyfamily/ \\
\PuchiKumaLight{ぷちくまふぉんと細め} & \verb/\PuchiKumaLight{}/ & \verb/\PuchiKumaLightfamily/ \\
\sanafon{さなフォン} & \verb/\sanafon{}/ & \verb/\sanafonfamily/ \\
\sanafonGyou{さなフォン業} & \verb/\sanafonGyou{}/ & \verb/\sanafonGyoufamily/ \\
\sanafonKaku{さなフォン角} & \verb/\sanafonKaku{}/ & \verb/\sanafonKakufamily/ \\
\sanafonMaru{さなフォン丸} & \verb/\sanafonMaru{}/ & \verb/\sanafonMarufamily/ \\
\sanafonMugi{さなフォン麦} & \verb/\sanafonMugi{}/ & \verb/\sanafonMugifamily/ \\
\sanafonYu{さなフォン悠} & \verb/\sanafonYu{}/ & \verb/\sanafonYufamily/ \\
\tegakiZatsu{手書き雑フォント} & \verb/\tegakiZatsu{}/ & \verb/\tegakiZatsufamily/ \\
\tegakiZatsuBold{手書き雑フォント ボールド} & \verb/\tegakiZatsuBold{}/ & \verb/\tegakiZatsuBoldfamily/ \\
\amemuchiGothicOne{飴鞭ゴシック W1} & \verb/\amemuchiGothicOne{}/ & \verb/\amemuchiGothicOnefamily/ \\
\amemuchiGothicTwo{飴鞭ゴシック W2} & \verb/\amemuchiGothicTwo{}/ & \verb/\amemuchiGothicTwofamily/ \\
\amemuchiGothicThree{飴鞭ゴシック W3} & \verb/\amemuchiGothicThree{}/ & \verb/\amemuchiGothicThreefamily/ \\
\amemuchiGothicFour{飴鞭ゴシック W4} & \verb/\amemuchiGothicFour{}/ & \verb/\amemuchiGothicFourfamily/ \\
\amemuchiGothicFive{飴鞭ゴシック W5} & \verb/\amemuchiGothicFive{}/ & \verb/\amemuchiGothicFivefamily/ \\
\amemuchiGothicSix{飴鞭ゴシック W6} & \verb/\amemuchiGothicSix{}/ & \verb/\amemuchiGothicSixfamily/ \\
\irohaKakuClassicExtraLight{いろは角クラシック ExtraLight} & \verb/\irohaKakuClassicExtraLight{}/ & \verb/\irohaKakuClassicExtraLightfamily/ \\
\irohaKakuClassicLight{いろは角クラシック Light} & \verb/\irohaKakuClassicLight{}/ & \verb/\irohaKakuClassicLightfamily/ \\
\irohaKakuClassicRegular{いろは角クラシック Regular} & \verb/\irohaKakuClassicRegular{}/ & \verb/\irohaKakuClassicRegularfamily/ \\
\irohaKakuClassicMedium{いろは角クラシック Medium} & \verb/\irohaKakuClassicMedium{}/ & \verb/\irohaKakuClassicMediumfamily/ \\
\irohaKakuClassicBold{いろは角クラシック Bold} & \verb/\irohaKakuClassicBold{}/ & \verb/\irohaKakuClassicBoldfamily/ \\
\irohaMaruLight{いろはマル Light} & \verb/\irohaMaruLight{}/ & \verb/\irohaMaruLightfamily/ \\
\irohaMaruRegular{いろはマル Regular} & \verb/\irohaMaruRegular{}/ & \verb/\irohaMaruRegularfamily/ \\
\irohaMaruMedium{いろはマル Medium} & \verb/\irohaMaruMedium{}/ & \verb/\irohaMaruMediumfamily/ \\
\irohaMaruMikamiLight{いろはマル みかみ Light} & \verb/\irohaMaruMikamiLight{}/ & \verb/\irohaMaruMikamiLightfamily/ \\
\irohaMaruMikamiRegular{いろはマル みかみ Regular} & \verb/\irohaMaruMikamiRegular{}/ & \verb/\irohaMaruMikamiRegularfamily/ \\
\irohaMaruMikamiMedium{いろはマル みかみ Medium} & \verb/\irohaMaruMikamiMedium{}/ & \verb/\irohaMaruMikamiMediumfamily/ \\
\mushin{無心フォント} & \verb/\mushin{}/ & \verb/\mushinfamily/ \\
\JKGothic{JKゴシック} & \verb/\JKGothic{}/ & \verb/\JKGothicfamily/ \\
%\DFPReisho{DFP隷書体} & \verb/\DFPReisho{}/ & \verb/\DFPReishofamily/ \\
%\DFPKantei{DFP勘亭流} & \verb/\DFPKantei{}/ & \verb/\DFPKanteifamily/ \\
%\DFPMarugo{DFP太丸ゴシック体} & \verb/\DFPMarugo{}/ & \verb/\DFPMarugofamily/ \\
%\DFPKyokasho{DFP教科書体} & \verb/\DFPKyokasho{}/ & \verb/\DFPKyokashofamily/ \\
%\DFPKaisho{DFP中楷書体} & \verb/\DFPKaisho{}/ & \verb/\DFPKaishofamily/ \\
%\DFPSoukin{DFP痩金体} & \verb/\DFPSoukin{}/ & \verb/\DFPSoukinfamily/ \\
%\DFPGyosho{DFP行書体} & \verb/\DFPGyosho{}/ & \verb/\DFPGyoshofamily/ \\
%\DFPShounanGyousho{DFP祥南行書体} & \verb/\DFPShounanGyousho{}/ & \verb/\DFPShounanGyoushofamily/ \\
\end{longtable}
}

\subsubsection{Microsoft製フォントが利用できるマシン}

表\ref{追加フォント一覧}に挙げたフォントのうち,
%メイリオ・メイリオボールド・MS明朝・MSゴシックはMicrosoft製,DFPシリーズはダイナフォント製の商用フォントである。これらのフォントは,Microsoft Office 2011をインストールすると付属でインストールされ,それと同時に\TeX でも利用できるようになる。Office 2011がインストールされていないマシンの場合,これらのフォントは利用できない。\footnote{新版の Microsoft Office 2016 では,DFPフォントが付属しなくなったため,これらの追加フォントを使うことはできなくなった。}
メイリオ・メイリオボールド・MS明朝・MSゴシックはMicrosoft製の商用フォントであり,Microsoft Office をインストールしているマシンでのみ利用できる。


\subsubsection{別名}

互換性のために,次の別名が用意されている。

\begin{center}
\cap{追加フォント命令の別名}

\begin{tabular}{lll}\hlineb
\gb{フォント名} & \gb{本名} & \gb{別名} \\\hline
Aqua Kana & \verb/\AquaKana{}/ & \verb/\AquaKanaRegular{}/ \\
%\DFPReisho{DFP隷書体} & \verb/\DFPReisho{}/ & \verb/\rei{}/ \\
%\DFPReisho{DFP隷書体} & \verb/\DFPReishofamily/ & \verb/\reifamily/ \\
%%%%\DFPKyokasho{DFP教科書体} & \verb/\DFPKyokasho{}/ & \verb/\kyokasho{}/ \\
%%%%\DFPKyokasho{DFP教科書体} & \verb/\DFPKyokashofamily/ & \verb/\kyokashofamily/ \\
%\DFPKantei{DFP勘亭流} & \verb/\DFPKantei{}/ & \verb/\koin{}/ \\
%\DFPKantei{DFP勘亭流} & \verb/\DFPKanteifamily/ & \verb/\koinfamily/ \\
\SourceHanSansExtraLight{源ノ角ゴシック ExtraLight} & \verb/\SourceHanSansExtraLight/ & \verb/\NotoSansThin/ \\
\SourceHanSansExtraLight{源ノ角ゴシック ExtraLight} & \verb/\SourceHanSansExtraLightfamily/ & \verb/\NotoSansThinfamily/ \\
\SourceHanSansLight{源ノ角ゴシック Light} & \verb/\SourceHanSansLight/ & \verb/\NotoSansLight/ \\
\SourceHanSansLight{源ノ角ゴシック Light} & \verb/\SourceHanSansLightfamily/ & \verb/\NotoSansLightfamily/ \\
\SourceHanSansNormal{源ノ角ゴシック Normal} & \verb/\SourceHanSansNormal/ & \verb/\NotoSansDemiLight/ \\
\SourceHanSansNormal{源ノ角ゴシック Noraml} & \verb/\SourceHanSansNormalfamily/ & \verb/\NotoSansDemiLightfamily/ \\
\SourceHanSansRegular{源ノ角ゴシック Regular} & \verb/\SourceHanSansRegular/ & \verb/\NotoSansRegular/ \\
\SourceHanSansRegular{源ノ角ゴシック Regular} & \verb/\SourceHanSansRegularfamily/ & \verb/\NotoSansRegularfamily/ \\
\SourceHanSansMedium{源ノ角ゴシック Medium} & \verb/\SourceHanSansMedium/ & \verb/\NotoSansMedium/ \\
\SourceHanSansMedium{源ノ角ゴシック Medium} & \verb/\SourceHanSansMediumfamily/ & \verb/\NotoSansMediumfamily/ \\
\SourceHanSansBold{源ノ角ゴシック Bold} & \verb/\SourceHanSansBold/ & \verb/\NotoSansBold/ \\
\SourceHanSansBold{源ノ角ゴシック Bold} & \verb/\SourceHanSansBoldfamily/ & \verb/\NotoSansBoldfamily/ \\
\SourceHanSansHeavy{源ノ角ゴシック Heavy} & \verb/\SourceHanSansHeavy/ & \verb/\NotoSansBlack/ \\
\SourceHanSansHeavy{源ノ角ゴシック Heavy} & \verb/\SourceHanSansHeavyfamily/ & \verb/\NotoSansBlackfamily/ \\
\hlineb
\end{tabular}
\end{center}


\subsubsection{細ゴシック体 \texttt{\textbackslash hosogo}}

細ゴシック体を出力するために,次の命令が用意されている。

\begin{箇条書き}
\item 宣言型命令 \verb/\hosogo/
\item 関数型命令 \verb/\texthosogo{}/
\end{箇条書き}

これらは,次のように機能する。

\br{.5}

\begin{enumerate}<3zw>[\Maru{enumi}]
\item OS X 10.10 Yosemite以降の,ヒラギノ角ゴW1, W2を搭載したマシンであれば,ヒラギノ角ゴW2を使う。
\item そうでない場合は,源ノ角ゴシックLightを使う。
\end{enumerate}



\subsubsection{教科書体 \texttt{\textbackslash kyokasho}}

教科書体を出力するために,次の命令が用意されている。

\begin{箇条書き}
\item 関数型命令 \verb/\kyokasho{}/
\item 宣言型命令 \verb/\kyokashofamily/
\end{箇条書き}

これらは,次のように機能する。

\br{.5}

\begin{enumerate}<3zw>[\Maru{enumi}]
\item macOS 10.12 Sierra 以降の,游教科書体を搭載したマシンであれば,游教科書体ミディアムを使う。
\item ①に該当しない場合で,Microsoft Office 2011がインストールされており,DFP教科書体が使用可能になっているマシンであれば,DFP教科書体を使う。
\item ①にも②にも該当しない場合で,OS X 10.11 El Capitan 以降の,クレーを搭載したマシンであれば,クレーミディアムを使う。
\item 以上①〜③のいずれにも該当しない場合は,Y.Oz教育かなを使う。
\end{enumerate}


\subsection{追加フォントの制約}

追加フォントは,基本フォントと異なり,使用上の制約がいくつか存在する。

\subsubsection{収録グリフ数}

表\ref{追加フォント一覧}に掲載した追加フォントの大半はフリーフォント\footnote{OS付属のAqua Kana,Microsoft Office付属のMSフォントやメイリオを除く。}であり,その多くは有志が趣味で作成しているものである。日本語には大量の漢字が存在するが,その1文字1文字を手で書いてスキャンしてトレースする必要があるので,和文フォントの作成には膨大な手間がかかる。必然的に,フリーの和文フォントは,ヒラギノなどの商用フォントと比べ,漢字の収録数が少なくなってしまいがちである。

漢字の収録数があまりに少ないフリーフォントは鉄\TeX には採用していないので,いずれのフォントも少なくともJISの第一水準漢字(2,965字)は収録しているが,多少難しい漢字を含む文章を組んでいると,それだけでは不足することがある(特に人名が絡む場合)。

\subsubsection{約物などの組版結果}\label{約物などの組版結果}

追加フォントの種類によっては,約物類の組版が大きく崩れる場合が存在する。例えば,れいこフォントの約物まわりの組版は,次のように崩れてしまう。

\begin{枠囲み}{れいこフォントの組版結果}
\parindent0zw

ヒラギノ:\grid ほげ,ほげ,「ほげ」。(ほげほげ,)「ほげ」ほげ?ほげ(【ほげ!ほげ!】)ほげ。

\ihspace{1zw}れいこ:\grid\reiko{ほげ,ほげ,「ほげ」。(ほげほげ,)「ほげ」ほげ?ほげ(【ほげ!ほげ!】)ほげ。}

\end{枠囲み}


\begin{jquotation}(4zw)(4zw)[\abovedisplayskip]
\begin{verbatim}
\reiko{ほげ,ほげ,\hspace{0zw}「ほげ」\hspace{0zw}。\hspace{0zw}(ほげほげ,)\hspace{0zw}「ほげ」\hspace{.5zw}ほげ?ほげ(【ほげ!ほげ!】)ほげ。}
\end{verbatim}
\end{jquotation}

\noindent のように補正してはじめて,

\begin{jquotation}(4zw)(4zw)[\abovedisplayskip]
\noindent
\grid\reiko{ほげ,ほげ,\hspace{0zw}「ほげ」\hspace{0zw}。\hspace{0zw}(ほげほげ,)\hspace{0zw}「ほげ」\hspace{.5zw}ほげ?ほげ(【ほげ!ほげ!】)ほげ。}
\end{jquotation}

\noindent という組版結果が得られる。

\subsubsection{CIDアクセス}\label{CIDアクセス}

otfパッケージによって提供される \verb/\ajMaru/ や \verb/\ajKakko/ のような命令は,内部的にCIDコードを用いて該当するグリフを呼び出している。だが,追加フォントはCIDコードによるグリフへのアクセスはサポートしていない。したがって,そのままでは \verb/\ajMaru/ や \verb/\ajKakko/ のような命令は使うことができない。

だが,その一方,鉄\TeX が用いている\TeX エンジン up\TeX は,①や⑴といった文字を「外字」扱いせず,通常の和文文字と対等に扱うことができる。したがって,\verb/\ajMaru/ や \verb/\ajKakko/ を使わず,①や⑴を直接入力すれば,問題なく出力することができる。

そこで,\verb/\ajMaru/ や \verb/\ajKakko/ による入力を,内部的に直接入力の①や⑴に変換すれば,従来通り \verb/\ajMaru/ や \verb/\ajKakko/ を使うことができるはずだという発想に至る。実際鉄\TeX では,内部的に直接入力に変換することにより,追加フォント内でも \verb/\ajMaru/ や \verb/\ajKakko/ を使用可能としている。

だが,\verb/\aj〜/ で出力できる特殊文字の全てが直接入力可能というわけではない。例えば丸数字については,⓪〜㊿は直接入力可能であるが,\ajMaru{51}〜\ajMaru{100}は \verb/\ajMaru/ 経由のCIDアクセスでしか出力することができない。また,\ajKakkoRoman{3}のような括弧付きローマ数字は全て直接入力できず,\verb/\ajKakkoRoman/ 経由のCIDアクセスでしか出力することができない。これらの文字は,追加フォントでは出力することができない。

よって,鉄\TeX では,

\begin{箇条書き}<3zw>
\item 直接入力可能な文字については,\verb/\aj〜/ 経由のアクセスを内部的に直接入力に変換して,その追加フォントで出力する。
\item 直接入力不可能な文字については,追加フォントではなく,ヒラギノなどの元の基本フォントでCIDアクセスによって出力する。
\end{箇条書き}

\noindent という対処をとっている。


\subsubsection{欧文フォント・数式フォントとの連動}

第\ref{基本書体使用時の欧文フォントの連動}節で述べたように,基本書体使用時は欧文フォントが連動して変化するが,追加フォントによるフォントの変更は,和文フォントのみに影響し,欧文フォント・数式フォントには影響を及ぼさないものが多い。

ただし,以下の追加フォントは,欧文文字も連動して変化するようになっている。すなわち,その和文フォントに収録された\gb{従属欧文文字}が用いられる。
\begin{箇条書き}<3zw>
\item \HiraMinWThree{ヒラギノ明朝 W3} \verb/\HiraMinWThree{}/
\item \HiraMinWSix{ヒラギノ明朝 W6} \verb/\HiraMinWSix{}/
\item \HiraKakuWZero{ヒラギノ角ゴ W0} \verb/\HiraKakuWZero{}/
\item \HiraKakuWOne{ヒラギノ角ゴ W1} \verb/\HiraKakuWOne{}/
\item \HiraKakuWTwo{ヒラギノ角ゴ W2} \verb/\HiraKakuWTwo{}/
\item \HiraKakuWThree{ヒラギノ角ゴ W3} \verb/\HiraKakuWThree{}/
\item \HiraKakuWFour{ヒラギノ角ゴ W4} \verb/\HiraKakuWFour{}/
\item \HiraKakuWFive{ヒラギノ角ゴ W5} \verb/\HiraKakuWFive{}/
\item \HiraKakuWSix{ヒラギノ角ゴ W6} \verb/\HiraKakuWSix{}/
\item \HiraKakuWSeven{ヒラギノ角ゴ W7} \verb/\HiraKakuWSeven{}/
\item \HiraKakuWEight{ヒラギノ角ゴ W8} \verb/\HiraKakuWEight{}/
\item \HiraKakuWNine{ヒラギノ角ゴ W9} \verb/\HiraKakuWNine{}/
\item \HiraMaruWFour{ヒラギノ丸ゴ W4} \verb/\HiraMaruWFour{}/
\item \YuMinMedium{游明朝体 ミディアム} \verb/\YuMinMedium{}/(10.10 YosemiteまでのOSに限る)
\item \YuMinDemibold{游明朝体 デミボールド} \verb/\YuMinDemibold{}/(10.10 YosemiteまでのOSに限る)
\item \YuGoMedium{游ゴシック体 ミディアム} \verb/\YuGoMedium{}/
\item \YuGoBold{游ゴシック体 ボールド} \verb/\YuGoBold{}/
\item \KleeMedium{クレー ミディアム} \verb/\KleeMedium{}/
\item \KleeDemibold{クレー デミボールド} \verb/\KleeDemibold{}/
\item \TsukushiAMaruGothicRegular{筑紫A丸ゴシック レギュラー} \verb/\TsukushiAMaruGothicRegular{}/
\item \TsukushiAMaruGothicBold{筑紫A丸ゴシック ボールド} \verb/\TsukushiAMaruGothicBold{}/
\item \TsukushiBMaruGothicRegular{筑紫B丸ゴシック レギュラー} \verb/\TsukushiBMaruGothicRegular{}/
\item \TsukushiBMaruGothicBold{筑紫B丸ゴシック ボールド} \verb/\TsukushiBMaruGothicBold{}/
\item \ToppanBunkyuMinchoRegular{凸版文久明朝 レギュラー} \verb/\ToppanBunkyuMinchoRegular{}/
\item \ToppanBunkyuGothicRegular{凸版文久ゴシック レギュラー} \verb/\ToppanBunkyuGothicRegular{}/
\item \ToppanBunkyuGothicDemibold{凸版文久ゴシック デミボールド} \verb/\ToppanBunkyuGothicDemibold{}/
\item \ToppanBunkyuMidashiMinchoExtraBold{凸版文久見出し明朝 エクストラボールド} \verb/\ToppanBunkyuMidashiMinchoExtraBold{}/
\item \ToppanBunkyuMidashiGothicExtraBold{凸版文久見出しゴシック エクストラボールド} \verb/\ToppanBunkyuMidashiGothicExtraBold{}/

\item \HaranoAjiMinchoExtraLight{原ノ味明朝 ExtraLight}  \verb/\HaranoAjiMinchoExtraLight{}/
\item \HaranoAjiMinchoLight{原ノ味明朝 Light}  \verb/\HaranoAjiMinchoLight{}/
\item \HaranoAjiMinchoRegular{原ノ味明朝 Regular}  \verb/\HaranoAjiMinchoRegular{}/
\item \HaranoAjiMinchoMedium{原ノ味明朝 Medium}  \verb/\HaranoAjiMinchoMedium{}/
\item \HaranoAjiMinchoSemiBold{原ノ味明朝 SemiBold}  \verb/\HaranoAjiMinchoSemiBold{}/
\item \HaranoAjiMinchoBold{原ノ味明朝 Bold}  \verb/\HaranoAjiMinchoBold{}/
\item \HaranoAjiMinchoHeavy{原ノ味明朝 Heavy}  \verb/\HaranoAjiMinchoHeavy{}/

\item \HaranoAjiGothicExtraLight{原ノ味ゴシック ExtraLight}  \verb/\HaranoAjiGothicExtraLight{}/
\item \HaranoAjiGothicLight{原ノ味ゴシック Light}  \verb/\HaranoAjiGothicLight{}/
\item \HaranoAjiGothicNormal{原ノ味ゴシック Normal}  \verb/\HaranoAjiGothicNormal{}/
\item \HaranoAjiGothicRegular{原ノ味ゴシック Regular}  \verb/\HaranoAjiGothicRegular{}/
\item \HaranoAjiGothicMedium{原ノ味ゴシック Medium}  \verb/\HaranoAjiGothicMedium{}/
\item \HaranoAjiGothicBold{原ノ味ゴシック Bold}  \verb/\HaranoAjiGothicBold{}/
\item \HaranoAjiGothicHeavy{原ノ味ゴシック Heavy}  \verb/\HaranoAjiGothicHeavy{}/

