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せつめい

chemfig/chemfigサンプル.tex化学・構造式 chemfighybrid

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\documentclass[b4j,landscape,twocolumn,10pt,twoside,noaux]{tetsujsarticle}
\usepackage{tetsuchem}
\makeatletter

\begin{document}

\小見出し{せつめい}

chemfigの仕様では,\chemfig{CH3 - OH} のように書いたとき,「H原子とO原子を結合させる」という認識で,まずCとHの原子間距離が設定され,次に添字を打った上で結合が出力されます。

その結果,\chemfig{CH - OH} のように添字がない場合と,\chemfig{CH3 - OH} のように添字がある場合では,結合の長さが違ってしまいます。

それは chemfig の仕様上避けられないことのようなので,鉄TeXでは,やむなく !- および != という記号を定義してあります。これは,単結合及び二重結合の長さを1.14倍に伸ばして出力する記号と定義してあります。それにより,\chemfig{CH3 !- CH - OH} のように打ったときに,添字のある結合とない結合での長さがほぼ揃うようになります。

異なる長さが必要な場合には,一般には

\chemfig{CH3 -[,1.4] OH}

\noindent のように打つ必要があります。これは1.4倍に伸ばすという意味です。

一般に,結合の後には [ ] オプションで,最大4つのオプション引数を指定できます。

\verb/\chemfig{CH3 -[:90,1.5,2,1] OH}/

のように指定します。

\begin{箇条書き}
\item 第1引数の :90 は,90度方向に結合を伸ばすという意味です。負の角度も含めて任意の角度が指定できます。
\item 第1引数を : なしで書くと,45度の倍数での指定を意味します。例えば,CH3 -[3] OH と指定すれば,135度方向に -OH という結合が伸びます。ただし0〜7の整数のみが認められ,負の値は指定できません。
\item 第2引数の 1.5 は,結合の長さを1.5倍に引き伸ばすことを意味します。
\item 第3,4引数の 2,1 の部分は,左の原子団(CH3)の2つ目の原子(H)と,右の原子団(OH)の1つ目の原子(O)を結ぶ結合を作ることを意味します。これらのオプションは,特に斜めや上下方向に結合を伸ばすときに役立ちます。
\item 後ろの方の不要なオプション引数は略せます。例えば角度のみが必要な場合は -[:60] のような指定で,角度と長さが必要な場合は -[:-90,1.5] のように指定できます。
\item 長さのみが必要な場合は,第1引数をスキップするために空のコンマを打ちます。 -[,1.5] のようにします。
\item 2つの原子の後に ? を打っておくと,その2つの原子が結合されます。環構造を作るときに使います。例えばシクロブタンは

\br{.5}

\chemfig{C?H2 -[,1.4] CH2 -[2,1.4] CH2 -[4,1.4] C?H2}

\noindent のように書けます。(結合の長さは全部1.4倍に引き伸ばしています。)
\end{箇条書き}




\小見出し{一行で書ける構造式の比較}

\ce{H - O - O - CH2 - CH2 - CH=CH - CH2 - C#C - CH3}

\chemfig{H - O - O - CH2 !- CH2 !- CH=CH - CH2 !- C~C - CH3}

\ce{CH3 - CO - CH2 - NO2}

\chemfig{CH3 !- CO - CH2 !- NO2}

\ce{3CH3CH2CH2 - CO - CH2 - NO2}

\chemfig{3CH3CH2CH2 !- CO - CH2 !- NO2}

\ce{CH2=CH-CH2-CH=CH2}

\chemfig{CH2!=CH-CH2!-CH=CH2}

\br1

\小見出し{枝分かれのある構造式}

\br{.5}

\chemfig{H-C(=[:90]O)-O-CH(-[2]CH3)- CH2 !-CH3}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- C(=[:90]O)-O-CH(-[2]CH3)- CH2!-CH3}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- CH(-[2]CH3) - CH2 !- OH}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- C([:90]-CH3)([:-90]-OH) - CH3 }

\br{.5}

\chemfig{CH3!-C(=[:90]O)-H}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- CH([:-90]-OH)- CH2 !- CH3}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- C([:90]-CH3)([:-90]-OH) - CH3 }

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- CH ([:90]-CH3)-CH2!-OH}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- C([:-90]=O)- CH3}

\br{.5}

\chemfig{H - C([:90]=O)- OH}

\br{.5}

\chemfig{CH3!-CH2!-C(=[2]O)-ONa}

\br{.5}

\chemfig{CH3  !- CH(-[6]OH) -CH2 !- CH3}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- CH(-[2]CH3) - CH2 !- OH}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- C([:90]-CH3)([:-90]-OH) - CH3 }

