例外①:\ceが下線内の先頭にある場合は \uce は不適切
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\documentclass[a3paper,landscape,10pt,noaux]{tetsujsarticle}
\usepackage{tetsuchem}
\pagestyle{empty}
\余白設定[% デフォルトでは一行字数を四捨五入により整数zwに調整する。\余白設定* だと一行字数を切り上げで整数zwに調整,\余白設定** だと調整しない。
上余白=1.4truecm,
下余白=上余白,
左余白=1.414truecm,
左右差=0truecm,
段間隔=6zw,% B4横を2段組にしてB5縦を2枚並べたように見せるときには 段間隔=対称 とする。
段組の仕切り線の太さ=.5truept,
ヘッダの縦幅=0truept,
ヘッダ下端と本文上端の縦間隔=0truept,
ヘッダと本文を仕切る線の太さ=0truept,
本文下端とフッタ下端の縦間隔=0truept,
本文とフッタを仕切る線の太さ=0truept,
傍注領域の幅=0zw,
本文端と傍注領域との間隔=0truept,
傍注同士の縦間隔=\baselineskip,
奇数ページの傍注位置=右,
偶数ページの傍注位置=左,
傍注の一部利用=しない,
]
\newcommand{\誤}[2]{\見出しぶら下げ*[1zw]{\inhibitglue (誤)\inhibitglue }{#1~⬅~\gt{#2}}}
\newcommand{\正}[2][]{\見出しぶら下げ*[1zw]{\inhibitglue (正)\inhibitglue }{#2%
\ifthenelse{\equal{#1}{}}{}{%
~⬅~\gt{#1}}}%
}
\newcommand{\優}[2][]{\見出しぶら下げ*[1zw]{\inhibitglue (優)\inhibitglue }{#2%
\ifthenelse{\equal{#1}{}}{}{%
~⬅~\gt{#1}}}%
}
\fboxsep3pt
\begin{document}
下線中で \verb/\ce/ を直接使うと,地の文で使った場合と異なり,前後の和文との間に空白が入らず詰まってしまいます。また,下付き添字と下線が接触してしまいます。
\br{.5}
\正{ここで溶液に\ce{NH3}を通じると,}
\誤{ここで\下線{溶液に\ce{NH3}を通じる}と,}{生の \mtt{\\ce} を使うと詰まりすぎる。また,下線位置を調整しないと下付き添字と下線が接触する。}
\br{.5}
下付き添字と下線との接触を防ぐためには,下線系命令のオプションとして \mtt{[position=-4.5pt]} を付け加えます。\mtt{\\丸数字下線} などの命令でもこのオプションは有効です。また,前後の和文との間に空白を加えるためには,\verb/\ce/ の代わりに \verb/\uce/ (underlined ce の意)を用います。
\br{.5}
\正{ここで溶液に\ce{NH3}を通じると,}
\正[\mtt{\\uce} を使うと前後に適切なスペースが空く]{ここで\下線[position=-4.5pt]{溶液に\uce{NH3}を通じる}と,}
\br{.5}
ただし,\bgt{「下線中では常に \mtt{\\ce} の代わりに \mtt{\\uce} を使えばよい」という単純な話でもありません}。次のようなケースですと,\mtt{\\uce} を使うと余分なスペースが空いてしまいます。こういうときは,\mtt{\\ce} を使って,空けるべき部分に手動で半角スペースを空けます。
\br{1}
\小見出し{例外①:\mtt{\\ce}が下線内の先頭にある場合は \mtt{\\uce} は不適切}
\正{ここで\ce{NH3}を通じると,}
\誤{ここで\下線[position=-4.5pt]{\ce{NH3}を通じる}と,}{生の \mtt{\\ce} を使うと右が詰まりすぎる}
\誤{ここで\下線[position=-4.5pt]{\uce{NH3}を通じる}と,}{\mtt{\\uce} を使うと左まで空いてしまう}