\item \KozMinEL{小塚明朝 Extra Light}  \verb/\KozMinEL{}/
\item \KozMinL{小塚明朝 Light}  \verb/\KozMinL{}/
\item \KozMinR{小塚明朝 Regular}  \verb/\KozMinR{}/
\item \KozMinM{小塚明朝 Medium}  \verb/\KozMinM{}/
\item \KozMinB{小塚明朝 Bold}  \verb/\KozMinB{}/
\item \KozMinH{小塚明朝 Heavy}  \verb/\KozMinH{}/

\item \KozGoEL{小塚ゴシック Extra Light}  \verb/\KozGoEL{}/
\item \KozGoL{小塚ゴシック Light}  \verb/\KozGoL{}/
\item \KozGoR{小塚ゴシック Regular}  \verb/\KozGoR{}/
\item \KozGoM{小塚ゴシック Medium}  \verb/\KozGoM{}/
\item \KozGoB{小塚ゴシック Bold}  \verb/\KozGoB{}/
\item \KozGoH{小塚ゴシック Heavy}  \verb/\KozGoH{}/

\item \Ryumin{リュウミン Light} \verb/\Ryumin{}/
\item \FutoMin{太ミン A101} \verb/\FutoMin{}/
\item \GothicBBB{中ゴシック BBB Medium} \verb/\GothicBBB{}/
\item \FutoGo{太ゴ B101} \verb/\FutoGo{}/
\item \MidashiGo{見出ゴ MB31} \verb/\MidashiGo{}/
\item \Jun{じゅん} \verb/\Jun{}/

\item \dotgothic{ドットゴシック16 Regular} \verb/\dotgothic{}/
\item \kleeoneRegular{クレーOne Regular} \verb/\kleeoneRegular{}/
\item \kleeoneSemiBold{クレーOne SemiBold} \verb/\kleeoneSemiBold{}/
\item \rampartone{ランパートOne Regular} \verb/\rampartone{}/
\item \reggaeone{レゲエOne Regular} \verb/\reggaeone{}/
\item \rocknrollone{ロックンロールOne Regular} \verb/\rocknrollone{}/
\item \stick{ステッキ Regular} \verb/\stick{}/
\item \trainone{トレインOne Regular} \verb/\trainone{}/

\item \AquaKana{Aqua Kana} \verb/\AquaKana{}/
\item \AquaKanaBold{Aqua Kana Bold} \verb/\AquaKanaBold{}/
\item \mika{みかちゃんフォント} \verb/\mika{}/
\item \LogoTypeGothic{ロゴたいぷゴシック} \verb/\LogoTypeGothic{}/
\item \yasashisa{やさしさゴシック} \verb/\yasashisa{}/
\item \yasashisaAntique{やさしさアンチック} \verb/\yasashisaAntique{}/
\item \yasashisaTegaki{やさしさゴシック手書き} \verb/\yasashisaTegaki{}/
\item \hannari{はんなりフォント} \verb/\hannari{}/
\item \fontpo{フォントポにほんご} \verb/\fontpo{}/
\item \flopDesign{フロップデザインフォント} \verb/\flopDesign{}/
\item \himaji{ひま字フォント} \verb/\himaji{}/
\item \riiPop{りいポップフォント} \verb/\riiPop{}/
\item \riiTegaki{りい手書きフォント} \verb/\riiTegaki{}/
\item \bokutachi{ぼくたちフォント} \verb/\bokutachi{}/
\item \AoyagiSoseki{青柳疎石フォント} \verb/\AoyagiSoseki{}/
\item \AoyagiKouzanMouhitsu{青柳衡山毛筆フォント} \verb/\AoyagiKouzanMouhitsu{}/
\item \AoyagiKouzanT{青柳衡山毛筆フォントT} \verb/\AoyagiKouzanT{}/
\item \AoyagiKouzanGyousho{青柳衡山毛筆フォント行書} \verb/\AoyagiKouzanGyousho{}/
\item \AoyagiKouzanSousho{青柳衡山毛筆フォント草書} \verb/\AoyagiKouzanSousho{}/
\item \AoyagiKouzanReisho{青柳衡山隷書フォント} \verb/\AoyagiKouzanReisho{}/
\item \kururin{くるりんフォント} \verb/\kururin{}/
\item \kowaiMincho{ふぉんとうは怖い明朝体} \verb/\kowaiMincho{}/
\item \tetsubin{鉄瓶ゴシック} \verb/\tetsubin{}/
\item \nukamiso{ぬかみそフォント} \verb/\nukamiso{}/
\item \kokoroMincho{こころ明朝体} \verb/\kokoroMincho{}/
\item \SmartFontUI{スマートフォントUI} \verb/\SmartFontUI{}/
\item \kanjukuGothic{かんじゅくゴシック} \verb/\kanjukuGothic{}/
\item \mushin{無心フォント} \verb/\mushin{}/
%\item \SourceHanSerifExtraLight{源ノ明朝 ExtraLight} \verb/\SourceHanSerifExtraLight{}/
%\item \SourceHanSerifLight{源ノ明朝 Light} \verb/\SourceHanSerifLight{}/
%\item \SourceHanSerifRegular{源ノ明朝 Regular} \verb/\SourceHanSerifRegular{}/
%\item \SourceHanSerifMedium{源ノ明朝 Medium} \verb/\SourceHanSerifMedium{}/
%\item \SourceHanSerifSemiBold{源ノ明朝 SemiBold} \verb/\SourceHanSerifSemiBold{}/
%\item \SourceHanSerifBold{源ノ明朝 Bold} \verb/\SourceHanSerifBold{}/
%\item \SourceHanSerifHeavy{源ノ明朝 Heavy} \verb/\SourceHanSerifHeavy{}/
%\item \SourceHanSansExtraLight{源ノ角ゴシック ExtraLight} \verb/\SourceHanSansExtraLight{}/
%\item \SourceHanSansLight{源ノ角ゴシック Light} \verb/\SourceHanSansLight{}/
%\item \SourceHanSansNormal{源ノ角ゴシック Normal} \verb/\SourceHanSansNormal{}/
%\item \SourceHanSansRegular{源ノ角ゴシック Regular} \verb/\SourceHanSansRegular{}/
%\item \SourceHanSansMedium{源ノ角ゴシック Medium} \verb/\SourceHanSansMedium{}/
%\item \SourceHanSansBold{源ノ角ゴシック Bold} \verb/\SourceHanSansBold{}/
%\item \SourceHanSansHeavy{源ノ角ゴシック Heavy} \verb/\SourceHanSansHeavy{}/
\end{箇条書き}

\subsubsection{下線系命令との相性}

\verb/\下線/,\verb/\強調/,\verb/\二重線/,\verb/\取消線/,\verb/\テキストハイライト/ などの下線系命令の内部で追加フォントを使うことは可能ではあるが,\verb/\ajMaru/ などによる出力に対して追加フォントが適用されない。また,\verb/\〜family/ という宣言型の追加フォントへの変更命令は,下線系命令中では原則として機能しない(一部効くフォントもあるが)。

一方,追加フォントの中に下線系命令を包含した場合はそのような現象は起きない。したがって,\gb{できるだけ追加フォントの中で下線系命令を使う}という形を基本形とすべきである。

例えば,次の文章を基本フォント(ヒラギノ明朝)と追加フォント(瀬戸フォント)で出力した場合を比較してみよう。

\begin{jquotation}(4zw)(4zw)[\abovedisplayskip]
\begin{verbatim}
私は,「ほげ!ほげ?」,「【参考】」と叫んだ。(第\ajRoman{3}章第\ajKakkoroman{3}項\ajMaru{2}〜\ajMaru{55}参照。)
\end{verbatim}
\end{jquotation}

\begin{枠囲み}{追加フォントと下線系命令の相性}\parindent0zw
\begin{tabular}{r@{\hspace{.25zw}}l}
直打ち(ヒラギノ): & 私は,「ほげ!ほげ?」,「【参考】」と叫んだ。(第\ajRoman{3}章第\ajKakkoroman{3}項\ajMaru{2}〜\ajMaru{55}参照。)\\
\verb/\下線{〜}/: & \下線{私は,「ほげ!ほげ?」,「【参考】」と叫んだ。(第\ajRoman{3}章第\ajKakkoroman{3}項\ajMaru{2}〜\ajMaru{55}参照。)}\\
\verb/\seto{〜}/: & \seto{私は,「ほげ!ほげ?」,「【参考】」と叫んだ。(第\ajRoman{3}章第\ajKakkoroman{3}項\ajMaru{2}〜\ajMaru{55}参照。)}\\
\verb/\seto{\下線{〜}}/: & \seto{\下線{私は,「ほげ!ほげ?」,「【参考】」と叫んだ。(第\ajRoman{3}章第\ajKakkoroman{3}項\ajMaru{2}〜\ajMaru{55}参照。)}}\\
\verb/\下線{\seto{〜}}/: & \下線{\seto{私は,「ほげ!ほげ?」,「【参考】」と叫んだ。(第\ajRoman{3}章第\ajKakkoroman{3}項\ajMaru{2}〜\ajMaru{55}参照。)}}\\
\end{tabular}
\end{枠囲み}

このように,\verb/\下線{\seto{〜}}/ の形で使うと,\verb/\ajRoman/ や \verb/\ajMaru/ などのCIDアクセスの置換(第\ref{CIDアクセス}節参照)が効かなくなり\footnote{\mtt{\\ajKakkoroman} や\ajMaru{51}以上の \mtt{\\ajMaru} に対しては,下線とは無関係に追加フォントによる出力ができない。この事情については第\ref{CIDアクセス}節参照。},\verb/\aj〜/ による出力が全て基本フォントのヒラギノに置き換えられてしまう。

\subsubsection{縦書きへの対応}

付録\ref{追加フォントを用いた組版例}の組版サンプルを見ると分かるように,一部の追加フォントは縦書きへの対応が不十分である。

縦書きへの対応の程度を見るには,次のような点に注目して組版サンプルを見るとよい。

\begin{箇条書き}<3zw>
\item 句読点の位置が正しいか。
\item 拗音・促音の位置が正しいか。
\item 括弧類の向きが正しいか。
\item 音引き(長音記号)の向きが正しいか。
\item 約物(句読点や括弧類など)が連続するときのスペーシングが正しいか。
\end{箇条書き}



\subsection{みかちゃんフォントの例外的挙動}

表\ref{追加フォント一覧}に挙げた追加フォントのうち,みかちゃんフォントだけは,次のような点で,他の追加フォントと少し異なる。

\begin{箇条書き}<3zw>
%\item 欧文フォントにもみかちゃんフォントの従属欧文文字(みかちゃんフォントに収録された半角英数字)がプロポーショナルフォントとして用いられる。
\item 感嘆符・疑問符の後に自動的にスペースが空かない。
\item 縦組みのときにコンマ・ピリオドが自動的に読点・句点に置換されない。
\item ぶら下げ組には非対応。
\end{箇条書き}

組版例は,付録\ref{追加フォントを用いた組版例}に示したサンプルを参照されたい。


\subsection{追加フォントを基本フォントに格上げする}

特に気に入った追加フォントがあれば,それを基本フォントに格上げして用いることもできる。その場合,上で述べた制約のうちの多くを回避することができる。\footnote{「収録グリフ数」はフォント自体の設計に起因する制約であり,収録されていないグリフは出しようがないので,どうしようもない。}

例えば,基本7書体のそれぞれに対して,次のフォントを対応させたい場合を考えよう。\footnote{各フォントのフォントファイル名は,\mtt{additionalFonts.sty}を見れば突きとめることができる。}

\br{.5}
\begin{center}
\cap{基本書体に追加フォント用のフォントを割り当てる例}
\begin{tabular}{lll}\hlineb
\gb{基本書体} & \gb{割り当てるフォント} & \gb{フォントファイル名}\\\hline
細明朝体 & \fuiji{ふい字フォント} & \mtt{fuiji.ttf} \\
明朝体 & \azuki{あずきフォント} & \mtt{azuki.ttf} \\
太明朝体 & \YOzEducationKanaBold{Y.\!Oz教育かなボールド} & \mtt{YOz-EducationKana-Bold.ttc} \\
ゴシック体 & \meiryo{メイリオ} & \mtt{meiryo.ttf} \\
太ゴシック体 & \himaji{ひま字フォント} & \mtt{himaji.otf} \\
丸ゴシック体 & \aqua{あくあフォント} & \mtt{aqua.ttf} \\
特太ゴシック体 & \jiyucho{自由帳フォント} & \mtt{jiyucho.ttf} \\\hlineb
\end{tabular}
\end{center}

\br{.5}

この場合,プリアンブル部に次のように記述する。

\begin{jquotation}(4zw)[\abovedisplayskip]
\begin{verbatim}
\usepackage[noalphabet,prefer2004jis]{pxchfon}
\setlightminchofont{fuiji.ttf}
\setmediumminchofont{azuki.ttf}
\setboldminchofont[0]{YOz-EducationKana-Bold.ttc}
\setmediumgothicfont{meiryo.ttf}
\setboldgothicfont{himaji.otf}
\setmarugothicfont{aqua.ttf}
\setxboldgothicfont{jiyucho.ttf}
\end{verbatim}
\end{jquotation}

補足解説をしておく。

\begin{箇条書き}<3zw>
\item \mtt{noalphabet} は,欧文部分のフォントは変化させないことを意味している。
\item \mtt{preferjis2004} は,JIS2004字形を採用することを意味している。これを外せばJIS90字形になる。
\item 拡張子 \mtt{.ttc} のファイルは,複数の書体が組み合わされたコレクションになっている。その場合,何番目の書体を利用するかを \mtt{[0]} のようなオプション引数で指定する。原則として \mtt{[0]} を指定しておけば希望の書体が出力されるはずである。
\end{箇条書き}

なお,欧文部分のフォントもそのフォントに変更したい場合は,\mtt{noalphabet} オプションを外し,次のように記述する。

\begin{jquotation}(4zw)[\abovedisplayskip]
\begin{verbatim}
\usepackage[prefer2004jis]{pxchfon}
\let\hmrfamily\relax
\let\hsffamily\relax
\let\hmgfamily\relax
\setlightminchofont{fuiji.ttf}
\setmediumminchofont{azuki.ttf}
\setboldminchofont[0]{YOz-EducationKana-Bold.ttc}
\setmediumgothicfont{meiryo.ttf}
\setboldgothicfont{himaji.otf}
\setmarugothicfont{aqua.ttf}
\setxboldgothicfont{jiyucho.ttf}
\end{verbatim}
\end{jquotation}




\section{難しい漢字を出力したい場合の対処}

%\subsection{Adobe-Japan1-4 → Adobe-Japan1-5 への拡張(標準ヒラギノの活用)}\label{標準ヒラギノの活用}
%
%第\ref{鉄緑ヒラギノN}節で述べたように,現在の鉄\TeX のデフォルトでは \mtt{\\鉄緑ヒラギノ\hskip0pt\relax N} が宣言されている。そして,第\ref{Roman〜フォントの特徴と制限}節で述べたように,\mtt{\\鉄緑ヒラギノ\hskip0pt\relax N} で導入される Roman〜 系フォントは,ローマ数字の上下のつながりの代償として,収録グリフ数が4,873字(付録\ref{Adobe-Japan1-4 には含まれず Adobe-Japan1-5 に含まれる文字一覧}参照)減少している。
%
%「ソース上では入力できている漢字が,コンパイルするとPDF上では欠けてしまう」というトラブルの大半は,このグリフ数の減少に起因している。使える漢字の数を増やすためには,
%
%\begin{jquotation}(3zw)[5pt]
%\mtt{\\標準ヒラギノ\hskip0pt\relax N}
%\end{jquotation}
%
%\noindent などとして,使用するフォントを Adobe-Japan1-5 範囲まで拡張するのが最も簡単な解決策である。
%
%もちろん,游フォントや小塚フォントが使用可能なマシン(第\ref{游明朝・游ゴシックの使えるマシン},\ref{小塚フォントの使えるマシン}節参照)であれば,\mtt{\\游\hskip0pt\relax N} や \mtt{\\小塚\hskip0pt\relax N} を用いてもよい。

\subsection{Adobe-Japan1-5 → Adobe-Japan1-7 への拡張(小塚フォントの活用)}

小塚フォントは,Adobe-Japan1-5(20,317字)のヒラギノフォントよりも多い,Adobe-Japan1-7(23,060字)に対応している。小塚フォントが使用可能なマシンであれば,\mtt{\\小塚\hskip0pt\relax N} を宣言しておくことで,使用可能な漢字をさらに増やすことができる。



\subsection{手書き文字検索・部首検索での直接入力}

\subsubsection{手書き文字検索}
\begin{箇条書き}
\item ATOKの「手書き文字入力」(ATOKのメニューから選べる)
\item Google日本語入力の「手書き文字認識」(アプリケーション > Google 日本語入力 に収録されている)
\item 手書き漢字認識サイト \url{http://kanji.sljfaq.org/drawj.html}
\item グリフWikiの手書き漢字検索 \url{http://glyphwiki.org/search/hwr.html}
\end{箇条書き}

\noindent などの方法で,手書き漢字を認識させて,入力可能な文字かどうかを調べる。
直接入力可能な文字(Unicodeのコードが割り振られている文字)であれば,それをTeXShopのウィンドウ内にペーストすればよい。

\subsubsection{画数・部首検索}

IPA MJ文字情報検索システム \url{http://mojikiban.ipa.go.jp/search/SearchBasic.html} で,漢字を部首や画数で検索できる。

検索結果の「対応するUCS」の部分が,Unicodeのコードポイントであり,そこが「\ltt{U+70BB}」のように表示されている漢字は,直接入力が可能な漢字である。Google日本語入力で「\ltt{U+70BB}」と入力して変換すると,対応する「炻」という漢字が推測変換候補に現れるはずである。ATOKの場合は,文字パレットから文字コード入力でその文字にたどり着き,ダブルクリックで入力することができる。


\subsection{直接入力は可能でも出力できない文字}

直接入力することは可能なのに,\mtt{\\標準ヒラギノ\hskip0pt\relax N}(または \mtt{\\游\hskip0pt\relax N} や \mtt{\\小塚\hskip0pt\relax N})を宣言していてもコンパイルすると欠けてしまうという場合は,そのグリフが Adobe-Japan1-5 範囲に入っておらず,ヒラギノ(あるいは游・小塚・モリサワ)フォントには収録されていない文字であるということを意味する。その場合は,後述のIPAmj明朝や花園明朝,グリフWikiを用いなければならない。

\subsubsection{かつての鉄\TeX で存在した問題その1:「𩵋住・𠮷田問題」}

かつての鉄\TeX では,「𩵋」「𠮷」といった文字を直接入力すると,ソースウィンドウ上では表示できてもコンパイルすると欠けてしまっていたが,最新の鉄\TeX では欠けないようになっている。


\subsubsection{かつての鉄\TeX で存在した問題その2:「侑祐・貴祥問題」}\label{正規化問題}

かつての鉄\TeX(というより,この問題の本質はTeXShopに起因)では,「侑祐・貴祥」を直接入力してコンパイルすると「侑祐・貴祥」に化けてしまう問題が発生していた。しかも一度でもこの状態で保存すると,ソース上でも不可逆に変換されてしまい,元に戻すことができないという厄介な問題であった。

これはUnicode正規化(Normalization)に起因する問題であった。現在はTeXShopに変則的な正規化を導入した結果,この問題は起こらなくなっているので,「侑祐・貴祥」を直接入力しても問題ない。

ただし,一度でもSnow Leopardを使っているなどの理由で,古いTeXShopを使っているユーザーが,一度でもその書類を古いTeXShopで開いて保存してしまうと,不可逆に「侑祐・貴祥」に化けて保存されてしまい,それは復旧できない。

Snow Leopardユーザーと共同作業をする場合には,この問題に気をつけなければならない。この問題に対する回避策としては,

\begin{jquotation}(3zw)[5pt]
\verb/侑\祐 ・貴\祥/
\end{jquotation}

\noindent と入力するという方法が用意されている。これにより,Snow Leopardユーザがその書類を開いても,文字化けすることなく確実に「侑祐・貴祥」と出力することができる。

この手の「古いTeXShopによる正規化で化けてしまう危険な文字をエスケープする命令の一覧」は,付録\ref{古いTeXShopの正規化によって化けてしまう文字をエスケープする命令の一覧}を参照のこと。


\subsection{CIDコードでの入力}

Unicodeのコードが割り振られていない文字は,直接入力することはできないが,Adobe-Japan1-5の範囲に割り振られている文字(CIDコードが割り振られているグリフ)であれば,\verb/\CID{12345}/ のようにして出力することができる。

CIDコード一覧は付録\ref{AJ1CID一覧}に掲載されている。だが,この表はCIDコード順に並んでいるので,目的の漢字を探すのが非常に困難である。そこで,ある漢字のCIDコードを調べる際には,次のような手順を経るとよい。

\begin{枠囲み}{CIDコードの調べ方}
\begin{enumerate}<1zw>[\Maru{enumi}]
\item 部首を特定する。
\item 部首一覧 \url{http://etc.dounokouno.com/bushu-search/bushu-list.html} で,その部首の「部首番号」を調べる。
\item 部首画数順漢字一覧 \url{http://coe21.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~yasuoka/publications/Adobe-Japan1kanji.pdf} を開く。
\item この数字は,「部首番号−部首以外の部分の画数」のペアで表示されているので,目的の漢字を探す。
\item その漢字の下に書かれている数字が目的のCIDコードである。
\end{enumerate}
\end{枠囲み}


\subsection{IPAmj明朝の利用}

人名に使われる特殊な漢字などであれば,(明朝体のみであるが)政府が住民基本台帳のために作ったフォント「IPAmj明朝」を使って出力することができる。\url{http://mojikiban.ipa.go.jp/search/SearchBasic.html}で検索して得られるMJ060380のような番号を \verb/\IPAmj{MJ060380}/ のように \verb/\IPAmj{}/ で囲めば,当該文字をIPAmj明朝体を使って出力できる。収録グリフ数は6万字以上。
%