\br{.5}

\chemfig{H -[:-45,1.2] C(-[:-135,1.2]H)=C(-[:45,1.2]CH3)-[:-45,1.2] C(-[:-135,1.2]H)=C(-[:45,1.2]H) -[:-45,1.2] H}


\br1

\小見出し{不斉炭素原子の表示}

\br{.5}

\chemfig{CH3 !- CH2 !- ^{*}CH(-[6,,2]OH) - CH3}

\br1

\小見出し{反応式}

\br{.5}
\chemfig{CH3 !- CH(-[:-90]OH) - CH2 !- CH3 +} \ce{(CH3CO)2O}\ce{->}\chemfig{CH3!-C(=[:90]O)-O-CH(-[2]CH3)- CH2!-CH3} + \ce{CH3COOH}

\br{.5}

\[
 \underset{\text{アセチレン}}{\支柱*[0pt][13pt]{\ce{HC\tbond CH}}}
 \ce{->C[H2O][(HgSO4)]}\underset{\text{ビニルアルコール}}{\left[\niju{H}{H}{H}{OH}\right]}
 \ce{->C[~~~~~~~~~]} \underset{\text{アセトアルデヒド}}{\支柱*[0pt][15pt]{\chemfig{CH3!-C(=[:90]O)-H}}}
\]

\br{.5}

\[\underset{\text{ホルムアルデヒド}}{\支柱*[5pt][5pt]{\chemfig{H - C([:90]=O)- H}}}
\ce{->C[~~酸化~~]}
\underset{\text{ギ酸}}{\支柱*[5pt][5pt]{\chemfig{H - C([:90]=O)- OH}}}
\ce{->C[~~酸化~~]}
\underset{\text{炭酸}}{\支柱*[5pt][5pt]{\chemfig{HO - C([:90]=O)- OH}}}
\ce{->C[~~分解~~]}
\ce{CO2 + H2O}
\]




\br1

\小見出し{エステル化}

\br{.5}

\chemfig{H - C(=[2]O) -}\!\点線枠囲み[線分長=1pt,間隔=1pt,fboxsep=2pt]{\chemfig{OH + H}}\chemfig{O - CH (-[2]CH3) - CH2 !- CH3} \ce{->}  \chemfig{H-C(=[:90]O)-O-CH(-[2]CH3)- CH2 !-CH3 + H2O} 

\br1

\小見出し{環状化合物}

\br{.5}

\chemfig{O=[:-90]C?-[:-150]C(-[:150]H)=[:-90]C(-[:-150]H)-[:-30]C(=[:-90]O)-[:50,1.3]O?}