\正[\mtt{\\ce} を使った上で,右だけ手動でスペースを空けるのが適切]{ここで\下線[position=-4.5pt]{\ce{NH3} を通じる}と,}
\br{1}
\小見出し{例外②:\mtt{\\ce}が下線内の末尾にある場合は \mtt{\\uce} は不適切}
\正{ここで,沈殿した\ce{AgCl},\ce{PbCl2}に対して,}
\誤{ここで,\下線{沈殿した\ce{AgCl}},\ce{PbCl2}に対して,}{生の \mtt{\\ce} を使うと左が詰まりすぎる}
\誤{ここで,\下線{沈殿した\uce{AgCl}},\ce{PbCl2}に対して,}{\mtt{\\uce} を使うと右まで空いてしまう}
\正[AgClは \mtt{\\ce} を使った上で,左だけ手動でスペースを空けるのが適切]{ここで,\下線{沈殿した \ce{AgCl}},\ce{PbCl2}に対して,}
\br{1}
\小見出し{例外③:\mtt{\\ce}が下線内の末尾かつ直後が和文文字の場合は下線の外側にもスペースが必要}
\正{ここで,沈殿した\ce{AgCl}と\ce{PbCl2}に対して,}
\誤{ここで,\下線{沈殿した\ce{AgCl}}と\ce{PbCl2}に対して,}{生の \mtt{\\ce} を使うと左が詰まりすぎる}
\誤{ここで,\下線{沈殿した\uce{AgCl}}と\ce{PbCl2}に対して,}{\mtt{\\uce} を使うと右まで空いてしまう}
\誤{ここで,\下線{沈殿した \ce{AgCl}}と\ce{PbCl2}に対して,}{AgClは \mtt{\\ce} を使った上で,左だけ手動でスペースを空けるだけでは,右が詰まりすぎる}
\正[AgClは \mtt{\\ce} を使った上で,左だけ手動でスペースを空け,かつ下線後にもスペースを挿入して調整]{ここで,\下線{沈殿した \ce{AgCl}} と\ce{PbCl2}に対して,}
\br{1}
\小見出し{例外④:下線内の約物直前の場合は \mtt{\\uce} は不適切}
\正{ここで,沈殿中には\ce{AgCl},溶液中には\ce{Cu^2+}が含まれる。}
\誤{ここで,\下線{沈殿中には\ce{AgCl},溶液中には\ce{Cu^2+}が含まれる}。}{生の \mtt{\\ce} を使うと和文との接触部が詰まりすぎる}
\誤{ここで,\下線{沈殿中には\uce{AgCl},溶液中には\uce{Cu^2+}が含まれる}。}{全て \mtt{\\uce} を使うとAgClの後が空きすぎる}
\正[AgClは \mtt{\\ce} を使った上で,左だけ手動でスペースを空けるのが適切]{ここで,\下線{沈殿中には \ce{AgCl},溶液中には\uce{Cu^2+}が含まれる}。}
\br1
特に,このケースで \mtt{\\uce} を使ってしまうと,禁則処理が効かないのでひどい結果になります。
\ihspace{3zw}\fbox{\parbox{11.9zw}{%
ここで,\下線{沈殿中には\uce{AgCl},溶液中には\uce{Cu^2+}が含まれる}。そこで……
}}\gt{~⬅~下線中の約物直前で \mtt{\\uce} を使ってしまった場合}
\br{1}
\小見出し{例外⑤:下線内の約物直後の場合は \mtt{\\uce} は不適切}
\正{この溶液中には,\ce{Cu^2+}が含まれる。}
\誤{この\下線{溶液中には,\ce{Cu^2+}が含まれる}。}{生の \mtt{\\ce} を使うと和文との接触部が詰まりすぎる}
\誤{この\下線{溶液中には,\uce{Cu^2+}が含まれる}。}{\mtt{\\uce} を使うと左まで空いてしまう}
\正[\mtt{\\ce} を使った上で,右だけ手動でスペースを空けるのが適切]{この\下線{溶液中には,\ce{Cu^2+} が含まれる}。}
\優[\mtt{\\ce} を使った上で,右だけ手動で \mtt{\\hspace\{\\xkanjiskip\}} を入れるのが最も正しい]{この\下線{溶液中には,\ce{Cu^2+}\hspace{\xkanjiskip}が含まれる}。}
\end{document}