\subsection{花園明朝の利用}

直接入力は可能であるが,漢字ではない特殊な記号であるなどの理由でヒラギノ・游・小塚・モリサワに収録されていないグリフであれば,花園明朝体を使って出力可能である。収録グリフ数は87,791字。

使い方は,例えば \verb/\hanamin{/\hanamin{⌬}\verb/}/ のようにする。\hanamin{⌬} はベンゼン環記号である。これはUnicodeには採用されている文字で,Mac OS X においては直接入力・画面表示可能な文字ではあるものの,特殊記号ということで,Adobe-Japan の収録グリフには含まれておらず,そのためヒラギノ・小塚・モリサワには収録されていない。そのため,TeXShopに直接入力すると,コンパイル時に欠けてしまう。そもそもヒラギノに収録されていないグリフなので,\verb/\CID{}/ によって入力することもできない。

また,人名漢字ではないので,IPAmj明朝でも対応できない。

このように,「ソース上には入力できるのにPDFでは欠けてしまう」ときの強い味方となるのが,\verb/\hanamin{}/ である。

\subsubsection{フォントフォールバック機構}

「\hanamin{⌬}」がヒラギノに収録されていない文字であるのに,Macで画面表示可能であるのは,Mac(Windowsも)に備わった「フォントフォールバック機構」という仕組みのためである。あるグリフが現在表示中のフォントに存在しないとき,システムにインストールされている他のフォントの中から,そのグリフを持っている別の近いフォントを探してきて,その代替フォントに自動的に置き換えて表示してくれる仕組みである。

よく,TeXShopの文字をOsakaフォントで表示しているとき,「𩵋住」のような特殊な文字を入力すると,そこだけ文字がヒラギノに変わり,そのせいで行ピッチが狂う現象を見ることがあるだろう。これは収録グリフ数の少ないOsakaから,収録グリフ数の多いヒラギノへのフォントフォールバックが働いているためである。


\subsection{グリフWikiの利用}

グリフWiki\footnote{\url{http://glyphwiki.org/wiki/}}に掲載されている文字であれば,\verb/\GlyphWiki{}/ という命令によって,オンラインから字形データ(明朝体)をダウンロードして利用することができる。その文字を使う初回コンパイル時のみネット接続が必要となる。収録グリフ数は34万字以上と圧倒的である。

グリフWikiで目的の漢字を検索し,見つかったら,URL末尾の部分を \verb/\GlyphWiki{}/ の引数にコピーし,例えば \verb/\GlyphWiki{nihon-no-kanji-047-01}/ のようにする。すると,\TeX が自動的にグリフWikiから字形データをダウンロードし,和文1文字の形に整形して,文書内に貼り込んでくれる。

ビットマップ画像ではなく,アウトライン情報を持ったベクター情報を取得しているので,大きな文字で出力しても輪郭が粗くなったりはしない。

\subsubsection{\texttt{\textbackslash GlyphWiki} の動作仕様}

\verb/\GlyphWiki{}/ は,内部でRubyスクリプトを動かしているが,このRubyスクリプトはRuby 2.0以降を前提としている。Mac OS Xに搭載されているRubyは,10.8 (Mountain Lion)まではRuby 1.8系列,10.9 (Mavericks)からはRuby 2.0系列となっている。よって,\verb/\GlyphWiki{}/ は 10.9 (Mavericks) 以降でなければ使えないのではないかと思われる。\footnote{筆者の手元に10.8以前のマシンが残っていないので,確認できない。}

\verb/\GlyphWiki{}/ は,「字形データをオンラインからダウンロードしてくる」という動作の特性上,各文字について初回使用時にはネット接続が必須であるが,一度取得した字形データはキャッシュしておくので,二度目以降はネット接続していなくてもコンパイルすることが可能である。

なお,初使用グリフがあるときにネット接続がされていない場合や,グリフWikiが落ちていて字形データをダウンロードできなかったりした場合などには,その文字の位置には文字が欠けていることを示す赤い下駄記号{\color{red}〓}で出力される。






\section{実演!難しい漢字の入力}

以下,実際に,

\br{.5}

\begin{enumerate}<5zw>[\Maru{enumi}]\LARGE
\item 陋
\item 罿%\CID{19685}
\item \hanamin{㶱}
\item \GlyphWiki{waseikanji-no-jiten-1189}
\item \GlyphWiki{ebag_s085-044}
\end{enumerate}

\br{.5}

\noindent という漢字を出力するというお題を考える。このような状況に出くわしたとき,どのように調べ,どのように入力すれば当該文字を出力できるのか,その手順を具体的に実演してみよう。


\subsection{直接入力可能な文字か?}

多少複雑な漢字であっても,変換の仕方が分からないだけで,実は頑張れば直接入力可能である漢字は多い。まずは直接入力可能かどうか調べてみよう。

\subsubsection{手書き入力}

読み方の分からない漢字を入力するときに強い味方となるのが,\gb{手書き入力}である。
手書き入力の手段としては,次のような手が考えられる。

\br{.5}


{\番号付き箇条書きの空白設定(5pt)<3zw>[1zw]{2zw}{1zw}
\begin{enumerate}[\Maru{enumi}]
\item ATOK手書き文字入力

ATOK(有料)をインストールしているマシンであれば,ATOKのメニューから「手書き検索」を選べば,手書き文字検索ができる。有料の商用ソフトウェアだけあって,文字認識の精度は高い。

\item Google手書き文字認識

Google日本語入力(無料)をインストールしているマシンであれば,\mtt{アプリケーション>Google日本語入力>手書き文字認識} というソフトウェアが存在する。ATOK手書き文字入力同様のソフトウェアであるが,無料ソフトウェアであるので文字認識精度は今ひとつ。

\item オンラインの手書き文字検索サイト

\url{http://kanji.sljfaq.org/drawj.html} や \url{http://glyphwiki.org/search/hwr.html} で,手書き文字認識が可能である。

\item スマートフォン・タブレット向けGoogle検索ページ

スマートフォンやタブレットでGoogleの検索ページにアクセスし,「設定」から「手書き入力」を有効にすると,スマートフォン・タブレットの画面全体を使って手書き文字入力をすることができる。うまく目的の漢字を入力できればそれをメールなどでパソコンに送信すればよい。

\item iPhoneアプリ

手書き文字認識をサポートするiPhoneアプリ,例えば大辞林や漢字典のアプリを使えば,漢字を手書き入力で検索することが可能である。うまく目的の漢字を入力できればそれをメールなどでパソコンに送信すればよい。

\end{enumerate}
}

\br1

なお,これらの手書き文字認識の精度を高めるには,「\gb{画数・書き順を遵守する}」ことがポイントとなる。

\br{.5}

さて,これらの方法で試してみると,次のような結果になった。

\br{.5}

\begin{center}
\cap{手書き入力の試み}
\begin{tabular}{lccccc}\hlineb
 &陋 & 罿 & \hanamin{㶱} & \GlyphWiki{waseikanji-no-jiten-1189} & \GlyphWiki{ebag_s085-044} \\\hline
ATOK手書き文字入力   & ○ & ×& × & × & × \\
Google手書き文字認識 & × & ×& × & × & × \\
\href{http://kanji.sljfaq.org/drawj.html}{drawj.html} & ○ & × &  × & × & × \\
\href{http://glyphwiki.org/search/hwr.html}{hwr.html} & × & × &  × & × & × \\
Googleスマートフォン検索ページ & ○ & ×& × & × & × \\
大辞林アプリ  & ○ & ×& × & × & × \\
漢字典アプリ  & ○ & ×& × & × & × \\\hlineb
\end{tabular}
\end{center}

\br{.5}

このように,①の「陋」\footnote{ちなみに,この「陋」という漢字は,漢文の教材を作成している場面で実際に遭遇した。}という漢字に関しては,複数の手書き入力の方法で認識させ,直接入力することができた。

そこで,これをTeXShopのソースウィンドウに入力し,コンパイルしてみると,無事に出力できる。

こうして,①の「陋」に関しては入力および出力に成功した。

②〜⑤が残る課題となる。


\subsubsection{画数・部首検索}

次の手は\gb{画数・部首検索}である。\url{http://mojikiban.ipa.go.jp/search/} において,画数・部首検索が可能である。

ただし,この「部首」の検索をめぐっては,部首の形ではなく由来に関する知識が必要となる。これは,漢和辞典を用いれば調べることができる。例えば阝(こざとへん)は「阜」の変形であるので,「阜」の部に属し,部首画数は8画となる。また,辶(しんにょう)は「辵」の変形であるので,「辵」の部に属し,部首画数は7画となる。

\br{.5}


さて,第2のお題「罿」の部首は「罒」(あみがしら)であるが,これは「网」の変形であるので,「网」の部に属し,部首画数は6画となる。また,「罿」の総画数は17画である。
そこで,検索フォームに次のように入力する。

\img*(.8\linewidth,*)[c]{罿1.png}

すると,次のような検索結果が得られる。

\img*(.8\linewidth,*)[c]{罿2.png}

4番目の検索候補に「罿」の字を発見することができた!


\subsubsection{コードポイントからの直接入力}

上図において,「対応するUCS」の項目に \mtt{U+7F7F} と書かれている点に注目する。これは,Unicodeのコードポイントが割り当てられていることを意味する。この場合は,直接入力が可能である。

コードポイントから直接入力を行う最も簡単な方法は,Google日本語入力において,\mtt{U+7F7F} と打ち込んで変換することである。実は,Google日本語入力には,\mtt{U+} から始まるこの書式の文字列を変換すると,そのコードポイントに対応する文字に変換してくれる機能が存在するのである。

\img*[c]{罿3.png}

ATOKの場合は,ATOKメニューから「文字パレット」を選び,「体系」で「Unicode」を選んで,「コード」の部分に\mtt{7F7F}と入力すれば,この文字にたどり着くことができる。

\img*<.7>[c]{罿4.png}


こうして,めでたく「罿」を直接入力することができた。


%\subsection{使用可能グリフ数の拡張}
%
%ところが,鉄\TeX のデフォルトの状態では,TeXShopのソースウィンドウに「罿」を直接入力してコンパイルすると,コンパイルしたPDF上ではそれが欠けてしまう。
%これは,第\ref{標準ヒラギノの活用}節で述べたように,デフォルトのRoman〜系フォントは収録グリフ数が少ないからである。
%
%そこで,\mtt{\\標準ヒラギノ\hskip0pt\relax N}(もしくは\mtt{\\游\hskip0pt\relax N}や\mtt{\\小塚\hskip0pt\relax N})を宣言することで,付録\ref{Adobe-Japan1-4 には含まれず Adobe-Japan1-5 に含まれる文字一覧}に示された4,873字を使用可能としておこう。

%なお,今回のお題の文字のうち,「陋」は実はRoman〜系フォントにも収録されている文字であり,一方「\hanamin{㶱}」はこの4,873字の中にも含まれないので,結果的にはこの行為の意味はなかったことになる。だが,「画面上に入力可能なある文字がPDF上には出力されない」というトラブルの大半はこの4,873字に起因するものであるので,そのようなトラブルに出くわしたらまずは\mtt{\\標準ヒラギノ\hskip0pt\relax N}を用いることを習慣づけておいて損はない。

%こうして,「罿」を直接入力し,かつ正しくPDF上に出力することができた。

\subsection{花園明朝やIPAmj明朝の利用}

続いて,第3のお題「\hanamin{㶱}」\footnote{ちなみに,この「\hanamin{㶱}」という漢字は,日本史の教材を作成している場面で実際に遭遇した。}について考える。ここまでの流れと同様に行うと,手書き文字認識は失敗するので,火へん+総画数9画で検索すると,目的の漢字を発見することができる。

\img*(.8\linewidth,*)[c]{㶱1.png}

すると,「対応するUCS」の項目に \mtt{U+3DB1} と書かれているので,文字コード入力によって入力すると,「\hanamin{㶱}」をソースコード上に直接入力できる。

だが,コンパイルするとPDF上では欠けてしまう。そして,これは\mtt{\\標準ヒラギノ\hskip0pt\relax N}などと宣言して収録グリフ数を拡張してもなお変わらない。

これは,この「\hanamin{㶱}」という漢字は現在日本で用いられる漢字ではなく,中国の漢字なので,ヒラギノなどの日本語のフォントには通常収録されていない文字であるからである。

このような場合,花園明朝を用いるか,IPAmj明朝を用いるかという2つの手が考えられる。

花園明朝を用いる場合,ソース上に入力した「\hanamin{㶱}」を \verb/\hanamin{}/ で囲み,\verb/\hanamin{/\hanamin{㶱}\verb/}/ と入力すればよい。すると,花園明朝を用いて「\hanamin{㶱}」という漢字を出力することができる。

あるいは,上記検索結果において,「MJ文字図形名」の項目に \mtt{MJ002257} と書かれている点に注目する。これを \verb/\IPAmj{}/ の引数に入れ,\verb/\IPAmj{MJ002257}/ と入力することによっても,「\IPAmj{MJ002257}」という漢字を出力することができる。\footnote{花園明朝とIPAmj明朝は別のフォントであるので,出力される字形は(どちらも明朝体ではあるが)微妙に異なる。}

\verb/\hanamin{}/ を用いる方法の方がソース上で何を入力しているのかが分かるので直観的であるが,「対応するUCS」が存在せず「MJ文字図形名」しか存在しないような文字については,直接入力することが不可能な文字であるので,MJ文字図形名を用いてIPAmj明朝で出力するしかない。

\subsection{グリフWikiの利用}

次に,第4のお題「\GlyphWiki{waseikanji-no-jiten-1189}」について考える。これは,ここまでの全ての手法,すなわち手書き認識や部首・画数検索によっても発見することができず,入力することが不可能である。

そこで,最後の手段として,グリフWikiを利用する。グリフWikiのトップページ\url{http://glyphwiki.org/wiki/}にアクセスして,左側の検索フォームに「目有」と,漢字を構成するパーツを打ち込む。

\img*(.8\linewidth,*)[c]{目有.png}

これで検索し,検索結果のリンクをいろいろとたどっていると,やがてこのページにたどり着く。

\img*(.75\linewidth,*)[c]{目有2.png}

このURLの末尾の部分が \mtt{koseki-261030} となっている点に注目する。そこで,\verb/\GlyphWiki{koseki-261030}/ と入力してコンパイルすると,グリフWikiに登録された字形データをオンラインからダウンロードしてくることによって,めでたく「\GlyphWiki{koseki-261030}」という漢字を出力することができた!

\subsection{グリフWikiの筆画検索の利用}

いよいよ,第5のお題「\GlyphWiki{ebag_s085-044}」\footnote{ちなみに,この「\GlyphWiki{ebag_s085-044}」という漢字は,年賀状を作成しているときに,「ふかし」という読み方の人名として実際に用いられている場面に遭遇した。}について考える。これは,ここまでの全ての手法,すなわち手書き認識や部首・画数検索によっても発見することができない上,グリフWikiの検索フォームに「氵芋」と打ち込んでも検索できない。

そこで,グリフWikiの筆画検索(\url{http://glyphwiki.org/search/kensaku.cgi})を利用する。これは,漢字の書き方をもとに検索する検索方法であるが,このルールに基づいて検索するのはなかなか難しい。そこで,この検索フォームに「氵芋」と打ち込んで検索する。

\img*(.8\linewidth,*)[c]{氵芋1.png}

すると,自動的に筆画記法 \verb/rrrrhvvhh2/ に変換された上で検索される。

\img*(.8\linewidth,*)[c]{氵芋2.png}

こうして,このページにたどり着くことができる。

\img*(.75\linewidth,*)[c]{氵芋3.png}

このURLの末尾の部分が \mtt{ebag\_s085-044} となっている点に注目する。そこで,\verb/\GlyphWiki{ebag_s085-044}/ と入力してコンパイルすると,グリフWikiに登録された字形データをオンラインからダウンロードしてくることによって,めでたく「\GlyphWiki{ebag_s085-044}」という漢字を出力することができた!


\newpage


\section{付録}

\subsection{JIS90字形とJIS2004字形の比較,CIDコードの一覧}\label{JIS90字形とJIS2004字形の比較,CIDコードの一覧}

JIS2004で字形が変更された168文字\footnote{ただし,うち8文字は,あまりにも些細な字形変化のため,異なるグリフとして別のCIDコードが割り当てられることはなかった。そのため,JIS90,JIS2004のどちらのマッピングで出力しても,全く同一のグリフが出力される。}に,JIS2004改訂に伴いUnicodeとCIDコードとの対応に変更があった文字9文字を加えた,177文字のリストを以下に示す。ヒラギノ明朝ProN W3,游明朝ミディアム,小塚明朝Pr6N Regularでの字形を色分けして比較した。\footnote{この表を見ると,ヒラギノだけが他の2つとは異なる字形選択をしている場合が多いことに気づくだろう。
これは,主に明朝体の「筆押さえ」の有無に関係する文字である。この「筆押さえの有無」をめぐっては,複雑な歴史的事情が絡んでいる。この歴史に関する詳細は付録\ref{筆押さえ}を参照のこと。}


%以下の表では,例として游明朝ミディアムでの字形を掲載した。
%
%備考欄が「ヒラギノ・游・小塚では変化なし」となっているものは,あまりにも些細な字形変化のため,これらのフォントでは異なるグリフとして収録されなかったものである。例えば,「蟹」という漢字は,JIS2004字形ではJIS90字形と比べて,JISによる例示字形が「解」と「虫」との間を少し広げたものになっているが,このような変更は文字の形の変化というよりは,デザインの一部に含まれてしまうからであろう。
%
%備考欄が「ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形」となっているものは,小塚フォントや游フォントでは字形の違いがあるのに対し,ヒラギノフォントではJIS2004字形対応グリフが,(グリフとしては一応別のものとして登録されているものの)デザイン上JIS90字形と全く同一となっているものである。
%
%なお,ヒラギノフォントと同じ制作元(字游工房)によって作られている游フォントでは,JIS勧告に従い,JIS90字形は「筆押さえあり」,JIS2004字形は「筆押さえなし」の明朝体が採用されている。