\br1

\小見出し{ベンゼンの側鎖}

\br{.5}

\ophenyl{\chemfig{C(=[:90]O) - O - CH3}}{\chemfig{O - C(=[:-90]O) - CH3}}

\br1

\小見出し{\ce{(CH2)4}など}

\br{.5}

\chemfig{CH3 - {(}CH2{)}4 -[,1.4] CH (-[2]CH3) - CH3}

\newpage

\小見出し{芳香族化合物}

\br{.5}

使い方:\verb.\benzenefig{*6(=-=-=-)}. でベンゼンが書けます。

\br{.5}

\benzenefig{*6(=-=-=-)}

\br{1}

それに枝を付けることでどんどん伸ばしてゆけます。

\br{.5}

\benzenefig{*6(=-=(-[,1.4]CHO)-=-)}

\br{.5}

\benzenefig{*6(=-=-(-[,1.2]CHO)=-)}

\br{1}


\verb/\benzenefig/ を使った場合は添字の上げ下げは自動ではなされないので,\verb/CH_3/ のように書く必要があります。

\br{.5}

\benzenefig{*6(=-(-[,1.2]CH_3)=(-[,1.2]CH_3)-=-)}

\benzenefig{*6(=-(*6(-=-=-))=-=-)}

\benzenefig{*6(=-=(*6(-=-=-))-=-)}

\benzenefig{*6(=-=-(*6(-=-=-))=-)}

\benzenefig{*6(=-(*6(-=(*6(-=-=-))-=-))=-=-)}

\benzenefig{*6(=-(*6(-=-(*6(-=-=-))=-))=-=-)}


\benzenefig{[:30]*6(=-(-N=[,1.4]N-*6(-*6(-=-=-)=-=-(-HO)=))=-=-)}

\br{1}

*6 の部分を **6 にすれば中が円のベンゼン環になります。

\br{.5}

\benzenefig{[:30]**6(--(-N=[,1.4]N-**6(-**6(-----)----(-HO)-))----)}


\br{1}

?を2箇所に付けることで環をつなげます。

\br{.5}

\benzenefig{*6(=-(-[,1.2]C?(=[:-90,1.4]O))=(-[,1.2]C(=[2,1.4]O)-[:-30,2]O?)-=-)}

\br1

環状構造を2つ以上作りたい場合は,?[a] と ?[b] のように,?にラベルを付けて,どことどこを結びたいのかを明示します。

\br{.5}

\chemfig{C?[a]H2 -[,1.3] C?[b]H -[,1.2] CH2 -[:-90,1.3] CH2 -[:180,1.2] C?[b]H-[:180,1.3] C?[a]H2}


\br1

\小見出し{高分子}

\小小見出し{ポリビニルアルコール}
\br{.5}

\chemfig{{\hamidasi(3pt,-5pt)[L]{$\Biggl[$}} - CH2 !- CH(-[6]OCOCH3) -[,2.8] {\raisebox{-5pt}{\makebox[0zw][r]{$\Biggr]_n$\hspace{-2pt}}}}}

\br{.5}

\chemfig{{\hamidasi(3pt,0pt)[L]{$\Bigggl[$}} - C(-[2]H)(-[6]H) !- C(-[2]H)(-[6]OCOCH3) -[,3] {\makebox[0zw][r]{$\Bigggr]_n$\hspace{-5pt}}}}

\br1

\小小見出し{ポリイソプレン}

\br{.5}

\chemfig{{\hamidasi(2pt,16pt)[L]{$\biggggl[$}} - CH2 -[:45,1.4] C (-[:135,1.4,,2] CH3\ \ {}) =  C(-[:45,1.4]H) -[:-45,1.4] CH2 -[,1.2] {\makebox[0zw][r]{\hamidasi(0pt,16pt)[L]{$\biggggr]_n$}\hspace{10pt}}}}


\br1

\小小見出し{クロロプレン}

\br{.5}

\chemfig{H -[:-45,1.2] C (-[:-135,1.2] H) = C (-[:45,1.2] Cl) -[:-45,1.2] C(-[:-135,1.2] H) = C (-[:45,1.2] H) -[:-45,1.2] H}

\br1


\小見出し{イオン}

\小小見出し{オキソニウムイオン}

\br{.5}

\chemfig{H -[,1.14] O {\hamidasi(0zw,0zw)[L]{${}^+$}} (-[6,1.14]H) -[,.75,,,dotted,line width=0pt,dash pattern=on 0pt off 20pt,color=white]  -[,.75]H}

\br1

\小小見出し{ケイ酸イオン}

\br{.5}

\chemfig{ $\makebox[0pt]{\vphantom{O}}$^{-} O !- Si (-[2] O {\hamidasi(0pt,0.8pt)[L]{\ce{{$\vphantom{O}$}^-}}} {}) (-[6] O {\hamidasi(0pt,0.8pt)[L]{\ce{{$\text{\fsize{0.1pt}\textcolor{white}{i}}$}^-}}} {}) -[,1.24] O^{-}}


\br1

\小見出し{配位結合}

\br{.5}

\chemfig{H - N(-[:90,,,,-stealth]H)(-[:-90,,,,->]H) -[,1.4,,,-latex] H}



\newpage

\小見出し{その他}


{
\nousece
\setatomsep{3em}
\setbondoffset{2pt}
\setcrambond{2pt}{}{}
\chemfig{
  HO-[2,.5,2]?<[7,.7](-[2,.5]OH)-[,,,,line width=2.4pt](-[6,.5]OH)>[1,.7]
    (-[:-65,.7]O-[:65,.7]?[b](-[2,.7]CH_2OH)<[:-60,.707](-[6,.5]OH)
      -[,,,,line width=2.4pt](-[2,.5,,2]HO)>[:60,.707](-[6,.5]CH_2OH)-[:162,.9]O?[b])
  -[3,.7]O-[4]?(-[2,.3]-[3,.5]HO)
}
\hspace{4zw}
\setatomsep{2em}
\chemfig{
  H_3C-[:72]N
    *5(-*6(-(=O)-N(-CH_3)-(=O)-N(-CH_3)-=)--N=-)
}
}

\end{document}