\begin{center}
\mgfamily
\cap{JIS90字形とJIS2004字形}



\img*!!|1|{JIS90-2004.pdf}

\img*!!|2|{JIS90-2004.pdf}

\img*!!|3|{JIS90-2004.pdf}

\img*!!|4|{JIS90-2004.pdf}

\img*!!|5|{JIS90-2004.pdf}

\img*!!|6|{JIS90-2004.pdf}


%\begin{longtable}{rrrrrrl}
%\hlineb
%\gb{番号}&\gt{Unicode Point}&\gt{JIS90字形}&\gt{CIDコード}&\gt{JIS2004字形}&\gt{CIDコード}& \gb{備考}\\\hline
%\endhead
%\hlineb
%\endfoot
%1 & \ltt{U+9022} & \huge\CID{1133} & 1133 & \huge\CID{8266} & 8266 & \\
%2 & \ltt{U+82A6} & \huge\CID{1142} & 1142 & \huge\CID{7961} & 7961 & \\
%3 & \ltt{U+98F4} & \huge\CID{1151} & 1151 & \huge\CID{7634} & 7634 & \\
%4 & \ltt{U+6EA2} & \huge\CID{1202} & 1202 & \huge\CID{7635} & 7635 & \\
%5 & \ltt{U+8328} & \huge\CID{1205} & 1205 & \huge\CID{7962} & 7962 & \\
%6 & \ltt{U+9C2F} & \huge\CID{1207} & 1207 & \huge\CID{7636} & 7636 & \\
%7 & \ltt{U+6DEB} & \huge\CID{1216} & 1216 & \huge\CID{7637} & 7637 & \\
%8 & \ltt{U+8FC2} & \huge\CID{1228} & 1228 & \huge\CID{7638} & 7638 & \\
%9 & \ltt{U+53A9} & \huge\CID{1243} & 1243 & \huge\CID{20271} & 20271 & \\
%10 & \ltt{U+5642} & \huge\CID{1247} & 1247 & \huge\CID{7642} & 7642 & \\
%11 & \ltt{U+990C} & \huge\CID{1252} & 1252 & \huge\CID{13650} & 13650 & \\
%12 & \ltt{U+8956} & \huge\CID{1320} & 1320 & \huge\CID{7645} & 7645 & \\
%13 & \ltt{U+8FE6} & \huge\CID{1376} & 1376 & \huge\CID{7647} & 7647 & \\
%14 & \ltt{U+7259} & \huge\CID{1383} & 1383 & \huge\CID{7965} & 7965 & \\
%15 & \ltt{U+5EFB} & \huge\CID{1398} & 1398 & \huge\CID{13673} & 13673 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%16 & \ltt{U+6062} & \huge\CID{1402} & 1402 & \huge\CID{20269} & 20269 & \\
%17 & \ltt{U+6666} & \huge\CID{1408} & 1408 & \huge\CID{7650} & 7650 & \\
%18 & \ltt{U+87F9} & \huge\CID{1416} & 1416 & \huge\CID{1416} & 1416 & ヒラギノ・游・小塚では変化なし\\
%19 & \ltt{U+845B} & \huge\CID{1481} & 1481 & \huge\CID{7652} & 7652 & \\
%20 & \ltt{U+9784} & \huge\CID{1489} & 1489 & \huge\CID{7653} & 7653 & \\
%21 & \ltt{U+91DC} & \huge\CID{1494} & 1494 & \huge\CID{20290} & 20290 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%22 & \ltt{U+7FF0} & \huge\CID{1545} & 1545 & \huge\CID{7656} & 7656 & \\
%23 & \ltt{U+7FEB} & \huge\CID{1569} & 1569 & \huge\CID{7657} & 7657 & \\
%24 & \ltt{U+5FBD} & \huge\CID{1605} & 1605 & \huge\CID{7658} & 7658 & \\
%25 & \ltt{U+7947} & \huge\CID{1626} & 1626 & \huge\CID{7659} & 7659 & \\
%26 & \ltt{U+6C72} & \huge\CID{1660} & 1660 & \huge\CID{7966} & 7966 & \\
%27 & \ltt{U+7078} & \huge\CID{1662} & 1662 & \huge\CID{20270} & 20270 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%28 & \ltt{U+7B08} & \huge\CID{1666} & 1666 & \huge\CID{20263} & 20263 & \\
%29 & \ltt{U+537F} & \huge\CID{1698} & 1698 & \huge\CID{7661} & 7661 & \\
%30 & \ltt{U+9957} & \huge\CID{1722} & 1722 & \huge\CID{7968} & 7968 & \\
%31 & \ltt{U+50C5} & \huge\CID{1735} & 1735 & \huge\CID{7662} & 7662 & \\
%32 & \ltt{U+55B0} & \huge\CID{1772} & 1772 & \huge\CID{7664} & 7664 & \\
%33 & \ltt{U+6ADB} & \huge\CID{1779} & 1779 & \huge\CID{7665} & 7665 & \\
%34 & \ltt{U+5C51} & \huge\CID{1781} & 1781 & \huge\CID{7666} & 7666 & \\
%35 & \ltt{U+7C82} & \huge\CID{1791} & 1791 & \huge\CID{20272} & 20272 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%36 & \ltt{U+7941} & \huge\CID{1805} & 1805 & \huge\CID{7668} & 7668 & \\
%37 & \ltt{U+9699} & \huge\CID{1850} & 1850 & \huge\CID{20273} & 20273 & \\
%38 & \ltt{U+5026} & \huge\CID{1863} & 1863 & \huge\CID{7674} & 7674 & \\
%39 & \ltt{U+6372} & \huge\CID{1876} & 1876 & \huge\CID{7676} & 7676 & \\
%40 & \ltt{U+727D} & \huge\CID{1879} & 1879 & \huge\CID{1879} & 1879 & ヒラギノ・游・小塚では変化なし\\
%41 & \ltt{U+9375} & \huge\CID{1892} & 1892 & \huge\CID{20276} & 20276 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%42 & \ltt{U+8AFA} & \huge\CID{1909} & 1909 & \huge\CID{7678} & 7678 & \\
%43 & \ltt{U+5DF7} & \huge\CID{1981} & 1981 & \huge\CID{7679} & 7679 & \\
%44 & \ltt{U+6897} & \huge\CID{1998} & 1998 & \huge\CID{20279} & 20279 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%45 & \ltt{U+818F} & \huge\CID{2019} & 2019 & \huge\CID{2019} & 2019 & ヒラギノ・游・小塚では変化なし\\
%46 & \ltt{U+9D60} & \huge\CID{2054} & 2054 & \huge\CID{7683} & 7683 & \\
%47 & \ltt{U+7511} & \huge\CID{2059} & 2059 & \huge\CID{20284} & 20284 & \\
%48 & \ltt{U+53C9} & \huge\CID{2085} & 2085 & \huge\CID{20281} & 20281 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%49 & \ltt{U+698A} & \huge\CID{2135} & 2135 & \huge\CID{7686} & 7686 & \\
%50 & \ltt{U+85A9} & \huge\CID{2165} & 2165 & \huge\CID{7688} & 7688 & \\
%51 & \ltt{U+9BD6} & \huge\CID{2168} & 2168 & \huge\CID{7689} & 7689 & \\
%52 & \ltt{U+9306} & \huge\CID{2170} & 2170 & \huge\CID{7690} & 7690 & \\
%53 & \ltt{U+9BAB} & \huge\CID{2171} & 2171 & \huge\CID{20280} & 20280 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%54 & \ltt{U+9910} & \huge\CID{2191} & 2191 & \huge\CID{7970} & 7970 & \\
%55 & \ltt{U+6753} & \huge\CID{2313} & 2313 & \huge\CID{7695} & 7695 & \\
%56 & \ltt{U+707C} & \huge\CID{2314} & 2314 & \huge\CID{7696} & 7696 & \\
%57 & \ltt{U+914B} & \huge\CID{2368} & 2368 & \huge\CID{7698} & 7698 & \\
%58 & \ltt{U+696F} & \huge\CID{2407} & 2407 & \huge\CID{13460} & 13460 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%59 & \ltt{U+85AF} & \huge\CID{2428} & 2428 & \huge\CID{7701} & 7701 & \\
%60 & \ltt{U+85F7} & \huge\CID{2429} & 2429 & \huge\CID{7702} & 7702 & \\
%61 & \ltt{U+54E8} & \huge\CID{2445} & 2445 & \huge\CID{7703} & 7703 & \\
%62 & \ltt{U+9798} & \huge\CID{2508} & 2508 & \huge\CID{7708} & 7708 & \\
%63 & \ltt{U+6756} & \huge\CID{2523} & 2523 & \huge\CID{20282} & 20282 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%64 & \ltt{U+8755} & \huge\CID{2544} & 2544 & \huge\CID{7709} & 7709 & \\
%65 & \ltt{U+8A0A} & \huge\CID{2588} & 2588 & \huge\CID{13860} & 13860 & \\
%66 & \ltt{U+9017} & \huge\CID{2598} & 2598 & \huge\CID{7711} & 7711 & \\
%67 & \ltt{U+647A} & \huge\CID{2630} & 2630 & \huge\CID{7713} & 7713 & \\
%68 & \ltt{U+64B0} & \huge\CID{2709} & 2709 & \huge\CID{7716} & 7716 & \\
%69 & \ltt{U+714E} & \huge\CID{2717} & 2717 & \huge\CID{7718} & 7718 & \\
%70 & \ltt{U+717D} & \huge\CID{2718} & 2718 & \huge\CID{7972} & 7972 & \\
%71 & \ltt{U+7A7F} & \huge\CID{2720} & 2720 & \huge\CID{7973} & 7973 & \\
%72 & \ltt{U+7BAD} & \huge\CID{2721} & 2721 & \huge\CID{7974} & 7974 & \\
%73 & \ltt{U+8A6E} & \huge\CID{2729} & 2729 & \huge\CID{7720} & 7720 & \\
%74 & \ltt{U+564C} & \huge\CID{2747} & 2747 & \huge\CID{7721} & 7721 & \\
%75 & \ltt{U+9061} & \huge\CID{2766} & 2766 & \huge\CID{7722} & 7722 & \\
%76 & \ltt{U+63C3} & \huge\CID{2839} & 2839 & \huge\CID{7975} & 7975 & \\
%77 & \ltt{U+905C} & \huge\CID{2845} & 2845 & \huge\CID{7726} & 7726 & \\
%78 & \ltt{U+817F} & \huge\CID{2876} & 2876 & \huge\CID{7728} & 7728 & \\
%79 & \ltt{U+86F8} & \huge\CID{2909} & 2909 & \huge\CID{7733} & 7733 & \\
%80 & \ltt{U+8FBF} & \huge\CID{2919} & 2919 & \huge\CID{7735} & 7735 & \\
%81 & \ltt{U+6A3D} & \huge\CID{2924} & 2924 & \huge\CID{7738} & 7738 & \\
%82 & \ltt{U+6B4E} & \huge\CID{2933} & 2933 & \huge\CID{13915} & 13915 & \\
%83 & \ltt{U+8A3B} & \huge\CID{2990} & 2990 & \huge\CID{7740} & 7740 & \\
%84 & \ltt{U+7026} & \huge\CID{2995} & 2995 & \huge\CID{7741} & 7741 & \\
%85 & \ltt{U+6357} & \huge\CID{3033} & 3033 & \huge\CID{7743} & 7743 & \\
%86 & \ltt{U+69CC} & \huge\CID{3044} & 3044 & \huge\CID{7744} & 7744 & \\
%87 & \ltt{U+939A} & \huge\CID{3046} & 3046 & \huge\CID{7745} & 7745 & \\
%88 & \ltt{U+8FBB} & \huge\CID{3056} & 3056 & \huge\CID{8267} & 8267 & \\
%89 & \ltt{U+633A} & \huge\CID{3086} & 3086 & \huge\CID{20286} & 20286 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%90 & \ltt{U+912D} & \huge\CID{3100} & 3100 & \huge\CID{7748} & 7748 & \\
%91 & \ltt{U+64E2} & \huge\CID{3105} & 3105 & \huge\CID{7749} & 7749 & \\
%92 & \ltt{U+6EBA} & \huge\CID{3112} & 3112 & \huge\CID{7750} & 7750 & \\
%93 & \ltt{U+514E} & \huge\CID{3136} & 3136 & \huge\CID{13949} & 13949 & \\
%94 & \ltt{U+5835} & \huge\CID{3138} & 3138 & \huge\CID{7753} & 7753 & \\
%95 & \ltt{U+5C60} & \huge\CID{3141} & 3141 & \huge\CID{7754} & 7754 & \\
%96 & \ltt{U+8CED} & \huge\CID{3148} & 3148 & \huge\CID{7756} & 7756 & \\
%97 & \ltt{U+701E} & \huge\CID{3244} & 3244 & \huge\CID{7761} & 7761 & \\
%98 & \ltt{U+9041} & \huge\CID{3251} & 3251 & \huge\CID{20287} & 20287 & \\
%99 & \ltt{U+8B0E} & \huge\CID{3262} & 3262 & \huge\CID{7766} & 7766 & \\
%100 & \ltt{U+7058} & \huge\CID{3263} & 3263 & \huge\CID{7767} & 7767 & \\
%101 & \ltt{U+6962} & \huge\CID{3266} & 3266 & \huge\CID{7768} & 7768 & \\
%102 & \ltt{U+79B0} & \huge\CID{3295} & 3295 & \huge\CID{7769} & 7769 & \\
%103 & \ltt{U+724C} & \huge\CID{3341} & 3341 & \huge\CID{7771} & 7771 & \\
%104 & \ltt{U+9019} & \huge\CID{3357} & 3357 & \huge\CID{7772} & 7772 & \\
%105 & \ltt{U+79E4} & \huge\CID{3359} & 3359 & \huge\CID{7773} & 7773 & \\
%106 & \ltt{U+99C1} & \huge\CID{3379} & 3379 & \huge\CID{20288} & 20288 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%107 & \ltt{U+7BB8} & \huge\CID{3384} & 3384 & \huge\CID{7775} & 7775 & \\
%108 & \ltt{U+53DB} & \huge\CID{3412} & 3412 & \huge\CID{7978} & 7978 & \\
%109 & \ltt{U+633D} & \huge\CID{3432} & 3432 & \huge\CID{7778} & 7778 & \\
%110 & \ltt{U+8AB9} & \huge\CID{3460} & 3460 & \huge\CID{13495} & 13495 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%111 & \ltt{U+6A0B} & \huge\CID{3465} & 3465 & \huge\CID{7780} & 7780 & \\
%112 & \ltt{U+7A17} & \huge\CID{3477} & 3477 & \huge\CID{7782} & 7782 & \\
%113 & \ltt{U+903C} & \huge\CID{3489} & 3489 & \huge\CID{7783} & 7783 & \\
%114 & \ltt{U+8B2C} & \huge\CID{3495} & 3495 & \huge\CID{7785} & 7785 & \\
%115 & \ltt{U+8C79} & \huge\CID{3505} & 3505 & \huge\CID{20222} & 20222 & \\
%116 & \ltt{U+5EDF} & \huge\CID{3506} & 3506 & \huge\CID{7786} & 7786 & \\
%117 & \ltt{U+7015} & \huge\CID{3520} & 3520 & \huge\CID{7787} & 7787 & \\
%118 & \ltt{U+65A7} & \huge\CID{3538} & 3538 & \huge\CID{20289} & 20289 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%119 & \ltt{U+853D} & \huge\CID{3603} & 3603 & \huge\CID{7789} & 7789 & \\
%120 & \ltt{U+77A5} & \huge\CID{3613} & 3613 & \huge\CID{7790} & 7790 & \\
%121 & \ltt{U+8511} & \huge\CID{3614} & 3614 & \huge\CID{14013} & 14013 & \\
%122 & \ltt{U+7BC7} & \huge\CID{3619} & 3619 & \huge\CID{7979} & 7979 & \\
%123 & \ltt{U+5A29} & \huge\CID{3626} & 3626 & \huge\CID{7791} & 7791 & \\
%124 & \ltt{U+97AD} & \huge\CID{3628} & 3628 & \huge\CID{20291} & 20291 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%125 & \ltt{U+5E96} & \huge\CID{3657} & 3657 & \huge\CID{7792} & 7792 & \\
%126 & \ltt{U+84EC} & \huge\CID{3671} & 3671 & \huge\CID{7794} & 7794 & \\
%127 & \ltt{U+9C52} & \huge\CID{3742} & 3742 & \huge\CID{7796} & 7796 & \\
%128 & \ltt{U+8FC4} & \huge\CID{3750} & 3750 & \huge\CID{7980} & 7980 & \\
%129 & \ltt{U+5132} & \huge\CID{3813} & 3813 & \huge\CID{7798} & 7798 & \\
%130 & \ltt{U+9905} & \huge\CID{3819} & 3819 & \huge\CID{7799} & 7799 & \\
%131 & \ltt{U+7C7E} & \huge\CID{3822} & 3822 & \huge\CID{20293} & 20293 & \\
%132 & \ltt{U+723A} & \huge\CID{3832} & 3832 & \huge\CID{20294} & 20294 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%133 & \ltt{U+9453} & \huge\CID{3846} & 3846 & \huge\CID{7801} & 7801 & \\
%134 & \ltt{U+6108} & \huge\CID{3848} & 3848 & \huge\CID{7802} & 7802 & \\
%135 & \ltt{U+7337} & \huge\CID{3868} & 3868 & \huge\CID{14074} & 14074 & \\
%136 & \ltt{U+6F23} & \huge\CID{4034} & 4034 & \huge\CID{7809} & 7809 & \\
%137 & \ltt{U+7149} & \huge\CID{4035} & 4035 & \huge\CID{7810} & 7810 & \\
%138 & \ltt{U+7C3E} & \huge\CID{4036} & 4036 & \huge\CID{20265} & 20265 & \\
%139 & \ltt{U+6994} & \huge\CID{4055} & 4055 & \huge\CID{7812} & 7812 & \\
%140 & \ltt{U+5C62} & \huge\CID{7693} & 7693 & \huge\CID{7693} & 7693 & ヒラギノ・游・小塚では変化なし\\
%141 & \ltt{U+51A4} & \huge\CID{4228} & 4228 & \huge\CID{7817} & 7817 & \\
%142 & \ltt{U+53DF} & \huge\CID{4332} & 4332 & \huge\CID{14111} & 14111 & \\
%143 & \ltt{U+54AC} & \huge\CID{4368} & 4368 & \huge\CID{20277} & 20277 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%144 & \ltt{U+5632} & \huge\CID{4433} & 4433 & \huge\CID{7821} & 7821 & \\
%145 & \ltt{U+56C0} & \huge\CID{4454} & 4454 & \huge\CID{14116} & 14116 & \\
%146 & \ltt{U+5F98} & \huge\CID{4796} & 4796 & \huge\CID{13538} & 13538 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%147 & \ltt{U+6241} & \huge\CID{4943} & 4943 & \huge\CID{7991} & 7991 & \\
%148 & \ltt{U+68D8} & \huge\CID{5212} & 5212 & \huge\CID{5212} & 5212 & ヒラギノ・游・小塚では変化なし\\
%149 & \ltt{U+6A59} & \huge\CID{5301} & 5301 & \huge\CID{5301} & 5301 & ヒラギノ・游・小塚では変化なし\\
%150 & \ltt{U+72E1} & \huge\CID{5629} & 5629 & \huge\CID{20278} & 20278 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%151 & \ltt{U+7515} & \huge\CID{5704} & 5704 & \huge\CID{20267} & 20267 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%152 & \ltt{U+7526} & \huge\CID{5707} & 5707 & \huge\CID{20283} & 20283 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%153 & \ltt{U+75BC} & \huge\CID{5741} & 5741 & \huge\CID{20175} & 20175 & \\
%154 & \ltt{U+795F} & \huge\CID{5889} & 7889 & \huge\CID{5889} & 7889 & ヒラギノ・游・小塚では変化なし\\
%155 & \ltt{U+7AC8} & \huge\CID{5937} & 5937 & \huge\CID{20285} & 20285 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%156 & \ltt{U+7B75} & \huge\CID{5976} & 5976 & \huge\CID{20266} & 20266 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%157 & \ltt{U+7BDD} & \huge\CID{6001} & 6001 & \huge\CID{7997} & 7997 & \\
%158 & \ltt{U+8171} & \huge\CID{6258} & 6258 & \huge\CID{20275} & 20275 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%159 & \ltt{U+8258} & \huge\CID{6310} & 6310 & \huge\CID{14196} & 14196 & \\
%160 & \ltt{U+8292} & \huge\CID{6325} & 6325 & \huge\CID{20292} & 20292 & \\
%161 & \ltt{U+8654} & \huge\CID{6481} & 6481 & \huge\CID{20274} & 20274 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%162 & \ltt{U+8703} & \huge\CID{6510} & 6510 & \huge\CID{20296} & 20296 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%163 & \ltt{U+8805} & \huge\CID{6537} & 6537 & \huge\CID{20295} & 20295 & \\
%164 & \ltt{U+8A1D} & \huge\CID{6662} & 6662 & \huge\CID{20268} & 20268 & \\
%165 & \ltt{U+9744} & \huge\CID{7140} & 7140 & \huge\CID{7140} & 7140 & ヒラギノ・游・小塚では変化なし\\
%166 & \ltt{U+9771} & \huge\CID{7152} & 7152 & \huge\CID{13624} & 13624 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%167 & \ltt{U+9A19} & \huge\CID{7248} & 7248 & \huge\CID{8003} & 8003 & \\
%168 & \ltt{U+9D09} & \huge\CID{7362} & 7362 & \huge\CID{14272} & 14272 & \\
%169 & \ltt{U+646F} & \huge\CID{5020} & 5020 & \huge\CID{20264} & 20264 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%\iffinal
%170 & \ltt{U+FA40} & \huge\CID{13369} & 13369 & \huge\CID{21072} & 21072 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%171 & \ltt{U+FA20} & \huge\CID{8612} & 8612 & \huge\CID{21073} & 21073 & ヒラギノは両者とも独自字形\\
%172 & \ltt{U+8B7F} & \huge\CID{8625} & 8625 & \huge\CID{21074} & 21074 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%173 & \ltt{U+609E} & \huge\CID{14541} & 14541 & \huge\CID{21558} & 21558 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%174 & \ltt{U+7152} & \huge\CID{14762} & 14762 & \huge\CID{21933} & 21933 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%175 & \ltt{U+9A4A} & \huge\CID{15319} & 15319 & \huge\CID{22920} & 22920 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%176 & \ltt{U+5906} & \huge\CID{17469} & 17469 & \huge\CID{21371} & 21371 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS2004}字形\\
%JIS90
%177 & \ltt{U+66B5} & \huge\CID{17755} & 17755 & \huge\CID{21722} & 21722 & ヒラギノでは両方{\normalfont JIS90}字形\\
%\fi
%\end{longtable}
\end{center}


\newpage


\br1

\subsection{明朝体の筆押さえの有無をめぐる歴史的経緯:ヒラギノ vs.~小塚}\label{筆押さえ}

ヒラギノフォントと小塚フォントの,明朝体の筆押さえの有無に関する歴史的経緯を簡単に要約すると,次のようになる。\footnote{このあたりの事情については,ヒラギノProの漢字を巡る座談会(\url{https://web.archive.org/web/20080326231732/http://www.apple.com/jp/pro/design/typography/05/index8.html})や直井靖さんの資料(\url{http://www.osakadtp.com/download/studyroom/008/moji_memo_0604.pdf})で述べられている。}

\subsubsection{常用漢字と筆押さえの有無}
まず,ヒラギノの開発者自身(および多くの文字関係者)は,「明朝体のデザインにとって筆押さえは本質的に不可欠な要素である」という信念を持っている。

ところが,常用漢字表に掲載されている字形は,小中学校の教育現場で楷書を教える都合上,筆押さえのないデザインが採用されている。
例えば,「父」という漢字は,明朝体の原則である筆押さえを付けると「\CID{13497}」という字形になる。だが,これは鉛筆による手書きで楷書を書いたときのデザインとは異なるため,漢字を教える小中学校の教育現場で支障をきたしてしまう。そこで,常用漢字では筆押さえを除き楷書に近づけた「父」という字形が採用されている。

\subsubsection{Adobe-Japan1-4規格の策定}

Adobe-Japan1-4規格は,常用漢字について,筆押さえのない「父」と筆押さえのある「\CID{13497}」の両方をサポートすることが可能なように設計された(2000年3月)。すなわち,Adobe-Japan1-4規格には「ちち」という漢字が2種類登録されており,別のCIDコードが割り当てられたので,両方の字形がコンピュータ上で扱えるようになった。

Adobe-Japan1-4規格に沿って作られた,ヒラギノをはじめとする明朝体のProフォントは,
\begin{枠囲み}{}\topsep0pt
\begin{箇条書き}
\item 常用漢字についてはデフォルトでは「筆押さえなし」の字形だが,異体字選択により「筆押さえあり」のデザインにも変更可能
\item 常用漢字外の文字については「筆押さえあり」のデザインの字形のみを採用
\end{箇条書き}
\end{枠囲み}
\noindent という態勢になった。

\subsubsection{表外漢字字体表}

次に,2000年12月,文部科学省が「表外漢字字体表」を制定した。これは,常用漢字表には含まれないが,日常生活で比較的使用頻度の高い漢字について,その規範となる字形を定めたものである。

その「表外漢字字体表」において,文部科学省は筆押さえのないデザインを規範として勧告した。例えば,「\textmg{\CID{1494}}」という文字は,筆押さえを除いて「\textmg{\CID{20290}}」とすべきとした。

だが,「明朝体にとって筆押さえは不可欠」と考えるヒラギノ側は,「教育現場で教える文字でない表外漢字まで筆押さえを除くのは愚策」と反発し,表外漢字については筆押さえのないデザインを採用しなかった。

\subsubsection{Adobe-Japan1-5規格の策定}

2002年,「表外漢字字体表」の勧告に対応するため,新規格Adobe-Japan1-5が策定され,「表外漢字字体表」に掲載された表外漢字にも「筆押さえあり」「筆押さえなし」の両方のデザインの字形を収録できるよう,収録グリフ数が拡張された。例えば,「\textmg{\CID{1494}}」については,従来の筆押さえのある「\textmg{\CID{1494}}」(CIDコード1494)に加え,筆押さえのない「\textmg{\CID{20290}}」(CIDコード20290)が増設された。

しかし,「明朝体にとって筆押さえは不可欠」と考えるヒラギノ側はその勧告を無視。Adobe-Japan1-5 の規格自体には対応して,CIDコード20290に「釜」という文字も実装したが,そこにもCIDコード1494と全く同一形状の「筆押さえあり」の「釜」を実装し,筆押さえのない「\textmg{\CID{20290}}」という字形は,どのコード位置にも一切採用しなかった。

一方,表外漢字字体表の勧告に素直に従った小塚フォントは,従来のCIDコード1491には筆押さえのある「\textmg{\CID{1494}}」を,新しいCIDコード20290には筆押さえのない「\textmg{\CID{20290}}」を採用した。

ただし,この時点のJIS規格(JIS90; JIS X 0208:1990)では,あくまで「かま」のデフォルトは筆押さえのある「\textmg{\CID{1494}}」(CIDコード1491)であり,筆押さえのない「\textmg{\CID{20290}}」(CIDコード20290)はその異体字扱いであった。


\subsubsection{JIS X 0213:2004規格の策定}

2004年,JIS規格が改定され,JIS2004 (JIS X 0213:2004)が策定された。この規格では,2002年の「表外漢字字体表」の勧告に対応するため,「表外漢字字体表」に掲載された表外漢字のデフォルトの字体を「筆押さえあり」から「筆押さえなし」に変更するよう制定された。それにより,JIS2004規格に従うと,「かま」のデフォルトは筆押さえのない「\textmg{\CID{20290}}」(CIDコード20290)であり,筆押さえのある「\textmg{\CID{1494}}」(CIDコード1491)はその異体字という扱いに格下げされた。

ところが,ヒラギノはCIDコード1491,20290の両方に筆押さえのある「\textmg{\CID{1494}}」を採用しているため,どちらがデフォルトに設定されても,結果的にグリフの見た目は全く変わらない。そのため,ヒラギノは「JIS2004対応版ProNフォントを用いても,筆押さえの有無に関係する文字については,見た目上JIS2004規格に従っていないように見える」状態となった。

\subsubsection{常用漢字の改訂}

そして2010年,文部科学省が常用漢字表を改定し,それまでは表外漢字であった「釜」が常用漢字に移動した。そして,「父」などの従来の常用漢字と同様に,筆押さえのない「\textmg{\CID{20290}}」という字形が例示字形として採用された。

小塚フォントは,Adobe-Japan1-5 への対応の時点で筆押さえのない「\textmg{\CID{20290}}」を収録していたため,この変更に柔軟に対応することができた。すなわち,「かま」という漢字のデフォルトを「\textmg{\CID{20290}}」とし,その異体字として「\textmg{\CID{1494}}」を割り当てることで,
\begin{枠囲み}{}\topsep0pt
\begin{箇条書き}
\item 常用漢字および「表外漢字字体表」の漢字についてはデフォルトでは「筆押さえなし」の字形だが,異体字選択により「筆押さえあり」のデザインにも変更可能
\item それ以外の漢字については「筆押さえあり」のデザインの字形のみを採用
\end{箇条書き}
\end{枠囲み}
\noindent という原則を維持することができた。

ところが,ヒラギノフォントはAdobe-Japan1-5の範囲内に「筆押さえなし」の「\textmg{\CID{20290}}」というグリフを持っていないため,この原則を守ることができなくなった。すなわち,現在のヒラギノフォントでは,
\begin{枠囲み}{}\topsep0pt
\begin{箇条書き}
\item 常用漢字のうち,2010年以前から常用漢字であった漢字については,デフォルトでは「筆押さえなし」の字形だが,異体字選択により「筆押さえあり」のデザインにも変更可能。
\item 常用漢字のうち,2010年に新たに常用漢字に入った漢字については,「筆押さえあり」の字形しか収録されておらず,筆押さえをなくす方法がない。\footnote{本書では筆押さえのない「\textmg{\CID{20290}}」を出力できているが,これは「\textmg{\CID{20290}}」の文字にだけ游明朝体を使うことで実現している。この混在のために,本書では\pageref{ヒラギノ+1}ページで述べた「ヒラギノ+1」の技法を使っている。}
\item 常用漢字以外の漢字については「筆押さえあり」のデザインの字形のみを採用。
\end{箇条書き}
\end{枠囲み}

\noindent という,非常に不整合な状態になってしまっている。

\subsubsection{游フォントの設計}

このように,ヒラギノフォントでは独自思想を貫いた結果,その後の常用漢字改訂などの歴史的経緯に翻弄されて不整合な状態を招いてしまった反省を踏まえ,ヒラギノフォントと同じ字游工房が新たに制作した游フォントにおいては,文部科学省およびAdobe-Japan規格の勧告に素直に従った字形選択が行われている。これは,付録\ref{JIS90字形とJIS2004字形の比較,CIDコードの一覧}の表の色分けを見ると明快であろう。


\newpage



%%\subsection{Adobe-Japan1-4 には含まれず Adobe-Japan1-5 に含まれる文字一覧}\label{Adobe-Japan1-4 には含まれず Adobe-Japan1-5 に含まれる文字一覧}
%%
%%以下の文字は,Adobe-Japan1-4 には含まれない Adobe-Japan1-5 範囲の文字なので,Roman〜 系のフォントでは出力できない\footnote{ただし,ここに掲載されている文字であっても,必ずしも「その見た目を持つ文字がRoman〜 フォントで出力できない」とは限らない。見た目が全く同じ文字が,別のグリフとしてAdobe-Japan1-4範囲に登録されている場合があり,その場合はそちらのグリフが出力可能であるからである。見た目が全く同じ文字が別グリフとして登録されている理由は,Roman〜 フォントの元となったヒラギノフォントの「筆押さえ」まわりの事情によるものである。詳細は付録\ref{筆押さえ}を参照のこと。}。ヒラギノ・游・小塚フォントを基本フォントとして用いなければならない。
%
%\br1
%
%\noindent
%\fornext<k>[15444]{20316}{\scalebox{1}{\makebox[1zw][c]{\CID{\the\c@k}}}\allowbreak}

\subsection{Adobe-Japan1-5 には含まれず Adobe-Japan1-7 に含まれる文字一覧}

以下の文字は,Adobe-Japan1-5 には含まれない Adobe-Japan1-7 範囲の文字なので,ヒラギノフォントでは出力できず,小塚フォントを基本フォントとして用いなければならない。(なお,Adobe-Japan1-6とAdobe-Japan1-7の違いは,2019年4月に追加された「組文字令和グリフ(横組用・縦組用)」の2つだけである。)

%ただし,現行の鉄\TeX のベースとなっている ptetex3 に含まれるdvipdfmxでは,Adobe-Japan1-6範囲のCIDコードを含むdviをPDFへ処理することができないようである。\TeX\ Live に含まれるdvipdfmxならば問題なく処理することができるので,鉄\TeX が\TeX\ Liveベースに移行するのを待たなければならない。\footnote{なお本書は,ptetex3の鉄\TeX を用いてコンパイルしてdviを生成したのち,そのdviを\TeX\ LiveのdvipdfmxでPDF化することで作成している。}

\br1

\iffinal
{\mgfamily
\noindent
\fornext<k>[20317]{23059}{\scalebox{1}{\makebox[1zw][c]{\CID{\the\c@k}}}\allowbreak}
}
\fi


\br{1}


\newpage

\subsection{Adobe-Japan1-7 全グリフのCIDコード一覧}\label{AJ1CID一覧}

\input{AJ1CID.tex}

\newpage

\subsection{古いTeXShopの正規化によって化けてしまう文字をエスケープする命令の一覧}\label{古いTeXShopの正規化によって化けてしまう文字をエスケープする命令の一覧}

次の命令は,かつてのTeXShopで存在した文字化け問題に対処するために用意されている。現在では基本的に不要であるが,古いTeXShopを使っているSnow Leopardユーザと共同作業をする場合,これらの命令を使ってエスケープしておかないと,これらの漢字が不可逆に化けてしまう。詳細は第\ref{正規化問題}節を参照のこと。

\def\hage#1{\@hage#1\relax}
\def\@hage#1{%
\def\@@hage{#1}%
\def\@@hagerelax{\relax}%
\ifx\@@hage\@@hagerelax
  \let\@@@hage\relax
\else
  \makebox[9zw][l]{\mtt{\\}\@@hage{} → \csname\@@hage\endcsname}\allowbreak
  \let\@@@hage\@hage
\fi
  \@@@hage
}

\begin{jquotation}(1zw)[0pt]\huge\baselineskip26pt
\noindent
\hage{
欄
廊
朗
虜
殺
類
隆
塚
凞
猪
神
祥
福
蘒
諸
都
侮
僧
免
勉
勤
卑
喝
嘆
器
塀
墨
層
屮
悔
慨
憎
懲
敏
既
暑
梅
海
渚
漢
煮
爫
琢
碑
社
祉
祈
祐
祖
祝
禍
禎
穀
突
節
練
縉
繁
署
者
臭
艹
%艹
著
褐
視
謁
謹
賓
贈
辶
逸
難
響
頻
}
\end{jquotation}

\newpage

\subsection{追加フォントを用いた組版例}\label{追加フォントを用いた組版例}

以下,各追加フォントを用いて,ある程度長い文章を組版した場合の組版例を示す。各フォントの特徴・雰囲気がつかめるだろう。

また,縦書きに用いた場合の組版例も示した。縦書きへの対応の程度はフォントによって異なる。
縦書きへの対応が不十分なフォントの場合,句読点や括弧などの約物類の位置がおかしくなったり,文字の位置がおかしくなったりするものもある。
各フォントが縦書きをどの程度サポートしているか,この組版結果を見ると判断できるだろう。

なお,組版例に用いた文章は,古典的名著『ロウソクの科学』(ファラデー)の翻訳である。訳文として,プロジェクト杉田玄白の山形浩生訳(\url{http://www.genpaku.org/candle01/})を引用した。商業利用を含むあらゆる形で自由に利用・複製・改変が認められる,クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開されている。

\def\例文{%
フィールズさんのご厚意で、そういうロウソクをいくつかここに用意してあります。これなんか、まだできかけのヤツですねぇ。これをこんどは、なめらかな石の板にゴロゴロころがして丸くします。それでコーン型のてっぺん部分を、そういう形をつくってある型におしこむことでつくるんです。それから底の部分を切って、余計な芯を切ります。これを実にきれいにやるので、こういうやりかたで、重さが正確に4ポンドとか6ポンドとか、あるいは好きな重さのロウソクをつくれちゃうんですね。

この上昇気流の働きについては、きれいな例が見られますね(こうした例は見れ
ばわかると思いますが)。ロウソクの側面に、ロウがたれてすじがついたところで
は、ロウがほかのところより厚くなっています。ロウソクが燃え続けると、そのす
じはそのまま残って、ロウソクの横っぱらに小さな柱みたいにして立ったままにな
ります。ロウや燃料のほかの部分から上に出ると、空気がそのまわりをもっとたく
さん通れるので、強く冷やされて、すぐ近くの(炎の)熱にも耐えやすくなるから
です。これはロウソクの最大のまちがいや欠点です。でもほかのことでも言える話
ですが、そういう欠点に、われわれに対する教訓が含まれているんです。そういう
まちがいや欠点が生じなければ、それに気がつくこともなかったでしょう。わたし
たちがここに来たのは、自然哲学者(科学者)になるためです。だから、なにか結
果が起こったら必ず、特にそれが新しい結果なときには、「原因はなんだろう?ど
うしてこうなるんだろう?」と考えるべきなんです。いずれその答えが見つかる
でしょう。
%
%さらに、このロウソクのおかげで答えのわかる質問がもう一つあります。それ
%は、なぜ液体がこのくぼみから出て、芯をのぼって、燃焼の起こっている場所にく
%るのか、ということです。ロウソクは、蜜ロウ、ステアリン、鯨油なんかでできて
%いて、その芯で火が燃えています。でもその火はワックスなんかのほうにすぐに下
%りていって、それを溶かしてしまったりはしません。
%%自分の場所にきちんとおさまっていますね。炎は、その下の液体からは遮断されているし、くぼみのふちに飛び移ったりもしません。ロウソクのある部分が、ほかの部分をその行動のとことんまで活用するよう調整されているわけで、これほどに見事な例はほかに思いつきません。こんな可燃物が、だんだんと燃えていって、絶対に炎に勝手なまねをさせないというのは、とても美しい光景です。これは、炎というのが実に強力なものだというのを知ればなおさらでしょう。
%炎はワックスをひとたびつかまえてしまえば、これをすぐに破壊してしまえますし、近くにきただけでも、ワックスはもとの形を失ってしまいます。

でもそれなら、炎はどうやって燃料を確保するんでしょうか。これについては、
すばらしい説明があります。「毛管引力」です。毛管引力というのは、英語だ
と「髪の毛の魅力(capilary attraction)」になるので、なんじゃそりゃ、と思う
人もいるでしょう。まあ名前は気にしないでください。ずっと昔についた名前で、
実際にどういう力なのかがよくわからなかった頃の名前なんですから。燃料が、燃
焼の起こっているところまで運ばれて、そこに置かれるのは、この毛細管現象のお
かげです。その置き方もいい加減ではなくて、その周辺で起きている燃焼活動の、
どまんなかに運ばれるんです。さて、毛細管引力の例をいくつかあげてみましょ
う。毛細管引力というのは、おたがいにとけあわない物体同士でもくっつけてしま
う力です。%手を洗うときには、手を十分にぬらします。ちょっとせっけんをつけ
%て、水がもっとよくつくようにします。すると手はぬれたままになります。これか
%ら話すのは、こういう力のことです。
そうそう、もう一ついえば、もし手が汚れて
いなければ(ふつうは生活の中で使うからいつも汚れているんですが)、温水をち
ょっと用意してそのなかに指をつっこむと、水が指にそって多少あがってきます
ね。いちいちそんなことを気にして、手をとめて観察したりしないかもしれません
が。

\br1

\hfill\parbox<t>{22zw}{\parindent1zw%

金や銀はピカピカしてきれいだし、ルビーやダイヤモンドなどの宝石の輝きは、それにも増して輝いてます。
でもそのどれも、炎の輝きと美しさと張り合えるもんじゃあありません。炎みたいに輝けるダイヤがありますか?
夜にダイヤが輝くのは、それに光を投げかける炎あってのことです。

ここに穴の多い物質があります。塩のかたまりでつくった柱です。こいつの
底のところの皿に、液体を入れてみましょう。これは見た目とはちがって、ただの
水じゃない。飽和食塩水で、これ以上は塩がとけない液体です。だからこれからお
目にかける現象は、液体で何かがとけたせいではないわけです。このお皿をロウソ
クだと思って、塩が芯で、この溶液がとけたロウだと思ってください。(液体は着
色しておきました。そのほうが、動きがよくわかるでしょう。)ごらんのように、
こうして液体をそそぐと、それがだんだんと塩の中を、上へ上へとゆっくりあがっ
ていきます。そしてこの柱がひっくり返らなければ、てっぺんまで液体があがって
きます。もしこの黒い液体が燃えるものだったら、この塩のてっぺんに芯をつける
と、その芯の塩の付け根のところで燃えます。

こういう現象が起きているのを見るのは、実におもしろいもんです。%そしてそれ
%をとりまく状況というのがどんなに風変わりかを見るのも。手を洗うでしょう。タ
%オルで水気をとりますね。そうやってぬれることで、というか、そのときタオルが
%水でぬれるようにする力のおかげで、ロウソクの芯もロウでぬれるわけです。
手を洗ってタオルでふいて、そのタオルを洗面器にかけておくと、やがてそれが水を全
部洗面器から吸いだして、床に流してしまった、という不注意な少年少女たちがい
ます(いや、不注意でない人たちもやることですが)。タオルがちょうど、サイホ
ンの機能を果たすように、洗面器のふちにかかってしまったからですな。
}
}


\newcommand{\例文出力}[4]{%
\newpage
\subsubsection{\noexpand#1 --- \texttt{\textbackslash#2}}
#4

\vfill
\noindent \hrulefill

{\csname#3\endcsname\例文}
}

\例文出力{\HiraMinWThree{ヒラギノ明朝 W3}}{HiraMinWThree}{HiraMinWThreefamily}{言わずと知れた,2001年のMac OS Xデビュー当時からのMac標準の明朝体フォント。モリサワフォントと並ぶ,日本を代表する高品質(かつ高価格)な商用フォントであるヒラギノフォントが,OS標準で同梱されてくるという前代未聞の発表は,当時大変な驚きを持って迎えられた。店で購入しようとすれば何万円もかかるヒラギノフォント一式が,Macを買えば標準で付いてくるという事態は,「ヒラギノを買ったらMacが付いてきた」とまで言われた。醜いMS明朝やMSゴシックで画面表示や印刷をすることが当然であったWindowsユーザからは,羨望のまなざしが寄せられたものである。

Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ ProN フォントである。
}
\例文出力{\HiraMinWSix{ヒラギノ明朝 W6}}{HiraMinWSix}{HiraMinWSixfamily}{2001年のMac OS Xデビュー当時からのMac標準の太明朝体フォント。Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ ProN フォントである。
}

\例文出力{\HiraKakuWZero{ヒラギノ角ゴ W0}}{HiraKakuWZero}{HiraKakuWZerofamily}{OS X 10.11 El Capitan から付属している,極細ゴシック体フォント。それまでの最細ヒラギノであった「ヒラギノ角ゴ W1」の,さらに約半分の太さしかない超極細ヒラギノフォントを,OS X 10.11 El Capitan に付属させるために字游工房が新規に開発したという。Adobe-Japan1-3の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ StdN フォントである。}
\例文出力{\HiraKakuWOne{ヒラギノ角ゴ W1}}{HiraKakuWOne}{HiraKakuWOnefamily}{OS X 10.10 Yosemite から付属している,細ゴシック体フォント。ただし,10.10 Yosemite では隠しフォント扱いであり,正式に収録されたのは 10.11 El Capitan からである。iOSでは,iOS 7 でのフラットデザイン採用に伴って収録されている。iOS では,待ち受け画面の時刻表示の文字などで用いられている。iOS 7 から少し遅れて,OS X の方でも 10.10 Yosemite から収録されるに至った。

10.10 Yosemite で隠しフォントとして付属してきたときには,Adobe-Japan1-3の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ StdN フォントであったが,10.11 El Capitan で正式採用された際には,Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ ProN フォントに格上げされた。ヒラギノ角ゴ W1 の ProN 版は市販されておらず,El Capitan 専用の特別版である。
}
\例文出力{\HiraKakuWTwo{ヒラギノ角ゴ W2}}{HiraKakuWTwo}{HiraKakuWTwofamily}{ヒラギノ角ゴ W1 と同様に,OS X 10.10 Yosemite で隠しフォントとして収録され,10.11 El Capitan から正式収録された。

10.10 Yosemite で隠しフォントとして付属してきたときには,Adobe-Japan1-3の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ StdN フォントであったが,10.11 El Capitan で正式採用された際には,Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ ProN フォントに格上げされた。ヒラギノ角ゴ W2 の ProN 版は市販されておらず,El Capitan 専用の特別版である。
}
\例文出力{\HiraKakuWThree{ヒラギノ角ゴ W3}}{HiraKakuWThree}{HiraKakuWThreefamily}{言わずと知れた,2001年のMac OS Xデビュー当時からのMac標準のゴシック体フォント。Macの画面表示における日本語部分は,基本的にこの「ヒラギノ角ゴ W3」がベースになっている。MSゴシックで画面表示がなされていたWindowsと比べると,素人が見ても「見やすさ」の違いが明らかであった。これ以来,Macは「画面の綺麗さ」が大きな売りとなり,ビジュアルを重んじるデザイナーをはじめ広く受け入れられるに至った。iPhoneでも標準画面表示フォントに採用され,iPhoneの「文字の読みやすさ」を支える要因になっている。

Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ ProN フォントである。
}
\例文出力{\HiraKakuWFour{ヒラギノ角ゴ W4}}{HiraKakuWFour}{HiraKakuWFourfamily}{OS X 10.11 El Capitan で新規に収録された,ミディアムウェイトのゴシック体フォント。Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ ProN フォントである。ヒラギノ角ゴ W4 の ProN 版は市販されておらず,El Capitan 専用の特別版である。}
\例文出力{\HiraKakuWFive{ヒラギノ角ゴ W5}}{HiraKakuWFive}{HiraKakuWFivefamily}{OS X 10.11 El Capitan で新規に収録された,ミディアムウェイトのゴシック体フォント。Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ ProN フォントである。ヒラギノ角ゴ W5 の ProN 版は市販されておらず,El Capitan 専用の特別版である。}
\例文出力{\HiraKakuWSix{ヒラギノ角ゴ W6}}{HiraKakuWSix}{HiraKakuWSixfamily}{2001年のMac OS Xデビュー当時からのMac標準の太ゴシック体フォント。画面表示の太字部分はこれがベースになっている。

Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ ProN フォントである。
}
\例文出力{\HiraKakuWSeven{ヒラギノ角ゴ W7}}{HiraKakuWSeven}{HiraKakuWSevenfamily}{OS X 10.11 El Capitan から付属している,特太ゴシック体フォント。Adobe-Japan1-3の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ StdN フォントである。}
\例文出力{\HiraKakuWEight{ヒラギノ角ゴ W8}}{HiraKakuWEight}{HiraKakuWEightfamily}{初期からMacに付属している特太ゴシック体フォント。Adobe-Japan1-3の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ StdN フォントである。}
\例文出力{\HiraKakuWNine{ヒラギノ角ゴ W9}}{HiraKakuWNine}{HiraKakuWNinefamily}{OS X 10.11 El Capitan から付属している,特太ゴシック体フォント。Adobe-Japan1-3の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んだ StdN フォントである。}

\例文出力{\HiraMaruWFour{ヒラギノ丸ゴ W4}}{HiraMaruWFour}{HiraMaruWFourfamily}{初期からMacに付属している丸ゴシック体フォント。
Adobe-Japan1-5の全グリフに加え,JIS2004字形の出力に必要なその他のグリフも含んでいる。
}

\例文出力{\YuMinMedium{游明朝体 ミディアム}}{YuMinMedium}{YuMinMediumfamily}{OS X 10.9 Mavericks から収録されている,少しレトロな感じのする明朝体フォント。ヒラギノが「現代的」とすれば,游書体はやや「伝統的」と言えるだろう。游明朝体・游ゴシック体は,iBooksでの書籍の文字表示のために用意されたものと思われる。時代物の小説を読んだりするには最適である。Windowsでも,Windows 8.1 から游明朝体・游ゴシック体が収録されている。}
\例文出力{\YuMinDemibold{游明朝体 デミボールド}}{YuMinDemibold}{YuMinDemiboldfamily}{OS X 10.9 Mavericks から収録されている,游明朝体のデミボールド版。}
\例文出力{\YuMinDemibold{游明朝体 エクストラボールド}}{YuMinExtrabold}{YuMinExtraboldfamily}{macOS 10.12 Sierra から追加で収録された,游明朝体のエクストラボールド版。}
\例文出力{\YuMinThirtySixPtKnMedium{游明朝体+36ポかな ミディアム}}{YuMinThirtySixPtKnMedium}{YuMinThirtySixPtKnMediumfamily}{OS X 10.11 El Capitan から収録されている,游明朝体をアレンジしたフォント。漢字部分は游明朝体と全く同一であるが,ひらがな・カタカナの字形が異なり,游明朝体と比べてよりクラシカルな字形となっている。この字形は,大正時代の金属活字において,36ポイントの大きな見出し用文字として用いられた活字の字形をもとにしている。フォント名の「+36ポかな」という異色の名前は,これに由来している。}
\例文出力{\YuMinThirtySixPtKnDemibold{游明朝体+36ポかな デミボールド}}{YuMinThirtySixPtKnDemibold}{YuMinThirtySixPtKnDemiboldfamily}{OS X 10.11 El Capitan から収録されている,「游明朝体+36ポかな」のデミボールド版。}
\例文出力{\YuMinThirtySixPtKnExtrabold{游明朝体+36ポかな エクストラボールド}}{YuMinThirtySixPtKnExtrabold}{YuMinThirtySixPtKnExtraboldfamily}{macOS 10.12 Sierra から収録されている,「游明朝体+36ポかな」のエクストラボールド版。}
\例文出力{\YuGoMedium{游ゴシック体 ミディアム}}{YuGoMedium}{YuGoMediumfamily}{OS X 10.9 Mavericks から収録されている,ヒラギノよりもやや「伝統的」なゴシック体。Adobe-Japan1-6 完全対応の Pr6N フォントである。}
\例文出力{\YuGoBold{游ゴシック体 ボールド}}{YuGoBold}{YuGoBoldfamily}{OS X 10.9 Mavericks から収録されている游ゴシック体のボールド版。Adobe-Japan1-6 完全対応の Pr6N フォントである。}
\例文出力{\YuKyokashoMedium{游教科書体 ミディアム}}{YuKyokashoMedium}{YuKyokashoMediumfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された美しい教科書体。国語の模範答案例などを示すのに最適。「令」などの漢字の字形が,明朝体の字形と異なり,手書きの形になる。}
\例文出力{\YuKyokashoBold{游教科書体 ボールド}}{YuKyokashoBold}{YuKyokashoBoldfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された游教科書体のボールド版。}
\例文出力{\YuKyokashoYokoMedium{游教科書体 横用 ミディアム}}{YuKyokashoYokoMedium}{YuKyokashoYokoMediumfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された游教科書体のうち,ひらがな・カタカナの字形を「横組専用グリフ」に置き換えたもの。よく誤解されがちであるが,「横組専用」でない普通の方は決して「縦組専用」というわけではなく,縦組・横組両方に親和するように設計されている。「横組専用」の方は,より横組に特化したデザインとなっているのである。游教科書体の横組専用グリフは,特に横に広がった「う」や「す」の字形にその特徴がよく現れている。なお,本フォントを縦組で用いた場合は,ひらがな・カタカナは「横組専用」ではない通常のグリフが用いられる。}
\例文出力{\YuKyokashoYokoBold{游教科書体 横用 ボールド}}{YuKyokashoYokoBold}{YuKyokashoYokoBoldfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された「游教科書体 横用」のボールド版。}


\例文出力{\ToppanBunkyuMinchoRegular{凸版文久明朝 レギュラー}}{ToppanBunkyuMinchoRegular}{ToppanBunkyuMinchoRegularfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された凸版文久体の一つ。1956年に金属活字として誕生した凸版書体にルーツを持つ。読みやすさに定評のある凸版書体を,電子媒体で読むことの多い現代の文字環境に合わせて最適化して改刻したものが「凸版文久体」である。}
\例文出力{\ToppanBunkyuGothicRegular{凸版文久ゴシック レギュラー}}{ToppanBunkyuGothicRegular}{ToppanBunkyuGothicRegularfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された凸版文久体の一つ。文字が持つ本来の形を活かした抑揚のあるデザインが特徴で,文章を読むリズムを演出するように設計されている。}
\例文出力{\ToppanBunkyuGothicDemibold{凸版文久ゴシック デミボールド}}{ToppanBunkyuGothicDemibold}{ToppanBunkyuGothicDemiboldfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された凸版文久ゴシックのデミボールド版。}
\例文出力{\ToppanBunkyuMidashiMinchoExtraBold{凸版文久見出し明朝 エクストラボールド}}{ToppanBunkyuMidashiMinchoExtraBold}{ToppanBunkyuMidashiMinchoExtraBoldfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された凸版文久体の一つ。勢いのある運筆が特徴の見出し用明朝体で,従来の凸版書体とその源流である築地体の骨格をベースに,あらたにデザインされている。抑揚を持たせた画線,しっかりとした筆の運びは,伝統的なスタイルに現代的なニュアンスを取込み,スクリーンメディアでも見出し書体らしい,確かな存在感を発揮する。}
\例文出力{\ToppanBunkyuMidashiGothicExtraBold{凸版文久見出しゴシック エクストラボールド}}{ToppanBunkyuMidashiGothicExtraBold}{ToppanBunkyuMidashiGothicExtraBoldfamily}{macOS 10.12 Sierra から搭載された凸版文久体の一つ。凸版印刷オリジナル書体とその源流にあたる築地体を参考に作り上げたどっしりとした骨格に,角を落としたやわらかい肉付けをすることで現代的なニュアンスが加えられている。シャープなエッジとモダンなデザインを備える英数字と相まって,クラシカルになりすぎない絶妙なバランスに仕上がっている。見出し書体にふさわしい力強さをもちながらも,どこか温かみを感じさせる書体である。}

\例文出力{\KleeMedium{クレー ミディアム}}{KleeMedium}{KleeMediumfamily}{OS X 10.11 El Capitan で新規に収録された,硬筆体のフォント。楷書体とも教科書体とも少し違う。Adobe-Japan1-4の全グリフを含んだProフォントである。}
\例文出力{\KleeDemibold{クレー デミボールド}}{KleeDemibold}{KleeDemiboldfamily}{OS X 10.11 El Capitan で新規に収録された,クレーのデミボールド版。Adobe-Japan1-4の全グリフを含んだProフォントである。}

\例文出力{\TsukushiAMaruGothicRegular{筑紫A丸ゴシック レギュラー}}{TsukushiAMaruGothicRegular}{TsukushiAMaruGothicRegularfamily}{OS X 10.11 El Capitan で新規に収録された,味わい深い丸ゴシック体。ヒラギノ丸ゴのようにふところの広い「現代的」なデザインではなく,ふところを絞ったスタイルのデザイン。漢字部分も直線ではなく丸みを意識してデザインされている。Adobe-Japan1-3の全グリフを含んだStdフォントである。}
\例文出力{\TsukushiAMaruGothicBold{筑紫A丸ゴシック ボールド}}{TsukushiAMaruGothicBold}{TsukushiAMaruGothicBoldfamily}{OS X 10.11 El Capitan で新規に収録された,筑紫A丸ゴシックのボールド版。Adobe-Japan1-3の全グリフを含んだStdフォントである。}
\例文出力{\TsukushiBMaruGothicRegular{筑紫B丸ゴシック レギュラー}}{TsukushiBMaruGothicRegular}{TsukushiBMaruGothicRegularfamily}{OS X 10.11 El Capitan で新規に収録された丸ゴシック体。筑紫A丸ゴシックとB丸ゴシックは,漢字部分は共通であるが,Bの方が,ひらがな部分が「続け字・崩し字」を意識した,よりオールドなデザインになっている。Adobe-Japan1-3の全グリフを含んだStdフォントである。}
\例文出力{\TsukushiBMaruGothicBold{筑紫B丸ゴシック ボールド}}{TsukushiBMaruGothicBold}{TsukushiBMaruGothicBoldfamily}{OS X 10.11 El Capitan で新規に収録された,筑紫B丸ゴシックのボールド版。Adobe-Japan1-3の全グリフを含んだStdフォントである。}

\例文出力{\KozMinEL{小塚明朝 Extra Light}}{KozMinEL}{KozMinELfamily}{小塚明朝は,Adobeアプリケーションに付属してくる,Adobe純正の明朝体フォントである。書体設計士の小塚昌彦によりデザインされている。Adobe純正だけあって,Adobe-Japan1の文字集合規格を定める際の標準実装となっている。すなわち,Adobe-Japan1の文字集合規格を定める際,「CIDコードxxxxに対応する文字はこのようなグリフを持つとする」という定義は,小塚明朝のデザインを用いて定義されている。他のフォントは,小塚明朝で定義された字形をもとに,各自の字形をデザインするのである。}
\例文出力{\KozMinL{小塚明朝 Light}}{KozMinL}{KozMinLfamily}{小塚明朝の2番目に細いウェイト。}
\例文出力{\KozMinR{小塚明朝 Regular}}{KozMinR}{KozMinRfamily}{小塚明朝の標準ウェイト。}
\例文出力{\KozMinM{小塚明朝 Medium}}{KozMinM}{KozMinMfamily}{小塚明朝の中ウェイト。}
\例文出力{\KozMinB{小塚明朝 Bold}}{KozMinB}{KozMinBfamily}{小塚明朝の太いウェイト。}
\例文出力{\KozMinH{小塚明朝 Heavy}}{KozMinH}{KozMinHfamily}{小塚明朝の特太ウェイト。}

\例文出力{\KozGoEL{小塚ゴシック Extra Light}}{KozGoEL}{KozGoELfamily}{Adobeアプリケーションに付属してくる,Adobe純正のゴシック体フォント。}
\例文出力{\KozGoL{小塚ゴシック Light}}{KozGoL}{KozGoLfamily}{小塚ゴシックの2番目に細いウェイト。}
\例文出力{\KozGoR{小塚ゴシック Regular}}{KozGoR}{KozGoRfamily}{小塚ゴシックの標準ウェイト。}
\例文出力{\KozGoM{小塚ゴシック Medium}}{KozGoM}{KozGoMfamily}{小塚ゴシックの中ウェイト。}
\例文出力{\KozGoB{小塚ゴシック Bold}}{KozGoB}{KozGoBfamily}{小塚ゴシックの太いウェイト。}
\例文出力{\KozGoH{小塚ゴシック Heavy}}{KozGoH}{KozGoHfamily}{小塚ゴシックの特太ウェイト。}

\例文出力{\Ryumin{リュウミン Light}}{Ryumin}{Ryuminfamily}{モリサワを代表する古典的な明朝体フォント。Nisus Writer時代は鉄緑会教材の標準明朝体フォントであった。昔は各マシン内にフォントはインストールせず,フォント非埋め込みで作成して,PostScriptプリンタに内蔵されたリュウミンLightを印刷時に呼び出す形で印刷したものである。}
\例文出力{\FutoMin{太ミン A101}}{FutoMin}{FutoMinfamily}{モリサワを代表する古典的な太明朝体フォント。}
\例文出力{\GothicBBB{中ゴシック BBB Medium}}{GothicBBB}{GothicBBBfamily}{モリサワを代表する古典的なゴシック体フォント。Nisus Writer時代は鉄緑会教材の標準ゴシック体フォントであった。}
\例文出力{\FutoGo{太ゴ B101}}{FutoGo}{FutoGofamily}{モリサワを代表する古典的な太ゴシック体フォント。}
\例文出力{\MidashiGo{見出ゴ MB31}}{MidashiGo}{MidashiGofamily}{モリサワを代表する古典的な特太ゴシック体フォント。}
\例文出力{\Jun{じゅん}}{Jun}{Junfamily}{モリサワを代表する古典的な丸ゴシック体フォント。}


\例文出力{\dotgothic{ドットゴシック16 Regular}}{dotgothic}{dotgothicfamily}{%
2021年にフォントワークス社がGitHubにて無償公開したフォント。
元は商用フォントであるためとても高品質なフォントであるにもかかわらず,「文字の力を最大化し,すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい」というフォントワークス社の心意気のもと,SIL Open Font License 1.1で公開されているため,個人利用・商用利用にかかわらず広く無償で使えるようになっている。

ドットゴシック16 Regularは,昔のゲームのようなレトロなドット風のフォントである。16×16のゴシック体のビットマップフォントがベースとなっている。
}
\例文出力{\kleeoneRegular{クレーOne Regular}}{kleeoneRegular}{kleeoneRegularfamily}{%
2021年にフォントワークス社がGitHubにて無償公開したフォント。
元は商用フォントであるためとても高品質なフォントであるにもかかわらず,「文字の力を最大化し,すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい」というフォントワークス社の心意気のもと,SIL Open Font License 1.1で公開されているため,個人利用・商用利用にかかわらず広く無償で使えるようになっている。

クレーOneフォントは,鉛筆やペンで手書きしたような楷書体フォント。macOSに標準搭載のクレーフォントとよく似ている。
}

\例文出力{\kleeoneSemiBold{クレーOne SemiBold}}{kleeoneSemiBold}{kleeoneSemiBoldfamily}{%
クレーOne Regularのボールド版。
}
\例文出力{\rampartone{ランパートOne Regular}}{rampartone}{rampartonefamily}{%
2021年にフォントワークス社がGitHubにて無償公開したフォント。
元は商用フォントであるためとても高品質なフォントであるにもかかわらず,「文字の力を最大化し,すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい」というフォントワークス社の心意気のもと,SIL Open Font License 1.1で公開されているため,個人利用・商用利用にかかわらず広く無償で使えるようになっている。

ランパート(rampart)とは城壁という意味で,厚みのあるブロックをイメージしたデザインのフォントである。
見出しを目立たせたいときなどに役立つだろう。
}

\例文出力{\reggaeone{レゲエOne Regular}}{reggaeone}{reggaeonefamily}{%
2021年にフォントワークス社がGitHubにて無償公開したフォント。
元は商用フォントであるためとても高品質なフォントであるにもかかわらず,「文字の力を最大化し,すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい」というフォントワークス社の心意気のもと,SIL Open Font License 1.1で公開されているため,個人利用・商用利用にかかわらず広く無償で使えるようになっている。

レゲエフォントは,起筆は太く,終筆は細くすることでダイナミックな鼓動感を表現し勢いや活力を強調したフォント。
少年雑誌などでの使用頻度が高く,デジタルコンテンツでも人気が高いという。
}

\例文出力{\rocknrollone{ロックンロールOne Regular}}{rocknrollone}{rocknrollonefamily}{%
2021年にフォントワークス社がGitHubにて無償公開したフォント。
元は商用フォントであるためとても高品質なフォントであるにもかかわらず,「文字の力を最大化し,すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい」というフォントワークス社の心意気のもと,SIL Open Font License 1.1で公開されているため,個人利用・商用利用にかかわらず広く無償で使えるようになっている。

ロックンロールOneは,ポップな見た目を持つ独特な書体。線に強弱が付けられているのに加え,所々の点が丸くなっているため,強いリズム感を演出したいときに役立つ。
}
\例文出力{\stick{ステッキ Regular}}{stick}{stickfamily}{%
2021年にフォントワークス社がGitHubにて無償公開したフォント。
元は商用フォントであるためとても高品質なフォントであるにもかかわらず,「文字の力を最大化し,すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい」というフォントワークス社の心意気のもと,SIL Open Font License 1.1で公開されているため,個人利用・商用利用にかかわらず広く無償で使えるようになっている。

ステッキOneは,ステッキのような角のある太い直線でデザインされたフォント。コミカルなフォントなので,本文というよりは見出しに使うと映えるだろう。
}
\例文出力{\trainone{トレインOne Regular}}{trainone}{trainonefamily}{%
2021年にフォントワークス社がGitHubにて無償公開したフォント。
元は商用フォントであるためとても高品質なフォントであるにもかかわらず,「文字の力を最大化し,すべての人の日常に新たな価値を生み出していきたい」というフォントワークス社の心意気のもと,SIL Open Font License 1.1で公開されているため,個人利用・商用利用にかかわらず広く無償で使えるようになっている。

トレインOneフォントは,元のフォントワークスの商用フォントでは「レイルウェイ」という名前で提供されていた。
その名の通り,線路を想起させる二重線で文字が構成されている。
}


\例文出力{Aqua Kana}{AquaKana}{AquaKanafamily}{Aqua Kanaは,Mac OS Xに同梱されているシステムフォントである。通常のアプリケーションからは使えない「隠しフォント」となっているが,鉄\TeX では,システムの奥深くに隠されているこのAqua Kanaを探り出して使えるようにしてある。(隠しフォントではあるが,商用利用も含めて自由に利用してよいとのAppleの見解も示されている。)\par Mac OS X 10.7 Lion 以降,このフォントがシステムのインターフェース(ダイアログやメニューバーなど)の標準フォントとなった。漢字部分はヒラギノ角ゴW4をベースとしている(ただし微妙に異なる)が,ひらがな・カタカナの字形が,太さが一定でない独特の字形をしているため,全体としての雰囲気はヒラギノ角ゴとは随分異なって見える。}
\例文出力{Aqua Kana Bold}{AquaKanaBold}{AquaKanaBoldfamily}{前述のAqua Kanaのボールド版である。こちらもシステムの隠しフォントとして用意されている。Aqua Kana 同様,縦書きへの対応はできていない。}
\例文出力{\mika{みかちゃんフォント}}{mika}{mikafamily}{「みかちゃん」という人が自分の手書き文字を一文字ずつトレースして作成したフリーの手書きフォント。日本語のフリー手書きフォントの先駆けとして,特に有名なフォントである。収録グリフ数もかなり多い。下の出力例の``(capilary attraction)''の部分を見れば分かるように,欧文文字も従属欧文をプロポーショナルフォントとして用いることができるようになっている。ただし,一文字一文字があまり綺麗でないという理由で,鉄\TeX ユーザからの人気はあまり高くない。また,ぶら下げ組には対応していない。}
\例文出力{\fuiji{ふい字フォント}}{fuiji}{fuijifamily}{みかちゃん同様の手書きフォントであるが,みかちゃんより字が綺麗という理由で,古くから鉄\TeX ユーザの評価が高く,広く用いられているフォントである。}
\例文出力{\makiba{まきばフォント}}{makiba}{makibafamily}{かなり崩し気味の手書きフォント。鉄\TeX には古くから搭載されているが,字が小さくて読みにくいため,鉄\TeX ユーザの間では人気がない。}
\例文出力{\himaji{ひま字フォント}}{himaji}{himajifamily}{太めの読みやすい手書きフォント。}
\例文出力{\seto{瀬戸フォント}}{seto}{setofamily}{瀬戸さんという人が作った手書きフォント。収録グリフ数が25,000文字以上という点が魅力的。縦書きへの対応もまずまずで使いやすいだろう。疑問符・感嘆符の点がハートマークになっているところが特徴的。}
\例文出力{\aqua{あくあフォント}}{aqua}{aquafamily}{丸文字の雰囲気の手書きフォント。「あくあ」という名前であるが,Apple の Aqua Kana フォントとは無関係。}
\例文出力{\tare{たれフォント}}{tare}{tarefamily}{あらゆる文字がたれている,珍しいフォント。非常に癖が強いので,使い所は限られるだろうが……。}
\例文出力{\utsukushi{うつくしフォント}}{utsukushi}{utsukushifamily}{柔らかさや漢字とかなのバランスなど求められるオールドスタイル明朝体(縦書きの美しい流れを重視してデザインされた明朝体)のエッセンスは残しつつ,横へのつながりを感じさせるモダンなデザインが行われた明朝体フリーフォント。垂直水平のラインはまっすぐに、また斜めのラインもまっすぐなデザインが多用されている。ただし,オールド明朝体デザインはひらがな・カタカナ部分だけで,漢字部分はフリーのIPA明朝体が流用されている。そのため,かな部分と漢字部分のミスマッチが目立ち違和感を催すため,名前ほど「うつくし」くはない。}
\例文出力{\uzura{うずらフォント}}{uzura}{uzurafamily}{ふい字フォントと似た雰囲気の手書き風フォント。}
\例文出力{\yutapon{ゆたぽんフォント}}{yutapon}{yutaponfamily}{ふい字フォントと似た雰囲気の手書き風フォント。}
\例文出力{\reiko{れいこフォント}}{reiko}{reikofamily}{寿司屋のママであるれいこさんが趣味で作成した手書きフォント。字は綺麗であるが,\TeX で使うと句読点の直後のスペースが大きく詰まってしまう欠陥があるので,句読点直後の位置に手動でスペースを入れるなど調整が必要。}
\例文出力{\ohisama{おひさまフォント}}{ohisama}{ohisamafamily}{鉄\TeX に古くから搭載されている手書きフォント。全ての字が右上がりになっていてやや読みにくいため,鉄\TeX ユーザからの人気は低い。}
\例文出力{\anzu{あんずもじフォント}}{anzu}{anzufamily}{丸文字の雰囲気の手書きフォント。字が小さい。}
\例文出力{\azuki{あずきフォント}}{azuki}{azukifamily}{直線的な雰囲気の手書きフォント。}
\例文出力{\azukiBold{あずきフォントボールド}}{azukiBold}{azukiBoldfamily}{あずきフォントのボールド版。}
\例文出力{\yasashisa{やさしさゴシック}}{yasashisa}{yasashisafamily}{手書きとデジタルの融合を目指して作られたゴシック体フォント。}
\例文出力{\yasashisaBold{やさしさゴシックボールド}}{yasashisaBold}{yasashisaBoldfamily}{やさしさゴシックのボールド版。見出しなどに用いることが想定されている。}
\例文出力{\yasashisaAntique{やさしさアンチック}}{yasashisaAntique}{yasashisaAntiquefamily}{漫画の吹き出しで使われる,漢字部分はゴシック体,ひらがな・カタカナ部分は太明朝体となるフォント。}
\例文出力{\yasashisaBold{やさしさゴシック手書き}}{yasashisaTegaki}{yasashisaTegakifamily}{やさしさゴシックに手書きの風合いを加えた,少しガタガタした線のフォント。見出しやタイトルに,ちょっと手作りの優しさを加えたいときなどに役に立つ。}
\例文出力{\bokutachi{ぼくたちのゴシック}}{bokutachi}{bokutachifamily}{少し太めのゴシック体。}
\例文出力{\LogoTypeGothic{ロゴたいぷゴシック}}{LogoTypeGothic}{LogoTypeGothicfamily}{Aqua Kanaと似た雰囲気の,筆の進みに応じて太さが変化するタイプのゴシック体。ただし,Aqua Kanaでは漢字部分はヒラギノとほぼ同じ角張ったデザインであったのに対し,ロゴたいぷゴシックでは漢字もひらがな・カタカナ同様に角が丸くデザインされており,より統一感のとれたデザインとなっている。}
\例文出力{\flopDesign{フロップデザインフォント}}{flopDesign}{flopDesignfamily}{水平・垂直の線がデザインの基本となっている,シンプルなゴシック体フォント。暖かみのある手書きを感じさせるひらがな,シャープなイメージのカタカナと,それぞれ異なる考えに基づいて作られ,それでいて文章に組んだ時に統一感があり読みやすいように工夫されたデザインが特徴。大きなサイズではインパクトがあり,小さなサイズでも読みやすい。}
\例文出力{\fontpo{フォントポにほんご}}{fontpo}{fontpofamily}{ひらがな・カタカナの線が一部切れるなど,ぎこちない形が印象的なゴシック体フォント。漢字部分はIPAゴシック体が流用されているので,漢字部分は普通のゴシック体である。}
\例文出力{\FGLovelyGothic{FGラブリーゴシック}}{FGLovelyGothic}{FGLovelyGothicfamily}{やわらかな曲線がおしゃれでかわいい印象のフォント。音引き(長音記号)のギザギザがかわいさを強調している。ただし漢字部分は普通のIPAゴシック体。}
\例文出力{\FGModernGothic{FGモダンゴシック}}{FGModernGothic}{FGModernGothicfamily}{モダンでクールな印象のゴシック体フォント。ただし漢字部分は普通のIPAゴシック体。}
\例文出力{\FGPopGothic{FGポップゴシック}}{FGPopGothic}{FGPopGothicfamily}{直線が特徴の元気のいいポジティブなデザインのフォント。音引き(長音記号)のギザギザがかわいさを強調。昭和時代の家電メーカーのフォントにインスパイアされてデザインされている。ただし漢字部分は普通のIPAゴシック体。}
\例文出力{\FGRetroGothic{FGレトロゴシック}}{FGRetroGothic}{FGRetroGothicfamily}{古きよき時代を蘇えらせるような,うねりの効いた曲線がおちつき感,懐かしい印象を与えるフォント。濁点や半濁点は一般的なフォントに比べて大振りな作りとなっており,細かいサイズで見た時も視認性の高いのが特徴的。ただし漢字部分は普通のIPAゴシック体。}
\例文出力{\FGZeroGothic{FGゼロゴシック}}{FGZeroGothic}{FGZeroGothicfamily}{零式艦上戦闘機の細部プレートに使われていた文字を現代風にアレンジした,シャープでレトロな印象が特徴的なフォント。ただし漢字部分は普通のIPAゴシック体。}
\例文出力{\gyateKizu{きずだらけのぎゃーてーフォント}}{gyateKizu}{gyateKizufamily}{ほとんど全ての漢字がどこか間違っている(一画不足/余分だったり,偏と\ruby{旁}{つくり}が逆だったり,点を打つ位置がおかしかったり,一部のパーツが鏡映しになっていたり)という,他に例を見ない独特なフォント。あまりに特殊すぎて使い道が思い当たらないが……。}
\例文出力{\gyateLumi{ぎゃーてーるみねっせんすフォント}}{gyateLumi}{gyateLumifamily}{蛍光ペンの書き味をイメージし,ポップな雰囲気漂う文字を目指して制作されたフォント。}
\例文出力{\hanazome{はなぞめフォント}}{hanazome}{hanazomefamily}{少し太めの手書きフォント。}
\例文出力{\hannari{はんなりフォント}}{hannari}{hannarifamily}{「はんなり」とは,落ち着いた華やかさがあり,上品に明るく陽気なさまという意味の京言葉。築地明朝体(明治時代の東京築地活版製造所の明朝体)を参考に作られた,やさしくふんわりとした印象の明朝体フォント。ただし漢字部分はIPA明朝体が流用されているので普通。}
\例文出力{\jiyucho{自由帳フォント}}{jiyucho}{jiyuchofamily}{太めのサインペンで書いたような,温かみのある丸文字風手書きフォント。
文章の強調箇所や見出し,インパクトのある本文などに,「自由なアイデアで」使われることを目指して設計されている。}
\例文出力{\kiloji{きろ字フォント}}{kiloji}{kilojifamily}{バランスのよさが特徴の手書きフォント。かわいらしい丸文字ではあるが,丁寧な字体であるため達筆な印象も受ける。}
\例文出力{\kilojiBold{きろ字フォントボールド}}{kilojiBold}{kilojiBoldfamily}{きろ字フォントのボールド版。}
\例文出力{\kilojiLight{きろ字フォントライト}}{kilojiLight}{kilojiLightfamily}{きろ字フォントのライト版。}
\例文出力{\kinemaru{キネ丸ボールド}}{kinemaru}{kinemarufamily}{映画字幕のような雰囲気のフォント。}
\例文出力{\pixelMplus{pixelMplus}}{pixelMplus}{pixelMplusfamily}{ファミコンのビットマップフォントのようなギザギザのフォント。ただし,本当にビットマップフォントなのではなく,あくまでそういうデザインであるだけで,実体はれっきとしたアウトラインフォントである。}
\例文出力{\wapuroMincho{ワープロ明朝}}{wapuroMincho}{wapuroMinchofamily}{80年代〜90年代に使われていた初期のワープロ専用機においては,小さなビットマップフォントを拡大・補間処理することによって大きな文字の印字がなされていた。この「ワープロ明朝」は,独特の風情を持つその時代のワープロ拡大文字の書体を再現したフォントである。
ただし,あくまでそういうデザインというだけで,実体はれっきとした現代的アウトラインフォントである。
}
\例文出力{\riiPop{りいポップフォント}}{riiPop}{riiPopfamily}{「女の子っぽいポップ体」を目指して作られた,親しみやすくて楽しい雰囲気のフォントのフォント。}
\例文出力{\riiTegaki{りい手書きフォント}}{riiTegaki}{riiTegakifamily}{「りい」さんが,自分で紙に筆で一文字ずつ字を書いて,それをスキャンして作った手書き筆文字フォント。「かわいい筆文字」を目指して作られている。}
\例文出力{\ruri{るりいろフォント}}{ruri}{rurifamily}{ポールペン習字のように美しい,少し丸いフォルムの手書きフォント。}
\例文出力{\shunka{春夏秋冬}}{shunka}{shunkafamily}{TAKAYAさんが,自分の字をパイロットのハイテック$0.25\,\mathrm{mm}$で書いた字をイメージして作った手書きフォント。枠一杯に大きく書いているので,全体的には整った印象になり,フォーマルな場面でも使える。}
\例文出力{\shunkaB{春夏秋冬B}}{shunkaB}{shunkaBfamily}{春夏秋冬フォントのボールド版。}
\例文出力{\shunkaBB{春夏秋冬BB}}{shunkaBB}{shunkaBBfamily}{春夏秋冬フォントのエクストラボールド版。}
\例文出力{\kachou{花鳥風月}}{kachou}{kachoufamily}{春夏秋冬フォントの作者のTAKAYAさんが,より手書き感の強いフォントを目指して作ったフォント。三菱鉛筆のシグノ$0.28\,\mathrm{mm}$で書いた字をイメージして作られている。枠より一回り小さいサイズをベースにして,「へん」や「はらい」などが思い切ってのびのびと書かれている。また,できるだけ直線部分をなくすことで,優しいイメージが生み出されている。一字ずつを比べれば,「春夏秋冬」よりも手書きらしい字になっている。「春夏秋冬」よりも一回り小さいサイズの手書きフォント。}
\例文出力{\kachouB{花鳥風月B}}{kachouB}{kachouBfamily}{花鳥風月フォントのボールド版。}
\例文出力{\kachouBB{花鳥風月BB}}{kachouBB}{kachouBBfamily}{花鳥風月フォントのエクストラボールド版。}
\例文出力{\tsubasa{自由の翼フォント}}{tsubasa}{tsubasafamily}{TVアニメ『進撃の巨人』第二期オープニングテーマで使用されている書体を真似て作られたフォント。収録している漢字はJIS第一水準漢字までと少ない。}
\例文出力{\onryou{怨霊フォント}}{onryou}{onryoufamily}{珍しいフリーのホラーフォント。ただし等幅フォントでないフォントを,鉄\TeX では無理矢理等幅メトリックに当てはめて使っているため,行の右端や英数字に復帰する部分で,累積された文字幅のずれが大きく出てしまう。したがって,長い文章ではなく単語単位に限定して使うべきであろう。}
\例文出力{\hakidame{吐き溜フォント}}{hakidame}{hakidamefamily}{下町の寂れた駅裏通りをイメージして作られたフォント。怨霊フォントほどではないが,こちらも文字幅のずれによる影響が見られるため,単語単位に限定して使用するのがよいだろう。}
\例文出力{\wadaHosoMaru{和田研細丸ゴシック}}{wadaHosoMaru}{wadaHosoMarufamily}{Happy Hacking Keyboard の開発者としても知られる東大の和田英一名誉教授,およびその弟子であった田中哲朗氏(現在は東大情報基盤センター情報メディア教育研究部門准教授)によって開発され,フリーフォントとして公開された,細い丸ゴシックフォント。フォントの形状を示す線から複数のアウトライン形式の漢字を半自動合成する研究の副産物として得られた。}
\例文出力{\wadaChuMaru{和田研中丸ゴシック}}{wadaChuMaru}{wadaChuMarufamily}{和田研細丸ゴシックのウエイトを少し太くしたフォント。}
\例文出力{\meiryo{メイリオ}}{meiryo}{meiryofamily}{Vista 以降のWindowsに標準搭載され,日本語版Windowsの標準システムフォントとして使われているフォント。名称は「明瞭」に由来する。直線部分と曲線部分がはっきりし若干膨らんだ字形が印象的。これは,横組みでの可読性を重視して作成されたものである。縦横比$95:100$という若干横長な字面になっている。AppleのAqua Kanaとも雰囲気が似ている。
\par Macにはメイリオは付属していないが,Microsoft Officeをインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにメイリオがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft OfficeがインストールされていないMac上では使用できない。
}
\例文出力{\meiryoBold{メイリオボールド}}{meiryoBold}{meiryoBoldfamily}{メイリオのボールド版。Aqua Kana Bold と似ている。Microsoft OfficeがインストールされているMac上でのみ使える。}
\例文出力{\msmincho{MS明朝}}{msmincho}{msminchofamily}{言わずと知れた,Wordの標準フォント。\TeX で組んでも,MS明朝を用いれば,Wordらしい仕上がりの文書となる。これもMicrosoft OfficeがインストールされているMac上でのみ使える。}
\例文出力{\msgothic{MSゴシック}}{msgothic}{msgothicfamily}{こちらも言わずと知れた,Wordの標準フォント。企業のプレスリリースなどがこのフォントで公開されていてげんなりすることが多い。ゴシック体でありながら,アルファベットのIや全角ローマ数字Ⅰ,Ⅱ,Ⅲなどに“ひげ”が付いている点が特徴的。HやJには“ひげ”がないのに,これらにだけ“ひげ”が付いているのは,フォントのデザインとしては統一性が欠けるが,「ひげが付いていないと分かりにくい」という日本人の要望に応えて設計されているのであろう。\par このフォントも,Microsoft OfficeがインストールされているMac上でのみ使える。}
\例文出力{\GLAntique{GLアンチック}}{GLAntique}{GLAntiquefamily}{漫画の吹き出しで使われる,漢字部分はゴシック体,ひらがな・カタカナ部分は太明朝体となるフォント。}
\例文出力{\YOzStandardKana{Y.\!Oz標準かな}}{YOzStandardKana}{YOzStandardKanafamily}{オーソドックスなかなを持ち,特に縦書きにした場合にすっきりと読みやすいように設計されたペン字風手書きフォント。このフォントに始まるY. Oz かなシリーズには,JIS第四水準までの全ての漢字が収録されており,その収録グリフ数の多さも魅力的。}
\例文出力{\YOzStandardKanaBold{Y.\!Oz標準かなボールド}}{YOzStandardKanaBold}{YOzStandardKanaBoldfamily}{Y. Oz かなのボールド版。}
\例文出力{\YOzNewKana{Y.\!Oz新かな}}{YOzNewKana}{YOzNewKanafamily}{モダンな印象の懐の広いかなを持ち,横書きにした場合の可読性を追求したペン字風手書きフォント。}
\例文出力{\YOzNewKanaBold{Y.\!Oz新かなボールド}}{YOzNewKanaBold}{YOzNewKanaBoldfamily}{Y. Oz 新かなのボールド版。}
\例文出力{\YOzEducationKana{Y.\!Oz教育かな}}{YOzEducationKana}{YOzEducationKanafamily}{教科書体のかなの筆法を参考に,Y. Oz 新かなを微調整したペン字風手書きフォント。文字の学習用に最適。}
\例文出力{\YOzEducationKanaBold{Y.\!Oz教育かなボールド}}{YOzEducationKanaBold}{YOzEducationKanaBoldfamily}{Y. Oz 教育かなのボールド版。}
\例文出力{\YOzCuteKana{Y.\!Ozキュートかな}}{YOzCuteKana}{YOzCuteKanafamily}{ポップ体にも通じるような明るい表情のかなを持ち,全く別のフォントを使ったようなイメージを与える,ペン字風手書きフォント。}
\例文出力{\YOzCuteKanaBold{Y.\!Ozキュートかなボールド}}{YOzCuteKanaBold}{YOzCuteKanaBoldfamily}{Y. Oz キュートかなのボールド版。}
\例文出力{\YOzAntiqueKana{Y.\!Ozあんちっくかな}}{YOzAntiqueKana}{YOzAntiqueKanafamily}{アンチック系明朝体の表情を持ち,標準かな同様,特に縦組みにした場合に見やすくなるよう調整されたペン字風手書きフォント。}
\例文出力{\YOzAntiqueKanaBold{Y.\!Ozあんちっくかなボールド}}{YOzAntiqueKanaBold}{YOzAntiqueKanaBoldfamily}{Y. Oz あんちっくかなのボールド版。}
\例文出力{\YOzMouhitsuKaisho{Y.\!Oz毛筆楷書}}{YOzMouhitsuKaisho}{YOzMouhitsuKaishofamily}{Y.Oz かなシリーズの毛筆楷書版。}
\例文出力{\YOzMouhitsuKaishoBold{Y.\!Oz毛筆楷書ボールド}}{YOzMouhitsuKaishoBold}{YOzMouhitsuKaishoBoldfamily}{Y. Oz 毛筆楷書のボールド版。}
\例文出力{\YOzMouhitsuGyousho{Y.\!Oz毛筆行書}}{YOzMouhitsuGyousho}{YOzMouhitsuGyoushofamily}{Y.Oz かなシリーズの毛筆行書版。楷書版に比べてより崩し字になっている。}
\例文出力{\YOzMouhitsuGyoushoBold{Y.\!Oz毛筆行書ボールド}}{YOzMouhitsuGyoushoBold}{YOzMouhitsuGyoushoBoldfamily}{Y. Oz 毛筆行書のボールド版。}
\例文出力{\YOzMouhitsuGyoushoAntique{Y.\!Oz毛筆行書あんちっくかな}}{YOzMouhitsuGyoushoAntique}{YOzMouhitsuGyoushoAntiquefamily}{Y. Oz あんちっくかなの毛筆行書版。}
\例文出力{\YOzMouhitsuGyoushoAntiqueBold{Y.\!Oz毛筆行書あんちっくかなボールド}}{YOzMouhitsuGyoushoAntiqueBold}{YOzMouhitsuGyoushoAntiqueBoldfamily}{Y. Oz 毛筆行書あんちっくかなのボールド版。}
\例文出力{\AoyagiSoseki{青柳疎石フォント}}{AoyagiSoseki}{AoyagiSosekifamily}{書家の青柳疎石先生が字母を書き,青柳衡山がフォント化して作られた毛筆フォント。著作権が放棄されており,一切の条件が付かない完全フリーフォントとして公開されている。}
\例文出力{\AoyagiKouzanMouhitsu{青柳衡山毛筆フォント}}{AoyagiKouzanMouhitsu}{AoyagiKouzanMouhitsufamily}{書家の青柳衡山が揮毫・作成した毛筆フォント。約13,000字ものグリフが収録されている。著作権が放棄されており,一切の条件が付かない完全フリーフォントとして公開されている。}
\例文出力{\AoyagiKouzanT{青柳衡山毛筆フォントT}}{AoyagiKouzanT}{AoyagiKouzanTfamily}{書家の青柳衡山が揮毫・作成した毛筆フォント。こちらは収録グリフはJIS第一水準漢字までと少ない。}
\例文出力{\AoyagiKouzanGyousho{青柳衡山毛筆フォント行書}}{AoyagiKouzanGyousho}{AoyagiKouzanGyoushofamily}{書家の青柳衡山が揮毫・作成した毛筆行書フォント。JIS第二水準漢字までを収録。}
\例文出力{\AoyagiKouzanSousho{青柳衡山毛筆フォント草書}}{AoyagiKouzanSousho}{AoyagiKouzanSoushofamily}{書家の青柳衡山が揮毫・作成した毛筆草書フォント。JIS第二水準漢字までを収録。}
\例文出力{\AoyagiKouzanReisho{青柳衡山隷書フォント}}{AoyagiKouzanReisho}{AoyagiKouzanReishofamily}{書家の青柳衡山が揮毫した隷書体フォント。JIS第二水準漢字までを収録。}
%\例文出力{\Ricty{R\!\!i\!\!c\!\!t\!\!y}}{Ricty}{Rictyfamily}{プログラミング用に開発されたオープンソースフォント。画面上での視認性を高める目的で,半濁点を強調するなどの工夫が施されている。}
%\例文出力{\RictyBold{R\!\!i\!\!c\!\!t\!\!yボールド}}{RictyBold}{RictyBoldfamily}{Rictyのボールド版。}
%\例文出力{\RictyDiscord{R\!\!i\!\!c\!\!t\!\!y\!D\!\!i\!\!s\!\!c\!\!o\!\!r\!\!d}}{RictyDiscord}{RictyDiscordfamily}{Rictyの問題点を微修正したもの。画面上で使うと一部の文字についてRictyとの違いがあるが,\TeX で使うとRictyと区別が付かない。}
%\例文出力{\RictyDiscordBold{R\!\!i\!\!c\!\!t\!\!y\!D\!\!i\!\!s\!\!c\!\!o\!\!r\!\!dボールド} }{RictyDiscordBold}{RictyDiscordBoldfamily}{RictyDiscord のボールド版。}
\例文出力{\ArmedBanana{アームドバナナ}}{ArmedBanana}{ArmedBananafamily}{筆ペンで書いたような,柔らかみのある手書きフォント。}
\例文出力{\ArmedLemon{アームドレモン}}{ArmedLemon}{ArmedLemonfamily}{筆ペンで書いたような,柔らかみのある手書きフォント。アームドバナナより一回り細め。}
\例文出力{\habataki{はばたきフォント}}{habataki}{habatakifamily}{ペン習字のような,書き取りの手本になりそうな手書き系フォント。}
\例文出力{\honyaji{ほにゃ字フォント}}{honyaji}{honyajifamily}{名前の通りほにゃっとした,とても柔らかいフォント。小さいポイントで文章に使うと落ち着いた感じになり,大きいポイントで使うとほにゃほにゃ感が強くなる。ただし,れいこフォントと同様に,句読点の直後のスペースが大きく詰まってしまう欠陥があるので,句読点直後の位置に手動でスペースを入れるなど調整が必要。}
\例文出力{\kururin{くるりんフォント}}{kururin}{kururinfamily}{ひらがな・カタカナ・英数字がくるりんと巻いている,非常に癖の強いポップフォント。漢字部分は和田研細丸ゴシックが流用されているので巻いてはいない。欧文部分も従属欧文が用いられる。}
\例文出力{\memoFont{メモフォント}}{memoFont}{memoFontfamily}{メモ書き風味のフォント。「電話片手にメモってみた」「手帳に覚え書き」みたいな感じをイメージして設計されている。
作者曰く,漢字は収録されているものの,ひらがなとのバランスが悪いので,基本的にひらがなカタカナのみを推奨とのこと。「メモ書きなんだから普通あんまり漢字は使わないでしょ?」
}
\例文出力{\mikiyu{みきゆフォント}}{mikiyu}{mikiyufamily}{丸文字の手書き風フォント。}
\例文出力{\tanukiMagic{たぬき油性マジック}}{tanukiMagic}{tanukiMagicfamily}{油性マジックで書いたような手書き風フォント。}
\例文出力{\kowaiMincho{ふぉんとうは怖い明朝体}}{kowaiMincho}{kowaiMinchofamily}{欧文文字まで含めて全ての文字が揺れている,ホラー系フォント。}
\例文出力{\tetsubin{鉄瓶ゴシック}}{tetsubin}{tetsubinfamily}{Adobeのフリー和文フォントSource Han Sans(日本語名:源ノ角ゴシック,Google名:Noto Sans)をベースに作られた,味わいのあるごつごつした感じの極太ゴシックフォント。}
\例文出力{\keifont{けいふぉんと!\inhibitglue }}{keifont}{keifontfamily}{アニメ『けいおん!』のロゴのようなかな文字を持つポップ系フォント。漢字部分はAdobeの Source Han Sans(日本語名:源ノ角ゴシック,Google名:Noto Sans)が用いられている。}
\例文出力{\nukamiso{ぬかみそフォント}}{nukamiso}{nukamisofamily}{NINTENDO64の周辺機器64DDで動作する「ランドネットディスク」上のブラウザやメールソフトで使われていたフォントに似せて作られたフォント。}
\例文出力{\cinecaption{しねきゃぷしょん}}{cinecaption}{cinecaptionfamily}{映画の字幕風フォント。レトロな雰囲気を出すのに役立つ。}
\例文出力{\kokoroMincho{こころ明朝体}}{kokoroMincho}{kokoroMinchofamily}{角が丸く,優しさが感じられる珍しい明朝体フォント。縦にほっそりしているところに繊細さが感じられる。}
\例文出力{\SmartFontUI{スマートフォントUI}}{SmartFontUI}{SmartFontUIfamily}{文字通りスタイリッシュでクールなゴシック体フォント。縦が長めで可読性が高く,ロゴタイトルにも向く。}
\例文出力{\kanjukuGothic{かんじゅくゴシック}}{kanjukuGothic}{kanjukuGothicfamily}{熟成された味わいとレトロな雰囲気が魅力の書体。ガタガタとしたラフなラインが味わい深いロゴ・見出し用のデザインはまさに完熟。また程よい切れ込み(スリット)が、読みやすさと,個性の2つを生み出している。線のぶつかる部分が,どこか明朝体を彷彿させるエレメントになっているため,ゴシック体なのに明朝体を感じさせるデザインになっている。漢字グリフにはIPAexゴシックの改良版を収録している。}
\例文出力{\kanjukuGothic{ほっこりふぉんと}}{hokkori}{hokkorifamily}{毛筆で書いたようなやわらかい雰囲気のする明朝体。少しレトロな雰囲気もある。ただし縦書きは未対応。}
\例文出力{\PuchiKuma{ぷちくまふぉんと}}{PuchiKuma}{PuchiKumafamily}{丸っこい,ぷりぷりっとした手書き風フォント。}
\例文出力{\PuchiKumaBold{ぷちくまふぉんと太め}}{PuchiKumaBold}{PuchiKumaBoldfamily}{ぷちくまふぉんとのボールド版。}
\例文出力{\PuchiKumaHeavy{ぷちくまふぉんともっと太め}}{PuchiKumaHeavy}{PuchiKumaHeavyfamily}{ぷちくまふぉんとのエクストラボールド版。}
\例文出力{\PuchiKumaLight{ぷちくまふぉんと細め}}{PuchiKumaLight}{PuchiKumaLightfamily}{ぷちくまふぉんとのライト版。}
\例文出力{\sanafon{さなフォン}}{sanafon}{sanafonfamily}{少し細めの,サインペンとかボールペンで書いたような感じの手書き風フォント。なお,このフォントに始まるさなフォンシリーズフォントは,「フォン」であって「フォント」ではないというのが作者のこだわりとのこと。}
\例文出力{\sanafonGyou{さなフォン業}}{sanafonGyou}{sanafonGyoufamily}{仕事で宛名書きなどに使う,少し行書っぽい文字。
ややフォーマルな用途にも使えるように,字の形に気を配って作られている。仕事=業務で使う行書っぽい文字ということで,「ぎょう」の意味をかけて,「さなフォン業」と名づけられた。}
\例文出力{\sanafonKaku{さなフォン角}}{sanafonKaku}{sanafonKakufamily}{マジックで書いたような,POP風の書体。}
\例文出力{\sanafonMaru{さなフォン丸}}{sanafonMaru}{sanafonMarufamily}{細めのマジックやサインペンで書いたような感じの丸文字フォント。}
\例文出力{\sanafonMugi{さなフォン麦}}{sanafonMugi}{sanafonMugifamily}{ささっとざっくり書いた,ハネやはらいがほとんどない手書き風フォント。素朴であっさりしており,まっすぐな所にピョコピョコ飛び出してる感じなので「さなフォン麦」と名づけられた。}
\例文出力{\sanafonYu{さなフォン悠}}{sanafonYu}{sanafonYufamily}{サインペンや細マジックで書いたような,ラフ書きの丸文字フォント。さなフォン丸と似ているが,更に手書き感が増している。}
\例文出力{\tegakiZatsu{手書き雑フォント}}{tegakiZatsu}{tegakiZatsufamily}{個人が趣味で作成している手書きフリーフォントであるが,その割に収録グリフ数が非常に多いのが売り。JIS第四水準漢字までの全てを含む,約3万字ものグリフを収録している。手書きフォントゆえ,一部の文字では筆画の省略もなされている点に注意。}
\例文出力{\tegakiZatsuBold{手書き雑フォント ボールド}}{tegakiZatsuBold}{tegakiZatsuBoldfamily}{手書き雑フォントのボールド版。}
\例文出力{\amemuchiGothicOne{飴鞭ゴシック W1}}{amemuchiGothicOne}{amemuchiGothicOnefamily}{文字の線端に丸みとトゲの両方がある。それぞれを「飴と鞭」にたとえて『飴鞭ゴシック』と名付けられたフォント。本文や見出しなどにちょっとしたアクセントが欲しいときに使える。細めのウェイトのものは上品・レトロなイメージ。Yahoo!のTV CMでも用いられたほどの人気フォント。}
\例文出力{\amemuchiGothicTwo{飴鞭ゴシック W2}}{amemuchiGothicTwo}{amemuchiGothicTwofamily}{『飴鞭ゴシック』の2番目のウェイト。}
\例文出力{\amemuchiGothicThree{飴鞭ゴシック W3}}{amemuchiGothicThree}{amemuchiGothicThreefamily}{『飴鞭ゴシック』の3番目のウェイト。}
\例文出力{\amemuchiGothicFour{飴鞭ゴシック W4}}{amemuchiGothicFour}{amemuchiGothicFourfamily}{『飴鞭ゴシック』の4番目のウェイト。}
\例文出力{\amemuchiGothicFive{飴鞭ゴシック W5}}{amemuchiGothicFive}{amemuchiGothicFivefamily}{『飴鞭ゴシック』の5番目のウェイト。}
\例文出力{\amemuchiGothicSix{飴鞭ゴシック W6}}{amemuchiGothicSix}{amemuchiGothicSixfamily}{『飴鞭ゴシック』の最も太いウェイト。インパクトを持たせるのに役立つ。}
\例文出力{\irohaKakuClassicExtraLight{いろは角クラシック ExtraLight}}{irohaKakuClassicExtraLight}{irohaKakuClassicExtraLightfamily}{源ノ角ゴシックの派生フォント。古風な字形と現代的なシャープさとを併せ持った,使い勝手のよいフォント。}
\例文出力{\irohaKakuClassicLight{いろは角クラシック Light}}{irohaKakuClassicLight}{irohaKakuClassicLightfamily}{いろは角クラシックの2番目のウェイト。}
\例文出力{\irohaKakuClassicRegular{いろは角クラシック Regular}}{irohaKakuClassicRegular}{irohaKakuClassicRegularfamily}{いろは角クラシックの3番目のウェイト。}
\例文出力{\irohaKakuClassicMedium{いろは角クラシック Medium}}{irohaKakuClassicMedium}{irohaKakuClassicMediumfamily}{いろは角クラシックの4番目のウェイト。}
\例文出力{\irohaKakuClassicBold{いろは角クラシック Bold}}{irohaKakuClassicBold}{irohaKakuClassicBoldfamily}{いろは角クラシックの最も太いウェイト。}
\例文出力{\irohaMaruLight{いろはマル Light}}{irohaMaruLight}{irohaMaruLightfamily}{源ノ角ゴシックの派生フォント。丸ゴシックながらどことなくレトロ感が漂う。ひらがな・カタカナは,ふにゃっとしていたりガタつきがあったりと,味とあたたかみの効果を持っている。}
\例文出力{\irohaMaruRegular{いろはマル Regular}}{irohaMaruRegular}{irohaMaruRegularfamily}{いろはマルの2番目のウェイト。}
\例文出力{\irohaMaruMedium{いろはマル Medium}}{irohaMaruMedium}{irohaMaruMediumfamily}{いろはマルの最も太いウェイト。}
\例文出力{\irohaMaruMikamiLight{いろはマル みかみ Light}}{irohaMaruMikamiLight}{irohaMaruMikamiLightfamily}{「いろはマル」とかな部分は共通で,漢字部分を「自家製 Rounded M+」フォントに差し替えたもの。}
\例文出力{\irohaMaruMikamiRegular{いろはマル みかみ Regular}}{irohaMaruMikamiRegular}{irohaMaruMikamiRegularfamily}{いろはマルみかみの2番目のウェイト。}
\例文出力{\irohaMaruMikamiMedium{いろはマル みかみ Medium}}{irohaMaruMikamiMedium}{irohaMaruMikamiMediumfamily}{いろはマルみかみの最も太いウェイト。}
\例文出力{\mushin{無心フォント}}{mushin}{mushinfamily}{作者がただひたすら無心で書き殴った手書きフォント。かなりザクザクしているので,小さめサイズで使うのがお勧めとのこと。欧文部分も従属欧文が用いられる。}
\例文出力{\JKGothic{JKゴシック}}{JKGothic}{JKGothicfamily}{ひらがな・カタカナ部分が,女子高生の書いた文字をイメージして作られた丸っこいデザインになっている,かわいらしいゴシック体フォント。ただし作者は女子高生ではないとのこと。「全体的に丸っこい」「懐は大きめだがこじんまりとした感じ」「曲線の最後は控えめ」という,女子高生の手書き文字の特徴群を再現しようと作られている。ただし,漢字部分にはフリーのM+フォントが用いられているため,女子高生風ではない。}

\例文出力{\SourceHanSansExtraLight{源ノ角ゴシック ExtraLight}}{SourceHanSansExtraLight}{SourceHanSansExtraLightfamily}{2014年にAdobeとGoogleが共同開発したオープンソースのOpenTypeフォント。Adobe側ではSource Han Sans(日本語名「源ノ角ゴシック」),Google側ではNoto Sansという名前を持つ。両者は名前が異なる以外は同一である。Notoとは「No Tofu」を意味する。Tofuとは,文字化けしたときに表示される□が「豆腐」と呼ばれることに由来する。すなわち,Googleが文字化けを根絶することを目指してこのフォントを設計した意気込みが,その命名に込められているのである。}
\例文出力{\SourceHanSansLight{源ノ角ゴシック Light}}{SourceHanSansLight}{SourceHanSansLightfamily}{Adobeの源ノ角ゴシックの,細い方から2番目のウエイト。源ノ角ゴシックには7種類ものウエイトが用意されている。}
\例文出力{\SourceHanSansNormal{源ノ角ゴシック Normal}}{SourceHanSansNormal}{SourceHanSansNormalfamily}{Adobeの源ノ角ゴシックは,著名な書体設計士である西塚涼子氏によってデザインされた。シンプルで線幅の太さがかなり均質な画線で構成される,現代的デザインのフォントである。タブレットやスマートフォンなどの小型デバイスでも読みやすくなるよう設計されている。そのシンプルさにもかかわらず,伝統的なサンセリフの書体デザインに固有の優美さも残している。}
\例文出力{\SourceHanSansRegular{源ノ角ゴシック Regular}}{SourceHanSansRegular}{SourceHanSansRegularfamily}{Adobeの源ノ角ゴシックのRegularウエイト。}
\例文出力{\SourceHanSansMedium{源ノ角ゴシック Medium}}{SourceHanSansMedium}{SourceHanSansMediumfamily}{Adobeの源ノ角ゴシックのMediumウエイト。}
\例文出力{\SourceHanSansBold{源ノ角ゴシック Bold}}{SourceHanSansBold}{SourceHanSansBoldfamily}{Adobeの源ノ角ゴシックシリーズの,太い方から2番目のウエイト。}
\例文出力{\SourceHanSansHeavy{源ノ角ゴシック Heavy}}{SourceHanSansHeavy}{SourceHanSansHeavyfamily}{Adobeの源ノ角ゴシックシリーズの最も太いウエイト。}

\例文出力{\SourceHanSerifExtraLight{源ノ明朝 ExtraLight}}{SourceHanSerifExtraLight}{SourceHanSerifExtraLightfamily}{2017年に開発された,「源ノ角ゴシック」の明朝版となる,オープンソースのOpenTypeフォント。}
\例文出力{\SourceHanSerifLight{源ノ明朝 Light}}{SourceHanSerifLight}{SourceHanSerifLightfamily}{Adobeの源ノ明朝の,細い方から2番目のウエイト。源ノ明朝には,源ノ角ゴシックと同様,7種類ものウエイトが用意されている。}
\例文出力{\SourceHanSerifRegular{源ノ明朝 Regular}}{SourceHanSerifRegular}{SourceHanSerifRegularfamily}{Adobeの源ノ明朝のRegularウエイト。}
\例文出力{\SourceHanSerifMedium{源ノ明朝 Medium}}{SourceHanSerifMedium}{SourceHanSerifMediumfamily}{Adobeの源ノ明朝のMediumウエイト。}
\例文出力{\SourceHanSerifSemiBold{源ノ明朝 SemiBold}}{SourceHanSerifSemiBold}{SourceHanSerifSemiBoldfamily}{Adobeの源ノ明朝シリーズの,太い方から3番目のウエイト。}
\例文出力{\SourceHanSerifBold{源ノ明朝 Bold}}{SourceHanSerifBold}{SourceHanSerifBoldfamily}{Adobeの源ノ明朝シリーズの,太い方から2番目のウエイト。}
\例文出力{\SourceHanSerifHeavy{源ノ明朝 Heavy}}{SourceHanSerifHeavy}{SourceHanSerifHeavyfamily}{Adobeの源ノ明朝シリーズの最も太いウエイト。}

\例文出力{\HaranoAjiGothicExtraLight{原ノ味ゴシック ExtraLight}}{HaranoAjiGothicExtraLight}{HaranoAjiGothicExtraLightfamily}{原ノ味フォントは,Adobeの「源ノ角ゴシック」「源ノ明朝」を,細田真道氏が日本語\TeX エンジンから扱いやすいAdobe-Japna1-7準拠のフォントに組み直したものである。見た目は源ノフォントと全く同一であるが,\TeX エンジンから扱いやすいフォーマットであるため,\mtt{\\ajMaru}などのOTFパッケージの機能,従属欧文,縦組対応などの機能が,ヒラギノフォントと同様にフルセットで使えるようになっている。それゆえ,\TeX{} Live 2020からは,従来のIPAフォントに代わり,日本語\LaTeX エンジンの標準和文フォントとして採用された。鉄\TeX においても,基本フォント・追加フォントのいずれとしてもフル機能で使えるようになっている。ただし,\ajMaru{51}以降の丸数字など,Unicodeに収録されていないグリフは源ノフォントには収録されていないため,原ノ味フォントでも出力できない。}
\例文出力{\HaranoAjiGothicLight{原ノ味ゴシック Light}}{HaranoAjiGothicLight}{HaranoAjiGothicLightfamily}{源ノ角ゴシック LightをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiGothicNormal{原ノ味ゴシック Normal}}{HaranoAjiGothicNormal}{HaranoAjiGothicNormalfamily}{源ノ角ゴシック NormalをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiGothicRegular{原ノ味ゴシック Regular}}{HaranoAjiGothicRegular}{HaranoAjiGothicRegularfamily}{源ノ角ゴシック RegularをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiGothicMedium{原ノ味ゴシック Medium}}{HaranoAjiGothicMedium}{HaranoAjiGothicMediumfamily}{源ノ角ゴシック MediumをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiGothicBold{原ノ味ゴシック Bold}}{HaranoAjiGothicBold}{HaranoAjiGothicBoldfamily}{源ノ角ゴシック BoldをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiGothicHeavy{原ノ味ゴシック Heavy}}{HaranoAjiGothicHeavy}{HaranoAjiGothicHeavyfamily}{源ノ角ゴシック HeavyをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}

\例文出力{\HaranoAjiMinchoExtraLight{原ノ味明朝 ExtraLight}}{HaranoAjiMinchoExtraLight}{HaranoAjiMinchoExtraLightfamily}{源ノ明朝 ExtraLightをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiMinchoLight{原ノ味明朝 Light}}{HaranoAjiMinchoLight}{HaranoAjiMinchoLightfamily}{源ノ明朝 LightをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiMinchoRegular{原ノ味明朝 Regular}}{HaranoAjiMinchoRegular}{HaranoAjiMinchoRegularfamily}{源ノ明朝 RegularをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiMinchoMedium{原ノ味明朝 Medium}}{HaranoAjiMinchoMedium}{HaranoAjiMinchoMediumfamily}{源ノ明朝 MediumをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiMinchoSemiBold{原ノ味明朝 SemiBold}}{HaranoAjiMinchoSemiBold}{HaranoAjiMinchoSemiBoldfamily}{源ノ明朝 SemiBoldをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiMinchoBold{原ノ味明朝 Bold}}{HaranoAjiMinchoBold}{HaranoAjiMinchoBoldfamily}{源ノ明朝 BoldをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}
\例文出力{\HaranoAjiMinchoHeavy{原ノ味明朝 Heavy}}{HaranoAjiMinchoHeavy}{HaranoAjiMinchoHeavyfamily}{源ノ明朝 HeavyをAdobe-Japan1-7準拠に組み直したフォント。}

%\例文出力{\DFPReisho{DFP隷書体}}{DFPReisho}{DFPReishofamily}{Microsoft Office 2011に付属してくるダイナフォント製の隷書体フォント。Microsoft Office 2011をインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにこのフォントがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft Office 2011がインストールされていないMac上では使用できない。}
%\例文出力{\DFPKantei{DFP勘亭流}}{DFPKantei}{DFPKanteifamily}{Microsoft Office 2011に付属してくるダイナフォント製の勘亭流フォント。勘亭流とは,歌舞伎の外題や看板などに用いる太くうねりのある様式化された書き文字で,骨太で威勢のよい江戸歌舞伎の感性をデザイン化したもの。江戸時代に書家岡崎屋勘六が始めたといわれ,千客万来を願って,内へと入る運筆で枠一杯に隙間なく書かれるのが特徴。Microsoft Office 2011をインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにこのフォントがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft Office 2011がインストールされていないMac上では使用できない。}
%\例文出力{\DFPMarugo{DFP太丸ゴシック体}}{DFPMarugo}{DFPMarugofamily}{Microsoft Office 2011に付属してくるダイナフォント製の太丸ゴシック体フォント。Microsoft Office 2011をインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにこのフォントがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft Office 2011がインストールされていないMac上では使用できない。}
%\例文出力{\DFPKyokasho{DFP教科書体}}{DFPKyokasho}{DFPKyokashofamily}{Microsoft Office 2011に付属してくるダイナフォント製の教科書体フォント。Microsoft Office 2011をインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにこのフォントがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft Office 2011がインストールされていないMac上では使用できない。}
%\例文出力{\DFPKaisho{DFP中楷書体}}{DFPKaisho}{DFPKaishofamily}{Microsoft Office 2011に付属してくるダイナフォント製の楷書体フォント。Microsoft Office 2011をインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにこのフォントがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft Office 2011がインストールされていないMac上では使用できない。}
%\例文出力{\DFPSoukin{DFP痩金体}}{DFPSoukin}{DFPSoukinfamily}{Microsoft Office 2011に付属してくるダイナフォント製の痩金体フォント。痩金体は,力強く硬い線で書かれる楷書体の書風の一つ。Microsoft Office 2011をインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにこのフォントがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft Office 2011がインストールされていないMac上では使用できない。}
%\例文出力{\DFPGyosho{DFP行書体}}{DFPGyosho}{DFPGyoshofamily}{Microsoft Office 2011に付属してくるダイナフォント製の行書体フォント。Microsoft Office 2011をインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにこのフォントがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft Office 2011がインストールされていないMac上では使用できない。}
%\例文出力{\DFPShounanGyousho{DFP祥南行書体}}{DFPShounanGyousho}{DFPShounanGyoushofamily}{Microsoft Office 2011に付属してくるダイナフォント製の祥南行書体フォント。Microsoft Office 2011をインストールすると自動的にシステムにインストールされる。鉄\TeX では,システムにこのフォントがインストールされている場合に限って,それを参照する形で\TeX に貼り込むことを実現している。そのため,Microsoft Office 2011がインストールされていないMac上では使用できない。}
\end{document}